掲示板に戻る / 戻る
女教師真理、第一話 (2006年2月〜2006年4月作品)


女教師、真理 鶴岡次郎 投稿日:2006/02/27 (月) 15:53
1 初出勤の朝

指定された8時の一時間前に油井真理は、校門をくぐり職員室に入りました。9
時始業ですから、職員は未だ誰も出勤していません。職員室のドアーは用務員が
早朝、開けることになっていて、真理もこのことは知っていました。
ドアノブをゆっくりまわして、ソーと押すと、少し軋み音がしてドアーは開きま
した。窓にはカーテンがまだ引かれていて、昨日閉じ込められたままの澱んだ空
気が漂っています。

カーテンを開けるとまぶしい朝の光がサーッと差し込んできました。ここが今日
から自分の職場だと感慨を込めて真理は室内を見渡しています。30ほどの机が
窓側と廊下側に比較的ゆったりとスペースをとって並んでいて、書類が山のよう
に積みあがられた机があり、一方では綺麗に机の上が片付けられていて、花瓶さ
え置いてある机もあります。室内はチョッと埃っぽい匂いがします。
そうだこの匂いだったと真理は、その匂いをいっぱい吸い込みました。

もう10数年以上前になりますが、真理は小学生の頃を思い出しています。職員
室に行く時はいつも緊張して、何度も髪に櫛を当て、服装をチェックして、おず
おずと木の扉を開けて、そこで一礼していると、この懐かしい匂いがワーッと体
を包むのです。室内の先生の眼が一斉に自分に向けられている気がして、緊張し
て体がすくむような思いになります。担任の先生の席まで歩いている脚が自分の
ものでないようなそんな気がして、足が地に付かない、なにやら晴れがましい気
分になるのです。先生に用件を伝え終わると、急いでその場を去り、木の扉を閉
めて、大きな吐息をついて、やっと普段の真理に戻ることが出来ました。それで
も、真理はこの部屋に入ることが嫌ではなかったのです。

今日、真理は先生としてこの小学校に就任しました。校長先生に挨拶をして、訓
辞を受けることになっています、それから職員室に自分の机がもらえることにな
ります。
上下おそろいの紺のスーツに白のブラウス、目立たない銀のネックレスとイヤリ
ングをつけています。身長160ほどで、Eカップの胸と豊かな臀部が、地味に
装えば装うほど、彼女の艶やかな魅力を強調しているようです。スカートは膝ぎ
りぎりの長さにして、肌色のストッキングをガータで止めています。真理は多毛
で、局部が濡れ易く、パンストを穿くと蒸れて、そこに異常が起こり易い体質な
ので、ガータを愛用しています。

髪は肩までの長さで、先端をゆるやかにカールさせています。学生の頃は少し染
めていたのですが、いまは艶やかな暗色です。睫がながく、やや濃い肌色と黒目
勝ちの大きな瞳が真理の特徴で、鼻筋から唇にいたる丸い線が、真理の印象を優
しいものにしています。ややピンクを強調した濡れたルージュが、教室にはすこ
し不釣合いですが、若さがその艶やかさを帳消しにして、全体として清楚な印象
を醸し出しています。肌につけた香水がかすかに匂って、潤いの無い室内に急速
に拡散しています。

「ああ・・・ん、ダメ・・・・、早く・・・、ムム・・・」
突然、この場には絶対ありえない、あってはならない声が聞こえてきました。真
理はその声を最初、猫の鳴き声と思って、聞き流していたのです。3度目のやや
高い声を聞いて、少し耳を澄ませるとそれは間違いもなく、密やかな女の声です。
真理は独身ですが、年相応の性経験があり、恋人もいたので、その声が女性のあ
の時の声だと直ぐ気がつきました。それにしても、早朝とはいえ、職員室の近く
で絡み合うとは、真理は少し頬を紅潮させて、その声を意識の中から消そうとし
ています。

「ああ・・ん、いい・・・、もっと・・、もっとよ・・」
その声は真理の思いとは逆に、さらに明瞭に大きくなっています。絡み合う男女
は始業時間が迫っているので、早くことを済ませようと焦って、つい、声が高く
なっているのでしょう。
職員室の左隣に仮眠施設なぞ多目的に使える日本間があり、声はどうやらそこか
ら響いてくるようです。その部屋へは職員室から直接行き来できるようになって
いて、職員室の隅、入口のドアーとは反対の位置にその部屋に通じるガラスの引
戸があります。艶やかな声はその引戸の向こうから響いてきています。

「・・先生、もっと、ああ・・、逝くわ、いい・・、いい・・、逝く・・・ゥ」
女性が逝った気配です。真理の股間が妙に疼いて、少し、濡れだしています。こ
こにいてはまずいと思い、真理は職員室の出口ドアーに向かいました。その時隣
の部屋と通じる戸が開いて、男が一人出てきました。振向いた真理とその男は眼
をそらす間も無いタイミングで視線を会わせてしまいました。

「おはようございます。今日からお世話になります油井真理と申します」
真理は咄嗟に頭を下げて、そのまま扉の外へ出ようとその男に背を向けました。
「あっつ、待って、チョッと待って・・・、
私は6年担当の柳井と言います、どうぞよろしく」
男は40代後半の、やや頭髪の薄い、丸いメガネを掛けた小柄な太った男です。

女教師、真理(2) 鶴岡次郎 投稿日:2006/02/28 (火) 14:14
男は青いトレーニングジャージのパンツを穿いていますが、急いでパンツを穿い
たせいで、左の足が未だ外に出ていない状態で、そのままスリッパを履いていて、
太った腹がパンツの上から顔を出して、白いショーツも股間まで露になっていま
す。上は、ランニング下着のままで、手にジャケットを持っています。その格好
で、真理に挨拶をしているのです。その気で見れば情事直後の男と思えないこと
はないのですが、そうした男の色気を感じさせる風貌ではなく、だらしがない中
年男としか見えません。それでも真理は女です、男の股間を思わず見てしまいま
した。そこは普通の状態で、真理の期待した異常現象は見当たりません。

「柳井先生・・、待って・・ェ、いつもこうなんだから・・、
ねえ、私のショーツ持っていない・・、ああ、あったわ・・・
もう・・・、終わったら、いつだって自分だけサッサとて出て行くのだから、
女はそうは行かないのよ・・・ああ・・久しぶりで良かったわ・・・・、
もっと時間が・・・・、エッツ・・あなた・・・、誰」
黒のタイトスカートのジッパーを開いて、白いブラウスの裾をその中に押し込み
ながら、甘えた声を張り上げて女が出てきました。ショートにまとめた髪の毛が
乱れて、ブラウスのボタンは未だ所々外れていて、ブラが見えます。

女は、真理を見つめて、スカートのジッパーを締めるのも忘れて、その場に凍り
付いて立っています。ストッキングは未だ履いていないようです。
真理はここでも、簡単な自己紹介をして頭を下げました。そして、今度は振り返
らないでドアーを開けて職員室から出ました。後ろから女の声を聞いたような気
がしましたが、真理は真っ直ぐ洗面所へ向かいました。
個室に入り、股間のぬめりを始末して、そこを出ると、先ほどの女が洗面台で身
支度をしています。

「大変なところを見られたわね、私、三年担当の新藤敦子よ、よろしく」
30台半ばの清楚な感じの女性で、真理と同じほどの身長で、胸は小ぶりで、全
体にスレンダーな体系です。黒髪をショートにカットしていて、それにブラッシ
ングすると、きりっとしたいい女に戻りました。カバンからパンティ・ストッキ
ングを取り出し、その場で器用に穿き始めました。白いスキャンテイをつけてい
て、股間に大きな染みが浮き上がっています。敦子は濡れたそこを特に隠そうと
もしないで、ゆっくりストッキングを履き終えました。

敏感な真理の鼻腔を女性特有の濃い性臭が襲っています。男の匂いは感じ取れま
せん、防具を着けて交わったのだと真理は理解しました。敦子の股間の染みを見
て、真理は先ほど職員室で聞いた敦子の悩ましい声を思い出し、あの無骨な柳井
のものがそこに入っている様子を想像して、熱いものが股間から改めて湧き上
がってくるのを感じ、先ほど始末した股間にまた濡れを感じ始めています。

「柳井先生とは、時々、早朝、時間を示し合わせてあそこで抱き合っているのよ、
ご推察のとおり、不倫の仲よ、彼は二人の子持ちで、奥さんとは仲がいいのよ、
どちらかと言うと私が誘って、抱き合うことが多いわね
私は、3年前に離婚したバツ一女よ、5年間続いた夫婦だったけれど、
彼が女を作って、家を出て行ったのよ、子供はいないわ、どう、これが全部よ」
敦子は、鏡に向かって、化粧を直しながら、てきぱきと事務的に事の顛末を告白
しました。

「勿論、秘密の仲よ、絶対、誰も知らないと思うわ、自分で言うのも変だけれど、
柳井先生と私は、チョッと不釣合いでしょう。だから、親しく話し合っていても
誰もそんな関係を想像しないのよ。
出来たら、貴方が今日見たことは黙っていて欲しいの、私はともかく、彼の家庭
を壊したくないのよ、どうかしら・・・そう、ありがとう、借りが出来たわね」
真理がこっくり頷くのを見て、敦子は鏡の中でにっこり真理に笑いかけました。

淡い肌色のファンデーションをはたきこみ、明るいピンク系のルージュを引くと、
面長で細い目に特徴がある敦子はきりっとした凄さのある美人に戻りました。
敦子が言うように、これほどの女がデブで、チビでその上頭髪が少し薄い柳井と
男女の関係にあるとは誰にも想像できません。真理は敦子ににっこり微笑みを返
して、この人とは仲良くなれそうだと、直感的に思っています。

「さあ、行きましょう、もう校長先生が待っておられるはずよ、私が案内してあげる」
白いブラウスをきりっと着て、形の良い臀部を黒のタイトスカートに包んで、
ローヒールの黒シューズの踵を鳴らしながら、真理の先に立って敦子は歩き始め
ました。このお尻が少し前までは男の下で蠢いていたのだと真理はある感慨で見つ
めています。職員室の隣にある校長室に近づくと真理の頭の中から今朝の事件は
すっかり消えました。ただ、緊張して敦子の後を歩いています。

女教師、真理(3) 鶴岡次郎 投稿日:2006/03/01 (水) 23:10
油井真理は私大の英文科を卒業した後、大手商社に就職したのですが、期待した
仕事に就けなかったことなどで、入社時に持っていた情熱をすっかり無くした上、
恋愛関係にあった同じ会社の工藤勝也といろいろあって別れることになり、新天
地を求めてと言うよりは、逃げるようにして商社を退職しました。
幼い頃から憧れていた教職につく決意をしたのはこの頃のことです。

大学で教職課程の単位を取得していて、資格は持っていたのですが、そう簡単に
教職に付けるとは勿論思っていませんでした。父の友人である斉藤数馬が県の教
育委員をしていて、彼の力と、商社退職以来の真理の努力が実って、商社を辞め
て以来実に2年ぶりに小学校の教職の口がついに手に入りました。最初の一年は
見習い期間です。

真理の体の中にまた仕事への情熱が湧き上がってきました。不思議なことに仕事
への思いが熱くなると、体が燃えて肌寂しく思う夜がまた戻ってきました。恋人
と別れて2年、真理がその気になることはほとんどなかったのですが、久しぶり
にベッドで自分を慰め、全身が蕩けるようなあの快感を味わったのは初出勤を明
日に控えた昨夜のことです。

真理の新しい勤務先は生徒数400名ほどの都心からかなり離れた小さな町にあ
る小学校です。真理の希望は自宅近くの都市部の小学校だったのですが、そうし
たところは配属希望者が多くて、競争が激しく、真理のように中途採用の経歴で
すと、どうしても最初は田舎の学校に配属されることになります。

この地方は野菜の産地として有名なところで、生徒の多くはそういった農家の子
弟です。大きな消費地を直ぐ近くに持っていること、豊かな自然と水資源に恵ま
れていることなどの好条件で、野菜農家は比較的裕福で、そのせいか、住民の気
性も穏やかで、昔ながらの人情が残されていて、親切な人の多いところです。

この町は三方を山に囲まれ、唯一開いた北側から、きれいな清流に沿って、私鉄
が都心まで延びていて、ここから都心まで電車で150分ほどの距離です。無理
すれば自宅から通える距離だったのですが、この町に慣れるため、真理は農家の
離れ屋を借りて一人暮らしをすることに決めました。真理には初めての一人暮ら
しです。週末には父母の待つ自宅に真っ直ぐ帰ることにしています。

敦子に案内されて校長室に入りました。この学校に就職することが決まった時、
真理が「おじさま」と呼んでいる、県教育委員の斉藤に連れられて、一度校長の
佐藤とは挨拶を済ませていて、顔馴染みになっています。
「やあ、油井先生、ご就任おめでとう、先ほど斉藤君からも電話があったよ、
おや、新藤先生とはもう挨拶は済んだようだね、それは良かった・・・
一番年が近いから、席は新藤さんの側にしたはずだよ、
新藤先生、油井先生をよろしくね・・・」

新藤敦子が、二人に会釈して校長室から出て行きました。一人取り残された
真理を佐藤校長は、穏やかな目で眺めています。白髪、50過ぎの痩身で、
面長の顔に、ふちなしメガネを掛けた、笑顔を絶やさない好紳士です。
校長は真理にソファーに座るようすすめて、型どおりの訓辞を真理に与えま
した。そして、立ち上がり校長室に隣接した職員室に通じる扉を開けて、そ
こで待っていた米田教頭を部屋に呼び込みました。

農夫のように日焼けして、頭が禿げていてすでに老域に入った感じのする米
田は笑顔を浮べて真理に歓迎の挨拶をしました。親切な隣の小父さんという
感じで、真理はこの教頭がすっかり好きになりました。
教頭から5年一組の担任を任せるとの辞令を受けて、半月ほどはその教頭が
後見人として、教室でいろいろ教えてくれることも決まりました。明日から、
さっそく授業が始まります。

緊張の連続だった一日があっという間に過ぎて、夕日を背中に浴びながら、
今日から自分の城になる、下宿に真理は戻りました。さすがに一日の疲れが
出て、食事の準備もしないで、真理はベッドに身を投げ出し、今日一日のこ
とをあれこれ思い出しています。この下宿も斉藤と校長が話し合って、あそ
こなら学校も近く、大家もしっかりしているからいいだろうと決めたくれた
もので、裕福な農家の広い庭にポツンと離れて建てられた一軒家です。もう
既に亡くなった先代主の隠居所だったところです。6畳と4畳半の畳部屋が
ある、いわゆる2DKの離れ屋で、6畳の部屋にベッドを置いて、ここを彼
女の寝室にしています。
大家の母屋は、広い庭の向こうにあり、近くを流れる清流の音が聞こえる、
静かな下宿です。学校へは徒歩10分ほどの距離で、清流沿いに道をとり、
この町で唯一のスーパ・マーケット、マルヤの前を過ぎると学校が見えます。

疲れで、いつの間にか眠ってしまった真理は、隣の四畳半から聞こえる物音
に気がついて眼を覚ましました。二時間以上眠り込んでいたのでしょう、夕
暮れ時間はとっくに過ぎて、あたりは真っ暗な闇夜で、母屋の明かりが庭の
木々を照らし出しているのが真理の部屋から見えます。勿論真理の家はどの
部屋も電灯は点いていません。
何か悪い夢を見ている思いで、寝ぼけた頭の中で必死に考えるのですが、そ
れは夢などではなく、はっきりと隣の音が聞こえます。引越してきて、今日
が最初の夜で、物音が聞こえてくるその部屋は、何も家具を置いてない、未
だ整理していない部屋です。

寝ぼけた頭がしだいにはっきりしてくると、隣の部屋に確かに誰か人が潜ん
でいる気配です。それも複数で、低い男の声がします。真理は真っ暗な中で、
ベッドに横たわり、恐怖で体が金縛りにあったように、手足を動かすことも、
声を出すこともできません。
ただ、ベッドに横たわっているだけで、大きな眼をいっぱいに開いて、隣の
部屋の物音に聞き耳を立てています、気がつけばキャミソールとスキャンテ
イの姿で寝ています。これではあまりに無防備で、窓から逃げ出すことも出
来ません。パジャマはベッドの側の箪笥にあるはずです。せめてそれだけで
も身につけたいと真理は思っているのですが、ここを動けば、その瞬間、隣
に居る男に襲われる恐怖心がその行動すら封じ込んでいます。

女教師、真理(4) 鶴岡次郎 投稿日:2006/03/02 (木) 12:17
そうだ、逃げる時はシーツを体に巻いて逃げよう、かけっこは自信があります。
母屋までなら一気に駆けて、男に追いつかれない自信があります。そう思うと
少し落ち着いてきました。金縛りになっていた体も何とか動かすことが出来そ
うです。ゆっくり上半身を起こし、ベッドに座ることが出来ました。シーツを
ゆっくり体に巻きつけ、そして窓の錠をはずして、腰までの高さがある窓枠を
乗り越える動作を頭の中で何度かシュミュレーションしました。

「ああ・・・ん、万吉さん・・、いいわ・・、もっと・・」
な、なんと、隣の四畳半で男と女が抱き合っているのです。真理は恐怖心が
ゆっくり体から消えて、手足の血の循環が良くなって行く気分です。自分が襲
われる心配はともかく消えたと真理は思いました。
耳を澄ませると、その女の声に聞き覚えがあります。声の主は母屋の若嫁で、
確か良子と呼ばれていました。大家に挨拶に行った時、お茶を出してくれて、
少し話をした仲で、二十歳過ぎの可愛い人だけれど、何となく好きになれない
女だと真理が思った若嫁さんです。

真理は声の主が良子だと判るとさらに落ち着きました。良子の夫は地元の農協
に勤める、久雄と自己紹介していました。
それでは、良子が喘ぎながらその名を呼んでいる男、万吉とは誰なのか、真理
は恐怖心に代わり好奇心がだんだんに膨らんできました。それに、なんだって
ここで抱き合っているのだろう。今日からここは真理の部屋だと良子は知って
いるはずです。
様子では、二人の絡みはもう終わりに近づいていて、良子の声は断末魔に近い
ものになっていて、あたりを憚らないもので、その声の高さは真理が自分の耳
を慌てて塞いだほどです。女が絶叫して果て、続いて男の低い唸り声がして、
あたりに静寂がもどり、二人の荒い息音だけがその静けさを破っています。

朝出勤した学校で男女の絡み声を聞かされ、下宿に帰ってまた、他人の喘ぎ声
を聞かされることになったのです。この町はどうなっているのだと、真理は怒
りがふつふつと湧きあがってきました。
真理自身は気がついていませんが、朝、敦子の不倫の絡みで刺激され、そして
今また良子の喘ぎ声に刺激されて、真理の若い体の中に肉の欲望が泡立ち、そ
れが癒される手立てがない状態で、欲求不満となり、真理は少しいらいらして
いるのです。

真理は怒りをぶつけるようにベッドの上に立ち上がりました。もう物音を気遣
う必用は有りません、勿論恐怖も消えています。その物音に気がついたので
しょう、隣の喘ぎ声が突然止まって、じっとこちらの様子を覗っている気配で
す。真理はそれにも構わず、6畳間の灯りを点け、境の襖を思い切って開けま
した。

毛深い男の臀部が真理の眼に飛び込んできました。男は真理に背を向けて、女
の両脚を肩に担いで、深々と肉棒を良子の亀裂に挿入して、女の上に倒れこん
でいるのです。剛毛が生えた臀部の間に黒い袋がぶら下がり、その先に、良子
の亀裂と陰毛が見えます。灯りを受けて、そのあたりがいちめんに濡れて、
ヌラヌラと光っています。

真理は他人の情事をこんなに近くで見るのは初めてです。怒りを抑え切れなく
て、境の襖を開けたのですが、予想した以上の淫靡な景色に真理の怒りが吹っ
飛んで、彼女は魅入られたように男と女の接合点を見つめています。

悲鳴に似た驚きの声を上げて、男が立ち上がり、真理を見つめて呆然と立ち尽
くしています。ややその勢い失っていますが、女の股間から今、抜き出された
ばかりの、意外に大きなものが愛液に濡れて、真理に向かってその筒先を向け
ています。よく見るとその先端から白い粘液が垂れ落ちて、糸を引いて畳の上
に流れ落ちています。

「いや・・・・・・、ダメ・・・」
男の生々しい股間をいきなり見せつけられて、真理は思わず声を出してしまっ
て、咄嗟に口に手をあて、大きな眼を開いて、それでも男の股間をじっと見詰
めています。男は真理の視線を感じて慌てて両手でそれを隠していますが、と
ても隠しきれるものではなく、手の陰から亀頭が恥ずかしげに顔を出していま
す。その先端から中に吐き出し切れなかった白い液が垂れています。真理の視
線の強さに負けて、男は大きな体を折り曲げて、裸をさらした少女のように蹲
りました。

男が暴力的な行為に出る様子で無いと判ると、真理はさらに落ち着いてきて、
かなりいじわるな気持ちになってきました。
自分の部屋に勝手に入り込んだ他人のセックスを見せ付けられて、真理は怒
りと欲望の混ざり合った奇妙な気分で、体全体を高揚させています。彼女自
身キャミソールとスキャンテイ姿でいることも気にならなくなっています。
むしろ、無意識に股間を開いて、染みの広がっているその部分を男に見せ付
けています。勿論、男は真理の下着姿を楽しむ余裕はなく、ただ怯えた目つ
きで真理の眼の光を覗っています。

床に寝て、男のものをその亀裂に深々と入れていた良子はようやく事情が理解
できた様子で、物憂げに体を起こしました。あきれるほど多毛な陰毛に飾られ
た亀裂から精液を垂れ流しているのが真理からも良く見えます。大陰唇は年の
割には黒ずんでぶ厚く、陰毛を掻き分けるようにして外に大きくはみだしてい
て、それが精液と女の淫液でべっとり濡れて灯りに光っています。

良子は開き直った様子で女同士である安心感もあって、ことさら裸体や、股間
を隠す素振りを見せません。良子の股間から男の精液の香りがムワーと立ち上
がり、敏感になっている真理の嗅覚を刺激しています。真理は良子の股間を見
て、昼間の可愛い姿から想像も出来ないこの女の淫乱な一面を垣間見た思いに
なって、不快な思いでそこから視線をそらして、男の体に眼を戻しました。

女教師、真理(5) 鶴岡次郎 投稿日:2006/03/03 (金) 23:46
ほとんど全身を覆う黒い体毛、男の両手から食み出しているやや勢いを失った肉
棒、そして体と股間から立ち上がる強い男の香り、その全てが真理に襲い掛かり、
若い肉体を一気に高めています。真理はスキャンテイの股間に、疼くような快感
が湧きあがってくるのを心地よく感じていて、もうそこは滴るほど濡れています。
そこに指を添えて思い切り触り、指を挿入して、その中を心行くまでかき回した
いのですが、まさか二人の見ている前でそれは出来ません。

真理はベッドに腰を下ろして二人を見下ろす姿勢のまま、膝を崩して、踵をそっ
とその部分に押し当て、ぐりぐりと踵をそこに押し付けました。痺れるような快
感がそこから全身に広がり、真理はかろうじて声を押さえ込み、少し首を後に反
らして、眼を閉じて大きく息を吸い込みました。その様子を良子が白く光る目で
じっと見ています。真理が今どんな感情に浸りきり、何をしているか、女である
良子にはよく判るのです。

真理は二人の絡みを見て、そして万吉の素晴らしい股間を見て、完全に感じてい
る、良子はそう思いました。良子の中に優越感に似た感情が沸きあがり、真理に
もっと自分たちの関係を見せ付けたい奇妙な欲望がわきあがっています。良子は
ゆっくり脚を拡げて、その部分が真理から良く見えるように姿勢を変えました。
その弾みで亀裂から白い粘液が泡立ちながら押し出されて、畳を濡らしています。

「ああ・・・、流れる・・・、流れるわ、ムム・・・・」
良子は亀裂から臀部へ、精液がゆっくり流れ出す感触を感じ取り、彼女もまた首
を後にそらせて、眼を閉じ、軽く唇を開き低い呻き声を出しています、その瞬間
良子は真理のことも忘れて、軽く逝くほど感じています。
その側で蹲り、成り行きをじっと見守っている裸体の万吉、そんな二人を見なが
ら、亀裂を踵で刺激してそこから愛液を滴らせている真理、三人三様の沈黙の時
間がゆっくり流れています。辺りには濃い性臭が立ち込め、目もくらむような淫
靡な雰囲気を醸し出しています。

「ああ・・、真理先生、居たの・・・、
今日は、実家に帰ると言っていたわよね・・・」
真正面から灯りを受けて良子が真理をまぶしそうに見ながら、少しなじるような
調子で訊ねています。そう言われてみて初めて、朝ここを出る時、今晩は実家に
帰って、向こうに泊まって、明日の朝、実家から直接学校に出る予定を、良子に
話したことを真理は思い出しました。

学校に出てみると早朝から敦子の艶っぽい事件があり、校長先生に訓話を聞いた
後は、職員室で全職員に紹介され、昼休み校内放送を使って、生徒たちに就任の
挨拶をしたのです。いろいろの人に会って、緊張の連続ですっかり疲れて、とて
も実家に帰る元気が出なくて、下宿にまっすぐ帰ってきて食事も摂らないで、そ
のまま寝込んでしまっていたのです。良子はそれを知らないで、今日は真理がい
ないので今まで使っていたあの部屋が空いていると思って、男を引き込んだので
す。

「今日は疲れたから、予定を変更して、ここに帰ってきて、
隣の部屋で寝込んでしまっていたのよ・・・・」
良子に事情を説明しながら、だんだんに落ち着きを取り戻した真理は改めて、男
の体と股間を遠慮なく、じろじろ眺めています。男は、二人の女の前で大きな裸
体を出来る限り縮めて、もうすっかり萎えてしまった股間を手で隠しながら、ど
うしたら良いか判らない様子で、途方に暮れています。

男の裸をこんなに近くで見るのも、真理には初めての経験です。男が両手を使っ
て必死で隠しているのですが、両手から溢れた、肉棒の先端や付け根が良く見え
ます。男の両手からはみ出した男根は並外れた立派なサイズだと男性経験の浅い
真理にも良く判ります。亀頭は赤銅色に輝き、カリは申し分なくバーンと張って
いて、恋人のものしか知らない真理には、それとは全く違う生き物のように見え
ます。真理はその黒い物体を見て、息苦しくなるほど高まっています。真理は男
根を見て自分がこれほどまでに高まることが信じられない思いです。

男は毛深い方で、胸毛から陰毛まで、黒々と体毛がとぎれることなく渦巻いて、
生え揃っていて、それがそのまま、大腿部から、両脚まで続いています。真理は
毛深い男が好きで、胸毛を見るだけで濡れだすのです。真理はそんな男の体を楽
しむ余裕が出来て、踵で刺激を続けている股間をべっとりと濡らしています。も
う、スキャンテイは色が変わるほど濡れて、妖しい香を発散させているはずです。

男は20歳代後半の年頃で、両肩がバーンと張って、胸板も厚く、かなり鍛えた
肉体を持っていて、180センチを超える身長があるようです。ただその立派な
体の上に乗っている顔が、なんとも面白く、愛嬌があり、真理は思わず笑いをも
らしそうになったほどです。
こんなに大胆な情事をする割には小心者らしく、じっと下を向いて、かしこまっ
ています。顎が顔全体の半分を占めていると錯覚するほど長く、その割に目が小
さくて、立派な眉毛の下で申し訳なさそうに、ポツンと位置しています。

「そうだったの、貴方がいるのはぜんぜん気がつかなかったわ・・・・・、

女教師、真理(6) 鶴岡次郎 投稿日:2006/03/04 (土) 22:49
「そうだったの・・・、実家へは帰らなかったのね
貴方がいるのはぜんぜん気がつかなかったわ、
ごめんなさいね、他の場所にすればよかったのだけど、
今日は貴方がいなくて、未だこの部屋は、家具も荷物も入っていない状態だと
知っていたから、チョッと借りるつもりになったのよ、本当にごめんなさい」
良子がようやく落ち着きを取り戻したようで、真理の家に入り込んだことを謝っ
て、裸のまま頭を下げています。それでも良子は開いた股間も、ぬめぬめと濡れ
て光る乳房も隠そうとしません。むしろ絡みを真理に見られたことを何となく楽
しんでいる風情さえ覗えます。

「最初から聞いていたの・・、そう・・・、途中から・・
でも全部見られてしまって・・、恥ずかしいわ・・・、
私、大きな声を出していたでしょう・・、この人とやるといつもこうなのよ・
この人、大きくて強いのよ・・・、だから、私いつも気絶するのよ、ふふ・」
良子は体をくねらせて、万吉との情事が良かったことを真理に告げて、こぼれ
るような淫乱な目で、側に縮こまっている万吉を流し目で見ました。良子はも
うこの家に無断で押入ったことを忘れたように、万吉との情事を真理に話すこ
とに夢中になっています。どちらかといえば良子は理性より欲望に忠実に生き
るタイプのようです。そんな良子の様子を見て真理は生理的な嫌悪感を良子に
持ち始めています。

「この人、隣町の万吉さん、私の幼馴染なのよ、貴方がここに来るまで、
空き家だったこの部屋で、私達、時々会っていたのよ
今日はこの部屋の最後の夜にしようとおもって、
私が無理に誘ったの、万吉さんは反対したのだけれど、
最初は庭の隅でキッスして、それで別れるつもりだったの、
でも、私がもう我慢できなくなって・・・・・
貴方がいないことが判っていたので、この家に彼を誘ったのよ・・・・」
良子の口ぶりでは、彼女がこの家にお嫁に来て以来、浮気は続いているようです。

先ほどからごそごそとまわりを探し回っていた男がショーツをやっと探し出し、
それを穿き終わり、少し安心した様子で、畳の上に胡坐をかいて座り込んでい
ます。男のショーツの前が性液で濡れて、そこに大きな染みが広がっているの
が、真理から良く見え、薄い布を押し上げている立派な亀頭が透けて見えます。
真理には露出している肉棒より、濡れた布越しに見える亀頭がより扇情的な眺
めです。ムラムラと真理は股間に違和感を持ち始めていて、もう、眼を逸らそ
うとしても、そこへつい目が行ってしまいます。

一方、良子は裸のままで、股間から精液が流れているのさえ、隠そうとしない
で、甘えた声を出して、万吉のとの関係を真理にくどくどと得意そうに説明し
ています。そうした淫蕩な話をすることが楽しいようで、話していて彼女自身
も興奮してきて、時々自分の股間に手を添えて、そこを軽く刺激しています。
真理はベッドの上に座り込んで二人の様子を睨みつけるように見ています。膝
を大きく開いて、べっとり濡れたショーツの股間を万吉に見えるようにして、
キャミソールの胸を持ち上げる乳房を誇らしげに男に曝しています。真理自身
は気がつきませんが、どこかで良子の魅力と競っている真理が居るようです。

「勿論、久雄さんには内緒の中よ、ここにお嫁に来る前から
万吉さんとは関係があって、それ以来隠れて、週に一度ほど会っているの
私のために万吉さんはお嫁さんを貰わないと言ってくれて・・・・、
彼、独身を守って、ご両親と一緒に隣町で野菜を作っているのよ・・・・
ねえ・・、見たでしょう・・、万吉さんのもの立派でしょう・・、
一度でもこれをいただくと、もうダメ・・・、女には堪らないのよ・・、
夫とは比較にならないわ・・、ふふ・・・・」

真理の視線が万吉の股間に釘付けになっているのを揶揄するような、好色
そうな笑みを浮かべて良子は真理に話しかけています。そして、また股間
に手を添えて、今度は一気に指を二本亀裂の中に挿入して、大げさに顔を
歪めて、大きく息を吸い込んで、淫蕩な笑みを浮かべました。
良子は真理が欲情して彼女の踵で局部を慰めているのを知っていて、亀裂
に指を入れてそこを刺激する良子の行為を当然のこととして、恥じる様子
は全くなく、むしろその様子を真理に見せ付けるようにしてその部分に指
を使っています。そして、指が挿入された亀裂から、万吉が吐き出した白
濁液に混じって新しい透明な愛液がタラタラと流れ出しています。

良子の好色な話を聞き流しながら、良子に対抗するように、真理は亀裂に
押し付けている踵に力を込め、少し口を開いて、霞んだような目つきで、
じっと万吉の肉棒を見つめています。今、万吉が真理に手を伸ばせば、良
子の目の前でも真理は喜んで体を開くでしょう。

「私・・・、万吉さんとはもう別れられないわ、
女なら判るでしょう、身体が万吉さんのあれを覚えているのよ・・・

女教師、真理(7) 鶴岡次郎 投稿日:2006/03/06 (月) 20:43
「私・・・、万吉さんとはもう別れられないわ、
女なら、貴方にも判るでしょう、万吉さんのあれを身体が覚えてしまったのよ
貴方さえ今夜の秘密を守ってくれれば・・・、
私達は誰にも知られないで、今までどおり愛し合うことが出来るわ
お願い・・、今日のことは秘密にして・・、ねえ、一生のお願い・・・」
良子は淫靡な笑顔と淫らな姿勢を崩さず、真理に甘い声で、囁いています。心の
こもらない言葉を何度何度も繰り返しています。

今まで付き合ってきた人達には有効に働いた良子の媚態は、真理には返って逆効
果です。そのいやらしい笑顔と股間を曝した浅ましい姿からあからさまに眼を背
けて、真理は良子の問いかけに応えようとしません。
そんなにいい仲なら、何故ここへお嫁に来たのかと、真理は良子に訊ねたい気持
ちです。良子は万吉を愛しているわけではなく、彼の肉棒を重宝して使っている
だけだと真理は思っていて、良子にいいように遊ばれている人の良い万吉が哀れ
に思えて真理はむしょうに腹立たしくなっています。良子の鼻にかかった声も、
豊満な白い肉体も、浅ましく露出している黒々とした亀裂も、彼女の全てに強い
嫌悪感を真理は抱き始めています。
真理自身気がついていませんが、万吉の持つ素晴らしい肉棒への憧れが、それを
良子のような女に自由にさせるのが腹立たしくて、その気持ちが良子への嫌悪感
をさらに募らせているのです。
良子は未だ際限なく二人の関係を話しそうな雰囲気です。
「良子さん、もういいわ・・、浮気の話はもう結構よ・・」

真理は良子のくどくど続いている話を少し強い調子で遮りました。良子がハッと
して、しゃべり続けていた口をぽっかりと開いたまま、びっくりした顔をして真
理を見つめました。万吉は真理の強い言葉にビクッと肩を震わせて、真理を見上
げています。
「いいわ、今日のところは何も見なかったし、聞かなかったことにするわ
こう見えても、私、口が堅いほうよ、
良子さん・・・・、私は貴方の秘密を口外しないと約束するから、
貴方は、これからは、この部屋は絶対使わないと約束してちょうだい、
それが二人の間の約束よ、いいわね」
大家の合鍵を使って留守中、良子の情事部屋にここが使われたら、たまらないと
思い、真理はそのことだけを強調しました。

「私、もう眠いから、もうここから出て行って・・・、後始末は私がするから・」
良子とは昨日の昼間少しの間、話し会っただけですが、その時も何となく好きに
なれない人だと感じていました。こうして、不倫の現場を見られて、ふてぶてし
く開き直る良子を見て、大人しそうに見える良子の笑顔の下に、真理にはとても
受け入れることの出来ない女の醜い性を感じています。
今朝、やはり不倫の現場を見られた敦子とはその人間性に大きな差があると感じ
て、良子の生き方に共感できない、二人の情事にも不潔なものを感じる、ここを
早く出て行って欲しいと、真理はその態度をあからさまに表に出して、強い調子
で良子に最終通告を言い渡しました。

「・・・・すみません、ご機嫌を損ねたようね・・、では後のことはよろしく、
勿論この部屋はこれから先、勝手に使ったりしません。
ねえ、真理先生・・・、くどいようだけれど
今晩のことは秘密にして欲しいの、この御礼はきっとしますから・・・」
良子は真理の強い調子が少しこたえたようで、物憂げに立ち上がり、丸めて脱ぎ
捨ててあったワンピースを濡れた体にしどけなく貼り付けるように身につけ、そ
して万吉の体の下に敷かれていた下着を抜き取り、万吉に淫乱な笑顔を送りなが
ら、その場で脚を開いて、手にした下着で股間を手荒に拭いています。

真理はその猥雑な姿から急いで眼を逸らしました。万吉は良子の行為をじっと見
ています。真理は自分のことのように良子の行為が恥かしく、顔が火照る思いに
なっています。良子は真理の思いを無視して、股間を拭う動作を続けながら、真
理にくどくどと、秘密を守ってくれるように何度も念を押しています。たまりか
ねた真理が良子の背を押すようにして、二人を扉の外に追いやりました

良子にすれば、真理がこのまま黙って引き下がるとはとても思えない気持ちなの
です。もしこの立場が逆であれば、絶対秘密は守ると言って、良子は愛想良く真
理を送り出し、その後でその材料を使った料理の仕方をじっくり考え、自分の利
益に活用するはずです。良子は今までそうした生き方をしてきました。真理も当
然そうした行動をとるだろうと良子は考えていて、自分の大きな秘密を握られた
真理には、これから先、油断できない、何とか手を打たなくてはと良子はその時
決心したのです。

あわれなのは万吉で、女達の冷たい争いをはらはらしながら見ていて、ズボン履
いていますが、上半身裸で、何度も、何度も真理に頭を下げながら、そこを出て
ゆきました。案外、万吉は正常な感覚を持った男で、今回の浸入劇を良子以上に
恥じて、真理にすまないと思っている様子です。
二人が出て行った後、真理は部屋の窓を開け放ち、部屋にこもった情事の香りを
追い払いました。

怒りが収まると、異常な空腹に気がつきました。冷蔵庫には確かめなくても何も
ないことが判っています。表通りに食堂が一軒あったことを思い出し、ワンピー
スを上から被り、チュッと鏡を覗き、髪に櫛を入れて、サンダル履きで出かけま
した、今思えば、化粧も落とさずに寝ていたのです。
外は真っ暗で、川の流れが暗闇に響いています。大家の側を抜けるわき道を通っ
て、通りに出ると、100メートルほど先、戸を閉ざした民家の並びの中に赤い
提灯が見えます。あそこなら何か食べさせてくれるだろうと思うと、真理のお腹
がキューと鳴りました。

女教師、真理(8) 鶴岡次郎 投稿日:2006/03/07 (火) 17:54
この時間、人通りが絶えた通りを絶え間なく遠距離便トラックが通り過ぎてゆき
ます。そのヘッドランプが真理の白い生脚を暗闇に鮮やかに浮かび上がらせてい
て、孤独な旅を続ける運転手達には、暗闇に浮かぶ真理の白い脚は赤信号より目
立つようで、彼らは白い脚を確認すると必ずスピードダウンして、真理の側をゆっ
くりと通り過ぎて行きます。後ろ姿から想像していた以上に真理が美人であるこ
とをバックミラ越しに確認して、運転手たちはさらに車のスピードを落して真理
の顔をゆっくりと楽しんでいます。前の車がスピードダウンした理由をいち早く
察して、次の車も同じ様にスピードダウンして、真理の側をゆっくりと通り過ぎ、
この時間には珍しく真理のあたりで車がほとんど繋がって走る状態になっていま
す。

通りに出た時から真理は車の異常なスピードダウンと運転手たちの熱い視線に気
が付いていました。それは真理にとって決して不愉快なものではありません、真
理は運転席を見やることはしませんが、通り過ぎる運手主たち全員がただ一人歩
く彼女に注目していることを痛いほど感じ取っています。それは沢山の男達に囲
まれて、じっと下半身を見詰められているのと変わらない気分です。
下半身に絡みつく運転手達の熱い視線が真理を心地よく刺激して、性的な刺激に
弱くなっている真理の情感を高めています。部屋を出る時取り替えたばかりの下
着がまた濡れ始めています。もう、真理は普通に歩くことさえ出来ないほど興奮
して、そこを濡らしています。その部分がむず痒くなり、そこを思い切り乱暴に
苛めたいと真理は感じています。

「お願い・・・、私をメチャメチャにして・・・・・」
真理は全身でそう叫びながらゆっくりと赤提灯に向けて歩いています。許される
なら、真理はその場で衣服を脱ぎ去り裸体を露に曝して、濡れた股間さえ運転手
に見てほしいと思っています。真理はスカートをたくし上げ、腰のところで巻き
取りました。スカートは膝上20センチのマイクロミニ状態になっています。
身長165を超える真理の長い脚が、ヘッドランプの灯りに鮮やかに浮かび上
がっています。

朝から敦子の情事で刺激され、先ほど見た万吉の股間に刺激され、燃えきらない
情感が彼女の中でくすぶっています。耐え難い空腹がより一層、色欲を高めてい
るようで、その情感の高まりが真理の体を妖しく変化させていて、真理は大腿部
をことさら強く擦り合わせるように歩いています。こうすることで、大陰唇が淫
核を刺激して、真理は疼くような快感をその部分に感じています。暗闇を良いこ
とにして、真理は大胆にその行為に耽っています。真理の臀部がゆらゆら揺れて、
運転席にいる男達の目は真理の後ろ姿から、欲情したメスの息吹を的確に感じ
取っています。
ここでもし、運転手たちが誘えば、真理は黙って彼らの運転席に入り込むことに
なったのですが、幸か不幸か100メートルの距離は真理の希望を叶えるにはあ
まりに短く、その誘惑を受けるチャンスは有りませんでした。

真理は赤提灯の前に立ち止まりました。外にいても店の中からご馳走のいい匂い
が漂ってきます、真理は気の遠くなるような空腹感を改めて感じています。ス
カートの丈を元の長さに戻し、真理は大きく息を吸い込みました。先ほどの小さ
な冒険で真理の心臓は張り裂けるようにドキドキしています。呼吸を整えて店の
戸に手をかけました。

古い木製の格子戸をゆっくり開けると、それは意外に軽く、よく手入れされてい
るらしく、カラカラと軽快な音を出して開きました。今では珍しくなった棕櫚の
縄のれんを手で掻き分けて、顔を入れると、数人の男達の目が一斉に真理に向け
られてきました。真理は一瞬たじろいで、その場に立ち竦みましたが、少し笑顔
を作って、誰にとも無く会釈しました。男達は見かけない女を見て、一瞬、不審
の表情を表に出しましたが、真理の会釈を見て、優しい笑顔を返す男もいます。

清潔な店だとは、お世辞にも言えませんが、それほど嫌な雰囲気ではなく、店の
雰囲気も、客たちも何となく親しみが持てそうだと、真理は思いました。
古い民家をそのまま使用している店で、床は花崗岩の平石が敷きつめられていて、
天井は太い梁がむき出しで、太い、あめ色の柱が何本かその天井を支えています。
20卓ほどの4人がけの木製テーブルがその柱の間にゆったりと配置されていま
す。時代劇映画でよく見る居酒屋の雰囲気です。

3人のグループが一組、二人の組が3組、そして一人で飲んでいるものが二人と、
通りの閑散とした様子からは想像できないほどに店の中は繁盛しています。
真理は一番奥まったテーブルに一人で座りました。ここから、店の中が全部見渡
せます。注文をとりに来たこの店の主人らしい中年過ぎの男が、親しみを込めた
笑みを浮かべながら、お茶を出してくれました。

「油井先生ですね、お待ちしていました・・。今後ともご贔屓にお願いします」
真理がこの店に今日来るのを前もって知っていたかのように、亭主が親しみを込
めて話しかけてきました。真理は、驚いてどうして判るのと、不審な顔で聞いて
います。
亭主は、笑いながらそれにはあいまいに笑うだけで答えないで、今日は、煮魚と、
野菜の煮物が美味しいと勧めてくれました。真理はそれに生ビールを大ジョッキ
でと笑みを浮かべて注文しました。

女教師、真理(9) 鶴岡次郎 投稿日:2006/03/10 (金) 15:28
店のサービスだといって、店主は生ハムとチーズを一サラ、生ビールと一緒に運
んできました。白い泡の立つ、薫り高い黄金色の液体をゆっくり喉に流し込みま
す。砂地に水がしみこむように、その液体は乾いた真理の肉体をゆっくりと潤し
ています。コップから口を離し、手のひらで唇の泡を拭いながら真理はほっと大
きな息をつきました。
眼を軽く閉じてアルコールが全身に回るのを真理は確かめています。アルコール
の届いたところから今日一日の疲れが流し出されるような快感に真理は浸ってい
ます。男達の視線に刺激されて、先ほどまで、蠢いていた股間の疼きも、いつの
間にか平常に戻っています。

熱い、香立つ豆腐の味噌汁、一粒一粒の米粒が光っている熱々の白いご飯、大皿
に十分な質量感を見せている金目の煮物、この地方特産の野菜をふんだんに使っ
た、色鮮やかな根菜の煮物。大きなお盆にそれらを載せて店の亭主が運んできて、
真理の前に並べました。
真理は、熱い味噌汁を一口すすり、白いご飯をたっぷり箸ですくい上げ口に運び
ました。甘いご飯の香が口いっぱいに広がり、それが薫り高い味噌汁と混ざり
合っています。
真理は眼をつむり、沸きあがる涙を抑えて、おいしいと口に出していました。今
日一日の苦労が、この一口のご飯で吹き飛んだ気持ちです。

金目の煮付けも、根菜の煮物も、さすが店主が推薦するだけのものでした。凄い
勢いで、真理は次から次と箸を運び、短時間にどんぶりいっぱいのご飯を平らげ
てしまいました。
何処かで見ていたように、タイミングよくお茶を運んできた店主が、魚の煮つけ
と根菜の煮物はどうだったかと聞いて、真理の答えに満足して、綺麗に食べ尽く
された食器をニコニコ笑いながら下げて行きました。

改めて見回すと、何人かの男達が真理をチラチラと見ていたらしく、彼女の食
べっぷりと飲みっぷりに感心して、親しみを込めた眼で真理を見て笑みを送って
います。真理も屈託なく彼らに笑みを返しました。この瞬間、真理はこの店の常
連さんの仲間入りを果たしました。
勘定の時、店主が、月払いで掛売りできることを真理に伝えています。朝は6時
から、夜12時まで年中無休だからとも付け加えました。真理はその時はよろし
くと、言って、丁寧にお礼を言ってその店を出ました。

ジョッキ一杯のビールに酔うはずは無いのですが、真理は緊張と疲れから、いつ
もより酔いが脚に来た感覚を味わっています。清流からの流れてくる涼しい風を
楽しみながら、真理はゆっくりと下宿に向かっています。あたりはわずかな街灯
の光だけが頼りで、暗闇が勝る通りには人通りは絶えて、真理のサンダルの音だ
けが響いています。

「誰かに就けられている・・」
右頬に熱い、鋭い視線を真理は感じ取りました。若い女性特有の勘で、真理はそ
れが男の熱い視線であることも感じ取りました。真理は背筋がゾーと凍るような
恐怖を感じました。ビールの酔いも一気に吹き飛んで、足ががたがた震えだしま
した。思えばこんな時間一人でこの暗がりを歩くのは、あまりにも無謀でした。
真理は混乱した頭の中で、母親の名前を叫んでいます。不思議にそれだけで気が
休まる感じです。真理の視線の先には大家の母屋がその大きな黒い影を見せてい
ます。そこまでまだ、50メートル以上は有ります。

その時、背後から激しい足音がして、こちらに駈けて来る人影に真理は気がつき
ました。もう疑う余地は有りません、真理は男に狙われています。迫ってくる足
音は激しく、荒々しく、真理は恐怖で声も出ません。背筋がぞっと寒くなり、口
の中はカラカラに干上がった感じです。とにかく力の限り逃げよう、ここからな
ら大家さんまで、一気に駆け抜けられると、身構えました・・・・。

「先生、油井先生・・、待ってください・・・」
その声の主は、居酒屋の店主です。息を切らせて、側に寄ってきた店主は、店の
客にこの時間、先生を一人帰したことを非難されて、それもそうだと思って、急
いで追いかけてきたと言いました。大山さんの玄関口まで、送りますと、先に
立って歩きながら、先生は綺麗だから、狐が山から下りて来て、襲うかもしれな
いので注意してくださいと言って、亭主は陽気に笑いました。

先ほど感じた視線が今は消えていることに真理は気がついています。居酒屋の亭
主が来てくれていなければ、確実に襲われていたかも知れないと、真理は暗闇を
じっと見つめました。そこにはただ暗い森の木立が見えるだけで、勿論人影を見
つけ出すことは出来ませんでした。
居酒屋の店主にお礼を言って、真理は大山邸の前で別れました。もう12時近く
になって、ようやく遅い月が西の空に浮かび上がってきました。明日もいい天気
になりそうです。

女教師、真理(10) 鶴岡次郎 投稿日:2006/03/12 (日) 23:48
二  良 子

その夜良子は床に就いてから、なかなか眠れませんでした。離れでの濡れ場を真
理に見られて、万吉との秘密がそこから綻びだすのではと心配で、いろいろ考え
出すと、とても寝付くことは出来ません。
20畳敷きの広い和室が良子夫妻の寝室になっていて、畳敷きの上に絨毯を敷き
詰めて、ダブルベッドや、洋箪笥、三面鏡などを持ち込み、若夫婦の寝室にして
います。

夫は仲間との飲み会で遅くなると連絡してきていて、良子は一人、暗闇の中で眼
を開いて天井を見ています。時折遠くの街道を通る車のヘッドランプの反射光が
障子に反映して、木目が鮮やかな天井に揺れ動く陰影模様を描き出しています。
障子の向こう側は縁側で、その先は古い土塀に仕切られた石庭になっています。
襖一枚隔てた向こうは客間で普段は空き室です。客間の隣が、当主久次郎の居室
になっています。久次郎の部屋からテレビの音がわずかに聞こえます。

真理の部屋を出た後、万吉に頼んで真理を見張るように言っておいたのですが、
その結果を良子は気にしています。真理の部屋を出た後、庭の片隅で良子は万吉
にある指令を与えました、しかし万吉がこれを拒否したのです。良子の言うこと
であれば今までなんでも聞いてきた万吉には珍しいことです。それでも、良子は
無理やり万吉を説得して、とにかく出来るところまでやってみると万吉に言わせ
ました。その時万吉が見せた気弱な様子を考えると、良子の思うとおりにことが
運んでいるとはとても思えないのです。
「万吉さんではダメね、別の手を考えないと・・・」
良子は暗闇で呟き、万吉に代わる人物をあれこれ考え始めました。

良子が大山家に嫁いで来たのは3年前です。隣町の3男、3女がいる子沢山な零
細な農家の三女に生まれた良子は、中学、高校時代、修学旅行の費用でさえ分割
払いをしたほどの環境に育ちました。姉や、兄が、両親と同じ様な地味な所帯を
持つのを横目に見ながら、良子は何が何でも、貧乏所帯は嫌だと心に決めていま
した。
幼馴染の万吉と自然の流れで身体の関係が出来た後でも、良子の実家とさほど変
わらない万吉の家に嫁ぐことは良子の考えには有りませんでした。ただ、万吉の
たくましい体と、彼のひたむきな良子への愛は良子にとって他では代えられない
貴重なものであると良子は常々万吉を大切に思っています。その思いが万吉への
愛なのか、わがまま娘の単純な感謝の気持ちの現れなのか、良子自身に聞いても、
正確な返答はないでしょう。いずれにしても万吉は良子にとって大切な男である
ことは確かです。

高校を卒業後、良子は町の農協に採用されました。高校時代、良子は成績優秀
で、良子の大学進学を勧めるため担当教師が良子の両親を何度も訪ねて来たほど
でした。結局、担当教師は進学を断念した良子を地元のJAに推薦してくれて、
良子は優先的にそこに採用されました。

一方、大山久雄は都心の私大を卒業後、都心の大手銀行勤めをしていましたが、
いずれ実家の事業を引き継ぐ予定で銀行を退職して、良子が就職する一年前に
JAに移って来ました。大山家は広大な農地を保有するこの地方を代表する農家で、
その上、当代の久次郎が興した大山農地共済組合が軌道に乗って、大山家はこの地
方でも指折りの裕福な農家として知られています。

JAで働くようになって、良子は直ぐに久雄に気がつきました。久雄こそ良子が
描いている理想の男だったのですが、高校を卒業して間もない良子が、久雄を攻略
する術を持っているはずがなく、遠くから男を見ているだけでした。むしろ、久雄
の方が可憐な良子を気に入って時々は声を掛けるようになり、二人は町の喫茶店で
お茶を楽しむ程度の関係を持つようになりました。
それでも28歳の男性と高校を卒業したばかりの良子の間に劇的な展開が起き
ることはなく、二人は仲の良い兄妹のような雰囲気で付き合っていました。そし
て初めて二人が会ってから3年の年月が過ぎました。

末っ子の良子が卒業して、家事から解放された良子の母親、真紀は家計を助ける
名目で、良子の町から電車で20分ほど離れた温泉街の料亭旅館に仲居として住
み込みで働き始めました、50歳を少し過ぎているのですが、良子に良く似た色
白のポッチャリ型の美人で、その仕事が性に合ったようで、お客は勿論、店の評
判も良く、水を得た魚のように、生き生きと生活するようになりました。時々実
家に帰ってくる真紀と会う良子は、真紀が日に日に綺麗になっているのに驚いて
いました。

「・・お母さん、今の生活が楽しそうね・・・、随分綺麗になって・・・
お父さん、心配していない・・・」
「何を言うのだよ・・、この子は・・、親をからかうんじゃないよ・・、
お父さんは喜んでいるよ・・、家の仕事はお父さん一人で十分になったし
いつ顔をあわせているよりは、週末に会う生活が新鮮だし、
一緒にいる時間が少ないから喧嘩しないで済むと言ってくれているよ・・・・」

週末の昼下がり、真紀と良子は日当たりの良い縁側に座りのんびりとお茶を楽
しんでいます。目の前にようやく芽を吹き始めた春野菜の青い絨毯がそのはる
か先に見える黒い森まで続いていて、陽炎がゆらめいて、その森のシルエット
を崩しています。
緑茶の香ばしい香を楽しみながら、真紀と良子はもう一時間以上こうして縁側
に座っています。大学進学を断念した辛い思い出が有り、良子はこの季節が嫌
いです。あれから3年過ぎてようやくその悔しい思いが薄らいでこうして真紀
と話し合い、景色を楽しむ余裕が出来てきました。
激しい農作業とギリギリの生活、その中で食い盛りの6人の子供を育てること
に夢中だった頃、真紀はこれほどのんびりした日が来るとは夢にも思いません
でした。母娘にとって、ようやく訪れた本当の春なのでしょうか、それとも・・、
いずれにしても、二人はのんびりと、眠くなるような春の陽射しを楽しんでい
ます。

女教師、真理(11)  鶴岡次郎 投稿日:2006/03/13 (月) 14:49
「今の仕事をするようになって、
世間にはいろいろな人がいることが良く判ったわ、
今まで想像も出来なかったお金持ちもいるし、
私達と同じ様にギリギリの生活している人も沢山見てきたわ・・」
真紀は料亭旅館を訪れる人々の表だけでなく、時折見せるその人達の裏を垣間見
て、世間には想像も出来ない悩みを持ち、それと戦い、ある時はそれに打ちひし
がれて、束の間の安らぎを温泉宿に求めて来る人が多いことを知りました。

「それでね・・、私はいつも思うのよ・・、
私の人生は平凡だったけれど幸せだったと、
お父さんは優しくて、子供たちも皆、良い子だし、みんなに感謝しているわ。
生活の苦労はもちろんあったわ、お金がなくて・・・、
お前達にお腹いっぱい食べさせることだけで精一杯で・・、
成績の良かったお前を大学にやることすら出来なかったけれど・・・・」
良子がにっこり笑って、真紀に向かって優しく首を振って、そして頷いています。
真紀は愛情を込めた目で今が盛の、綺麗に育った我が娘を見ています。

「良子、久雄さんとは上手く行っているの・・・・、
お前は今年の誕生日で20になるね、
私がお父さんのところへお嫁に来た歳だよ・・・」
真紀はすっかり女らしくなった娘の体をいまさらのように見ています。母親譲り
で色が白く、丸顔でやや厚めの唇が官能的でそこはいつも真っ赤に色づいていま
す。長い睫の奥に大きな瞳が輝いていて、笑うと両頬にえくぼが浮かび上がりま
す。身長は160に届きませんが、Fカップを超える胸の隆起、くびれた腰、胸
よりよく発達した臀部、ミニスカートから伸びる肉感的な脚、それらが良子を年
齢以上に成熟した女性に見せています。

「この子はもう男を知っている・・」
真紀は良子の身体を見て、そしてその体臭を確かめて、そのことを確信しました。
久雄とは仲のいい兄妹のような付き合いが続いていて、久雄の性格から考えて、
良子の最初の相手が久雄とはとても思えません。

女は体が出来上がると、早い機会に男を経験して、その後何人かの男達と関係を
持って、その中から将来の伴侶を探し出すのが自然だと、真紀は考えています。
自分自身もそう生きてきたし、娘たちがそうした道を歩むのをむしろ奨励してい
ます。良子の二人姉達も、中学生の時初体験を済ませて、その後数人の若者と肉
体関係を持ち、やがてその中から一人を選び、所帯を持っています。

処女は大切にすべきだけれど、年頃になった女の周りに集まってくる男達の誘惑
を無理に断ってそれを守りきることは無意味だと彼女は考えています。例えてみ
れば銘酒のボトルいつまでも後生大切に封を切らないで保管しているよりは、
その一番美味しい時期に封を切って、酒好きの人に味わってもらってこそ、銘酒
本来の素晴らしさが生きるのとの同じだと真紀は考えています。
こうした考えを持つ真紀が貞操感の乏しい女と言い切るのは少し無理があって、
これほどオープンな考えを持っていながら真紀はただの一度も夫、種男を心で裏
切ったことは有りません。日頃の言動からは想像できないほど真紀は心の貞操観
念は強いのです。

二人の姉たちと比べて、良子は格段に頭の良い子で、中学校では学年トップの成
績で、姉たちとは違って、高校は地元の一番校に入学しました。その高校でも常
にトップクラスで良子は密かに、医学の道を志していたのです。そんな良子が頭
でっかちになり、男を男と見ない女になるのを真紀は懸念していました。中学、
高校時代、良子は異性交遊より勉強が面白くて、この時代、異性経験なしに過ご
したのを真紀は心配しながら見つめていました。そんな良子が社会に出てから男
を知ったことは、真紀にとっては、それがどんな形であれ朗報です。

「良子・・、お母さんは、今のお前の歳には、5人の男を知っていたわ
お前はどうなの・・・、言いたくなければ良いけど・・、
女は男を知って初めて一人前だからね、良かったら、教えてくれるかえ・・
お前の身体を見ていると、どうやら、お前はもう経験を済ませているようだね、
そうだとすると、お母さんは嬉しいけれどね・・・・」
狭い家の中ですから、真紀夫婦は絡みを子供達に知られないようにするのに、随
分と苦労しました。二人はほとんど場合、昼間、畑仕事の合間に畑の側にある物
置で済ませ、真紀夫妻は6人の子供たちを全てここで仕込みました。

真紀も夫の種男も相当にそのことが好きで、と言うより、ギリギリの生活では楽
しみは食事とこのことだけであったと言った方が正確な表現ですが、真紀は50
を越えた今でも、毎日のようにそのことをやっても飽きが来ない体質です。真紀
の多情な性格と、男をひきつける肉体をそのまま引き継いだ上の二人の娘たちも、
また、開放的にセックスを楽しむことが好きです。

「嫌だ・・、お母さん・・、そんな話・・・」
良子は少し赤くなって、下を向いて恥かしがっていますが、そうした話題に嫌悪
感を見せてはいません。真紀はその様子を見てさらに安心しました。家の女達の
伝統を引いて、良子もセックス好きで、そのことを話題にすることを嫌がってい
ない、と真紀は感じ取りました。どうやら良子は社会に出て、少し考え方が変わ
り、母親譲りの多情な性格を嫌うことなく、それに合わせて生きる術を憶えてき
たようです。もう何も心配することがない、これで良子も自分の足で女の人生
しっかり歩くことが出来ると真紀は何やら肩の荷を下ろす思いになっています。

自分たちには出来すぎた娘だと常々思っていて、良く出来る他人を見る思いにな
ることが多くて、今まで親らしい忠告さえ良子に与える機会がなかったのです。
遠くに見える黒い森の影を見ながら、真紀はゆっくりとお茶をすすりました。
そして、真紀は黙って良子の肩ををそっと抱き締めました。良子は突然の抱擁に
うろたえないで、それを待っていたように、嬉しそうな顔をして、母親を見上げ
て、そして母親の乳房にそっとは頭を寄せています。あの甘えん坊で、泣き虫の
末子、良子が側に戻ってきた気分に真紀はなっています。もう一度強く良子の肩
を抱き締めました。

良子が希望通り大山久雄と結婚できるかどうかには真紀はそれほど関心を持って
いません。女と男の回り逢いは、それは当人の運命で、真紀がこのことで良子に
してやれることは何も無いと思っています。ただ、女と生まれて悔いが残らない
人生を自分で切り開いて欲しいと真紀は思っています。真紀流に考えれば、女の
人生は男と交わすセックスの内容で決まるのですが、その考えを良子に強制しよ
うとは真紀は思っていません。とにかく、良子が男を知ったことで、良子にもよ
うやく女の道が開けたと、真紀は心からそれを喜んでいます。

早くから早熟な仕上がりを見せた上の娘達は、真紀の所へやってきては、亭主と
の絡みや、時たま楽しんでいる行きずりの浮気話を真紀に面白おかしく、あけす
けな言葉で話して行きます・・・・。

女教師、真理(12)  鶴岡次郎 投稿日:2006/03/14 (火) 17:59
早くから早熟な仕上がりを見せた上の娘達は、真紀の所へやってきては、亭主と
の絡みや、時たま楽しんでいる行きずりの浮気話を真紀に面白おかしく、あけす
けな言葉で話して行きます。
先日も、昼間、電話で真紀一人が留守番していることを確かめた上、一番上の娘
房江が訪ねて来ました。

すでに30半ばを越えた長女の後からおずおずと娘より相当若い青年が就いてく
るのを見て、真紀は全ての事情を察知しました。房江が男を連れてこの家にやっ
てくるのは初めてではなかったのです。
房江は近くの街にあるスーパーでパート勤めをやっていて、その男は店に出入り
する卸業者の店員でした。昼下がりの情事の場を借りにきたのです。

「・・・房ちゃん、チョッと買い物に出かけるから、お留守番を頼むわ
一時間ほどで戻るから、お父さんはJAの寄合で帰りは夜よ
良子の帰りは5時過ぎね、では・・・、ゆっくりして行ってください・・・・・」
真紀は青年の顔を見て、簡単に挨拶をして、房江の背中を軽く叩いて、玄関に向
かいました。房江が既に十分欲情した顔に淫蕩な笑いを浮かべて母を玄関まで送り
ました。真紀は買い物バッグを自転車に積んで上機嫌で出かけてゆきました。
房江が大工である夫、義男を大切にしていて、二人の子育てをしながら、同居して
いる義理の両親とも上手く折り合いをつけて、良い家庭を作り出していることを真
紀は良く知って居ます。時々、息抜きに男を抱く房江を真紀は、非難するよりむし
ろそれを支援しています。これが真紀の考え方であり、生き方なのです。

青い制服のスカート脱ぎ、下着を取りさり、上半身は白いブラウスと制服の青いベ
ストを着たまま、房江は畳の上に寝ました。両脚を軽く開いて、もう既に濡れ濡れ
になっている亀裂を男に曝しています。
「丸山君、ねえ・・、早く・・・・ウ、昼休みはもう30分しかないのよ」
男もズボンを脱ぎ、下着を取り去り、もうびんびんになっている生白い肉棒を両手
に持って、房江の両脚の間に男は跪きました。女が両脚を男の腰に絡めて、男を引
き寄せています。男の亀頭がズブズブと、女の紫色をした大陰唇の間に吸い込まれ
ています。

「ああ・・ん、いいわ・・、もっと・・、ああ・・ん」
女はベストのボタンを外し、ブラウスを首の辺りまで巻き上げて、男に抱きついて
います。女は短時間に勝負をつける積りらしく、両手両脚を男に絡めて、全身を激
しく動かしています。淫靡な水音、ぶつかり合う肉の音、それに絡むように男と女
の呻き声、二人に終わりが近づいたようです。
「ああ・・・ん。いいわ・・・ウ・・、ウウ・・・」
男と女が痙攣して、男が膣内に射精して果てました。

女は濡れたショーツとパンストをバッグに詰め込み、スカートを穿き、ブラウスと
ベストは乱れたままで、慌しく、この家を後にしました。軽自動車の発車音が響い
て、二人はスーパを目指しています。
「ほら、ほら、丸山君・・、よそ見すると危ないわよ・・、ふふ・・・」
車の中で、房江はスカートを腰まで捲り上げて、両脚をいっぱい開いて、車に備え
付けてあるティシュウペイパーで、股間を拭っています。それを丸山がのぞき見て
いるのを房江が笑いながら、注意しています。

「ほろ、こんなに濡れているわ、ここを触って・・ああ・・ん
ねえ・・、いっぱい濡れているでしょう・・・ああ・・たまらない・・・
こんなに濡れていると、お店で誰かにこの匂いを嗅ぎつかれるわね・・・」
房江は丸山の手を取って、それを亀裂に押し付けて、べっとり濡れたその部分の感
触を丸山に教えています。丸山は前方を見つめハンドルをさばきながら、房江のべ
っとり濡れた亀裂を指で味わっています。股間をそれと判るほど盛り上っています。

「ああ・・ん、ダメ・・、もう・・、堪忍して・・・、指を、指を抜いて・・」
丸山が指を亀裂に挿入して、しきりにそこを擦って、遂にはズボンのジッパーを開
いて、すっかり元気になった肉棒を取り出し、それを房江に曝しています。

「ああ・・ん、ダメよ・・・そんなもの見せると欲しくなるわ・・、ああ・・ん
チ○ポが泣いているわよ・・これ、甘い・・、美味しいわ・・、
私、私、貴方のチ○ポが好きよ・・・、ああ・・、ここに入れて欲しい・・・・
でも、丸山君・・、もうダメよ・・、もうお店に着くわ・・
ああ・・ん、これ元気すぎて、収まらないわ・・、まるで駄々子みたいね、ふふ・
ああ・・、良かったわ・・・、次の機会まで、お・あ・ず・け、ふふ・・・」
亀頭から透明な液を出している肉棒を房江は軽く握り、その先端の液を指で拭い
取り、その指を舐めながら、眼を細めて、名残惜しそうに肉棒をズボンに押し込
もうとしていますが、無理なようで、あきらめて、そのままにして、民子は肉棒
の先端をぽんぽんと叩いて、二人の時間が終わったことを告げています。

ブラウスとベストをきっちり着直して、バックミラーで化粧を直し、運転している
丸山に房江はにっこり微笑みました。スカートは腰の位置に有り、暗い陰毛と亀裂
は丸山に曝したままです。車が左折して、スーパの駐車場に着きました、にょっきり
立った肉棒が車の回転に同期して揺れています。

従業員用の駐車場には誰もいません。房江は身体を折り曲げて、肉棒を口いっぱい
に頬張りました、甘酸っぱい男の香が民子の口内いっぱいにひろがっています。
民子はチョッとそれに歯を当てました。別れの挨拶です。
二人は車を降りて、店に向かい、裏口から店内に入り、そこで男と女は手を振って、
右と左に別れました。

この店では、店員は交代でランチタイムを取っていて、房江は小走りに店内に入り、
同僚と簡単な引継ぎの挨拶をして、持ち場を交代しています。房江は確か下着レスな
はずです。注意深くチェックすれば彼女の股間から強い精液の香が漂っているはずで
す。それでも、房江はにこやかにレジにやってきたお客に挨拶をして、もう完全に仕
事人間に戻って、丸山のことは頭の中から消えています。

買い物から帰って来た真紀は、室内にこもる目のくらむような強い性臭と畳にべっと
り残された精液と愛液の残渣を見つけることになりました。真紀はうっすら笑いを浮
かべて、窓を開け放ち、そして畳を濡れ雑巾で拭っています。
真紀は娘達がこうしておおらかにセックスを楽しんでいることに満足しています。情
欲が濃い主婦がこのように軽い浮気をして、体の中に渦巻いている欲求不満を取り除
くことを真紀は基本的には肯定しています。自分でもそうした行為を実行しているし、
娘たちにもそうすることを勧めています。

真紀は自分が並外れて情欲が高いことを知っていて、その欲望の全てを夫にぶつける
ことは無理だと自覚しています。もしそんな事をすれば家族を支えるため、懸命に働
いている夫の命を縮めかねないからです。
しかし、その夫への思いやりで自分の欲望を押さえ込んだ結果、体の中に欲求不満が
高まり、回りまわって夫への不満がつのり、果ては家庭内がぎすぎすした雰囲気にな
ることを真紀は恐れています。これを防ぐため、身体の関係だけと割り切った情交は
決して夫を裏切っているものではなく、夫と家族への深い愛情の現われだと真紀は
思っています。かなり都合の良い女の側に立った意見ですが、真紀はそれを持論にし
ていて、母親の多情な身体と精神を引き継いでいる娘たちにも、そのことを勧めてい
ます。

「恥かしいけれど・・、お母さんの目は誤魔化せないわね・・、

女教師、真理(13)  鶴岡次郎 投稿日:2006/03/15 (水) 13:47
「恥かしいけれど・・、お母さんの目は誤魔化せないわね・・、
万吉さん、ほら、幼馴染の『マンちゃん』・・・、彼が相手よ、
一ヶ月ほど前、遅く帰って来た日があったでしょう
私から誘って、そうなったのよ、それから、3度ほど抱かれたわ」
良子が真紀の胸に顔を埋めて、甘えた声で、初体験の告白をしています。

破瓜を経験して、そのあと短期間に三度も身体を重ねているところを見ると、
そのことがそれほど嫌でもなく、男に無理やり誘われている様子でも無いと、
真紀は一先ず安心しました。
良子が中学生になったころから、違う世界に生きている女性として良子を見
るようになっていて、真紀は何となく身構えて良子に接するようになってい
ました。もちろん、生々しいセックスの話などは良子と出来る雰囲気では有
りませんでした。
それが男に抱かれたことを良子は真紀に告白したのです。真紀は良子がグー
と身近に戻ってきたような気になっています。真紀は良子の肩にかけた手に
やさしく力を入れて、抱き締めました。
初めて男を迎えた衝撃は、良子にとってもそれなりの心の負担をなっていて、
母親に全てを告白して、すっかり安堵した気分になっています。やっぱりお
母さんは良い、それが今の良子の気持ちです。真紀は良子を抱き締めながら
良子を抱いた万吉の大きな体を思い浮かべています。

「そう・・・、あのマンちゃんとね・・」
真紀は意外な気持ちにとらわれ、少しの間を置いて、それが当然の流れで
あったかもしれないと思い直しています。真紀自身も、最初の相手はいつも
顔を合わせている、隣の「お兄ちゃん」でした。

万吉は小学生の頃から、この家にもよく遊びに来ていて、勉強の良く出来る
良子を姉のように慕っていました。さすがに異性を意識し始める中学生にな
ると一緒に遊ぶことはなくなりましたが、万吉はいつでも良子の見える所に
いて、彼女が少しでも助けが必要な時は直ぐ駆けつけてきました。それは傍
で見ていてもいじらしいほどでした。
万吉が地元の高校を卒業して、親の跡を継いで専業農家になって野菜を作る
ようになり、良子がJAに勤めるようになって、良子と万吉はJAで毎日の
ように顔を会わせるようになり、「ヨシちゃん」「マンちゃん」と呼び合っ
た幼い頃に一気に戻りました。

狭い町のことですから、良子と万吉が中学校の同窓で、万吉が良子を女王の
ようにあがめ、慕っていることは誰でも知っています。それでも良子と万吉
の間に男女関係あると思う者は皆無で、疑いすら持ちません。親しそうに話
し合っている、あまりに対照的な二人を見て、ただにこにこと好意的な笑み
を送るだけです。当の良子でさえ、最初の男が万吉になるとは夢にも思って
いませんでした。

その日、良子が処女を喪失した日、良子は自宅を訪ねてきた次女民子とその
夫、正一のセックス現場に偶然、遭遇したのです。
その日、民子は夫と一緒に実家を訪ねて来ました。今日は休日で仕事が休み
で自宅にいるはずの真紀は、急な団体客の対応で呼び出されて料亭旅館に出
かけていて夜まで戻らないことになっていて、父親の種男は真紀が勤めに出
たので、唯一の趣味である碁を打つため街の碁会所に出かけて留守でした。

良子は休日のデートを久雄と楽しみ、いつものように久雄に食事をご馳走に
なり、自宅まで車で送って貰いました。夜の7時を少し回った頃で、あたり
はすっかり暗くなっていました。
大きな女の声がするので、明かりが点った居間を良子は外から覗きました。
今日は母親が休みで家に居るはずで、それで久雄とも早く別れて帰ってきた
のです。

真紀が座っているはずの居間に、男と女が裸になって絡んでいます。
女の両脚を男が肩に担いで、毛むくじゃらの股間を女の尻に打ち付けていま
す。女の白いお尻に、黒い肉棒が凄い勢いで出たり入ったりしています。立
て付けの悪いガラス戸を揺るがすような女の声が響いています。最初は真紀
が男を連れ込んでいると思ったのですが、よく見ると民子とその夫正一です。
良子は庭木に身を隠すようにして、居間が良く見通せる位置に移動しました。

民子の夫、正一は地元の信用金庫に勤めている、いわゆる兼業農家です。民
子は23歳、まだ子供は有りませんが、正一の両親、そして高校と中学に
通っている正一の妹と弟の6人家族が一つ屋根の下で生活しています。
もともとそう広くない家で、新婚夫妻、両親、そして子供たちの部屋をよう
やく確保するのが精一杯の広さです。部屋と部屋の境は襖で、勿論夜のプラ
イバシィを保つことは不可能です。

「・・・・、何も不満はないけれど、夜、大きな声が出せないのよ
私、結婚する前からあの時、声を出すことに慣れていたから、
声を出さないですることが出来ないの・・・」
民子は実家に戻ってくると、夜の生活を真紀に報告して、その悩みを母親に
打ち明けるのです。

「困ったね、それは辛いわね・・・庭が広いから、
離れを建てると良いけれど、お前の家は、今が一番お金の要る時期だから
お前のために家を建てることは出来ないね・・・」
真紀は真剣に民子の問題を解決しようとするのですが、先立つお金がない
のは、真紀も同様です。ただ、民子を慰めることしか出来ません。

女教師、真理(14) 鶴岡次郎 投稿日:2006/03/17 (金) 17:45
「本当に困ったら、家を使って良いよ
良子は夜が遅いし、私は週末しかここへ戻らないし、
お父さんは事情を言えば、碁会所に行ってくれるわ、
ねえ・・、そうしな、それがいいよ・・、
誰もいない時は勝手に入って使っていいわよ
誰かがその最中に戻ってきても、大丈夫よ
私も、お父さんも驚かないわよ、気を利かせてそこらを散歩するから
あの子に見られたら・・、良子だって、もう大人だから、それはそれでいいよ
もしそうなったら、それはそれで良子には良い教育になるかもしれないよ」
こうしたやり取りがあって、信用金庫の外勤係の正一は、時々民子と示し合わせ
て、昼間、良子の家で落ち合い、束の間の情事を楽しむようになりました。

今日は情事のためにここへ来たのではなく、久しぶりに真紀の顔を見たいと言う
民子の希望でここへやってきたのです。ところが誰も居ないと判るといつも欲求
不満状態にある二人の情欲に一気に火が点きました。
目の前で展開される男と女の絡みは、良子にとっては初めての経験です。写真や
インターネットで何度かその映像は見たことは有りますが、大きな声で悶える実
物の男女をこんなに近くで見るのは初めてです。女が直ぐ上の姉民子であること
も、良子には非現実的な光景に見えます。
会えばいつも口喧嘩をしている、一番親しい民子が信じられないほど乱れて、両
脚を海老のように折り曲げて、その上に男を載せて、股間に信じられないほど猥
褻な肉棒を受け止めているのです。

「オマ○コ良い・・、とろけそうよ・・・、
正一のチ○ポおいしい・・、ああ・・ん、もっと・・、もっと・・
ああ・・、いいわ・・、チ○ポ、チ○ポ、ああ・・・ん」
思わず両手で耳を被いたくなるような卑猥の言葉をあの民子が叫んでいます。畑
の中に在る一軒家でなければ、隣近所に聞きとがめられるほどの大声です。良子
は自分がその言葉を発しているかのように恥かしくなり、真っ赤になって、周り
を見回しているほどです。

民子が美味しいと叫んでいるその肉棒は、白い泡の中で、激しく女の亀裂を攻撃
しています。黒く光る全身に、グロテスクな静脈が浮かび上がり、それを見てい
る良子は自分自身が、肉棒で亀裂を貫かれているような思いになって、股間が痺
れて、もう堪忍して欲しいと思うほどです、思わずジイーズの股間に手をそえて
います。
民子の局部は白い泡を吹き、亀裂は原形を止めないほど大きく歪んでいます。民
子は両手両脚を男の体に絡めて、絶叫とも、悲鳴ともいえない唸り声を上げて、
全身を痙攣させています。

あれがセックスなのだ、あれが女の喜びなのだ、母、真紀を始め家の女達が女同
士集まると、こと有る毎にそのことを話題にしていて、いやらしい表情で飽きる
ことなく話題にしているセックスが目の前で展開されているのです。
あんなに感じて、乱れるものなら、女たちが目の色を変えてそのことを話題にし
て当然だと、良子は妙に納得した気分になっています。

それにしても、良子の良く知っている民子は何処へ行ってしまったのでしょう、
良子は民子に完全に追い越されたと思いました。今まで、何をやっても民子に負
けることはなかったのですが、男の身体を思う存分楽しんでいる民子を見て、良
子は初めて民子に敗北感を持ちました。それも完璧な敗北感です。
女の喜びに打ち震えている民子を、良子は隠れとこっそり、それを盗み見してい
るのです。それに、絶対にこれだけは許せないと良子は思っているのですが、民
子の乱れる姿を見て、正一の黒い肉棒を見て、良子は処女の亀裂をべっとりと濡
らしていて、彼女自身気がつかない内に、そこへ手を添えているのです。

気がつくと良子は暗い畑の中を歩いていました。何処をどのように歩いて来たの
か良子は、万吉の家の前に立っていました。万吉は薄暗い電灯の下で、一人黙々
と、明日の出荷に備えて、野菜の荷造りに精を出していました。そっとそこに近
づく良子を、万吉はいち早く気がつきました。
良子の異常な様子に気がついた万吉は大きな体を素早く動かして、良子に近づき、
黙って良子を抱き締めました。汗の匂いの混じった万吉の体臭を胸いっぱいに吸
い込んで、良子はやった落ち着きを取り戻しました。その瞬間、良子はこみ上げ
てくる涙を一気に振り絞って、肩を震わせて泣き始めました。冷たい良子の涙を
胸で感じながら、万吉は黙って良子の背中をやさしく摩っています。
もちろん万吉は良子に何があったのか知りません、ただ、良子が思いつめ、興奮
して、自分を頼ってここへやって来たことが、嬉しいのです。この瞬間、その代
償として命を絶つと言われても、万吉は笑って良子のために死ねると思っていま
す。

あたりに、土の匂いと、野菜の新鮮な香が満ちています。良子の鳴き声が万吉に
甘える調子を帯びてきました。万吉の体臭に包まれ、良子は泣きながら、彼の体
温を感じてうっとりしています。男に抱かれることがこんなに気の休まることだ
とは今の今まで気がつきませんでした。もう、民子に感じた敗北感は跡形もなく
消えて、庭で垣間見た正一の黒い肉棒が鮮明に良子の脳裏に蘇っています。
それと同時に股間に痺れるような快感が湧き上がり、亀裂がじっとりと濡れ始め
たことに良子は気がつきました。万吉の体臭がたまらなく強く、良子の官能を刺
激し始めました。もう良子は立っていられないほど興奮しています。

腹部を圧迫している万吉の股間が明らかに異常に膨らんで来たのを良子は驚きの
気持ちで感じ取っています。万吉はそれを恥じて、腰を引き離そうとしています
が、それに気がついた良子が万吉の臀部に両手を添えて、強く引きつけています。
万吉も、良子も、相手の身体から湧き上がってくる体臭の中に、いつもと違う、
官能的な香が混ざってきたことに気がついています。

女教師、真理(15) 鶴岡次郎 投稿日:2006/03/18 (土) 14:50
背の高い万吉の股間は丁度良子の腹部を圧迫する位置に有り、良子は万吉の股間
に身体を押し付けているので、そのものをはっきり身体で感じ取ることが出来ま
す。妙にその部分だけが周囲よりも温度が高く、時々良子の身体を押し上げるよ
うに動いています。良子は先ほど庭から覗き見た正一の肉棒と重ね合わせて、万
吉のズボンの中を思い描いています。
民子は両脚をこれ以上は開けないほどいっぱい開いて、恥かしいところを男にさ
らして、そこに黒い肉棒を受け止めて、白い泡をいっぱい出しながら悶えて、卑
猥な言葉をいっぱい叫んでいました。同じ女であり、二つしか年の離れていない
姉の民子が、良子の知らない世界で悶えていたのです。

良子は万吉の肉棒を体で感じながら、今夜ここで、この塊を自分の膣に入れるこ
とを決心しました。それは、万吉の肉棒を食べたいという女の願望ではなく、民
子への対抗心であり、処女の殻を破って女になりたいその気持ちから出た決意で
す。この時点では、処女放棄の決心はかなり理性の勝った決意だったのです。

「ねえ・・、マンちゃん・・、マンちゃんは女を知っているの・・・」
良子が興奮で潤んだ眼で万吉を見上げ、囁くように男に尋ねています。良子を見
下ろす万吉は、女の口臭に甘酸っぱい、男心を一気に興奮させる性臭を感じて、
股間をさらに膨らませています。もう男はそれを恥じることをしないで、その部
分を女の腹部に押し付けています。
「うん、二、三度ほど・・、ううん、飲み屋の玄人女だよ・・、ごめんね・・」
万吉はこっくり頷いて、少しはにかみながら、本当にすまなさそうな様子を見せ
て、良子に断りなく女を抱いたことを謝っています。
「いいのよ・・、謝らなくても・・そう、知っているんだ・・
マンちゃんは大人なのね・・・、いやらしいわ、ふふ・・・・」
良子は笑みを浮かべ、万吉に応えながら、身体をゆすって、腹部を圧迫する肉棒
にことさら身体を押し付けました。良子は感じ取っています。もうそれとはっき
り判るほど、万吉のそこは良子の腹部を押し返しています。

民子の愛液でヌタヌタに濡れて光っていた正一の肉棒をまた良子は思い浮かべて
います。肉棒が亀裂に押入るたびに民子は気持ち良さそうに悶えていました。良
子の股間からむずかゆいような快感が湧きあがってきて、亀裂に愛液がにじみ出
て、それが良子の大腿を濡らし始めています。良子は今ははっきり欲望を感じ取
っています。
これが女の欲望だと、頭の良い良子は、こんな時でも自分の体の変化を分析して
います。肉棒をそこに迎えた経験はないのに、良子はその部分が疼いて、濡れた
亀裂に肉棒を思い切り突っ込んで欲しい、そこを黒い肉棒でメチャメチャにして
欲しいと、悶えるような気持ちで、黒い肉棒が良子の亀裂を押入って行くイメー
ジを妄想して、良子は股間を濡らしています。
もう、民子への対抗心も忘れ、処女の殻を破る大義名分も、どうでも良くなって
います。ただ、男をそこに迎えたい、男の身体から発散される香に包まれて、優
しく抱き締められたい、その思いだけになって、良子は身体を熱くしています。
また、大量の愛液が大腿部に流れ出しています。もう、良子は一匹のメスになり
ました。脚を開いて、万吉の体にその部分を押し付けながら、良子は悶えて居ま
す。メスの香が立ち上がり、敏感になっている万吉の鼻腔を襲っています。

「万吉さん・・、抱いて、私を抱いてほしいの・・、
ここで、ここでいいわ・・・、ねえ・・、おねがい・・・
誰もここへ来ないでしょう・・、小父さん達、もう寝たのでしょう・・・・」
万吉の胸に顔を埋めて、男の体を強く抱き締めて、さすがに恥かしそうに、良子
は一気に自分の思いを告げました。
万吉の肉棒が少し元気を失い始めました。思いがけない女の申し出に、万吉は完
全にうろたえています。男の欲望を感じるようになってから、万吉は良子以外の
女性に心を奪われたことは有りません。自分で慰める時はいつも、良子の清楚な
姿を思い浮かべて励みました。その時でさえ、万吉の脳裏に浮かぶ良子は純白の
ブラウスに紺のスカートを身につけた清楚な女学生の姿を崩しませんでした。そ
の良子が自分を求めている、あの飲み屋の女にしたことを求めているのです。

万吉は混乱した頭の中で、ここで良子を抱くことは出来ない。何とか良子を説得
して、家に届ける方法をじっと考え始めました。
「ダメよ・・、私はもう決心したのだから・・、
恥をかかせないで・・、私を、家に送って行くことを考えているのでしょう」
万吉の頭の中を覗き見たように良子が万吉を見つめて、いつもの女王様に戻って、
万吉に命令しています。

良子に見つめられ、良子の体温を感じ、身体が一気に解けそうな甘酸っぱい女の
体臭をいっぱい吸い込んで、万吉は股間を極限まで緊張させています。万吉は決
心しました。女王様の命に従って、その贈り物をいただくことを決心しました。
そう決心すると、万吉はもう歯止めが利かなくなりました。ズボンの中で痛いほ
どまでに膨張した肉棒が、暴れだし、その先端から粘液を少しずつ垂れ流し始め
ています。

万吉はゆっくり良子を抱き上げました。良子は万吉の首に両手を掛けて、うっ
とりした顔で万吉を見つめています。納屋の薄暗い照明が二人を照らし出し、小
柄な良子を抱き上げている長身でたくましい万吉、二人のシルエットは正に正義
の騎士に助け上げられた薄幸の王女様のようです。

万吉は王女様を軽々と横抱きにして、照明の光が届かない納屋の奥、幼い頃二人
が良く遊んだあの場所、納屋の一番奥にある4畳半の畳敷きになっている野良仕
事の休憩場所に向かって歩き始めました。
そこでも未経験であるはずの良子がリードすることになりました。先ず、見よう
見まねで万吉の肉棒を良子が咥え、次いで野性的な匂いのする良子の亀裂を万吉
は心を込めてしゃぶりました。今日いっぱい働いた二人の若者のその部分は、か
なり強烈に匂うはずですが、二人の男女はその香りむしろ楽しんでいます。口中
に広がる、相手の匂いが二人に幼かった頃の思い出を蘇らせています。性臭の中
に、幼い頃の体臭を嗅ぎ分けているのです。

そしていよいよ二人は重なり合う様子で、今度はさすがに万吉がリードして、良
子の脚の間に大きな体を割りこませて、良子の亀裂の見える位置に座り込みまし
た。40wの裸電球が弱弱しく良子の裸体と、かなり濃い目の陰毛に飾られた良
子の亀裂を照らし出しています。良子は眼を閉じて、万吉の手の動きに任せて、
大きく両脚を開いて、その時をじっと待っています。
その時、入口から吹き込んできた風が良子の股間をそっと撫ぜて行き、べっとり
濡れた亀裂にひんやりした感触を良子は感じて、恥かしいその部分を万吉の眼前
に曝していることを改めて悟り、思わず脚をそっと締めようとしています。万吉
の大きな体がそれをさせません。良子はあきらめて、両脚のこめていた力を抜き、
さりげなく脚を徐々に拡げて行き、もういっぱいにそこを広げて、恥かしい部分
を惜しげもなく万吉の目に曝しています。

女教師、真理(16) 鶴岡次郎 投稿日:2006/03/19 (日) 17:34
万吉は良子の両脚の間に座り込んでいて、彼の膝の上に良子の脚が載り、良子は
両脚で万吉を抱いている格好です。この姿勢では当然、彼の目の前30センチの
ところで良子の亀裂が全開で曝されることになります。

今夜突然良子が訪ねてきて、期待もしていなかった展開で、良子を抱くことにな
りました。万吉の顔は良子の愛液でベトベトに濡れて光っています。凄まじい良
子の処女臭に万吉は包みこまれているはずですが、もう鼻が慣れてしまって、そ
の香りと万吉は一体になっています。

万吉はいよいよ良子の亀裂に肉棒を入れることが出来るのです。万吉は目の前に
良子の亀裂を見ていても、本当にその亀裂に自分の肉棒を入れていいのかどうか、
未だ迷っています。今までそのことに憧れ、しかし到底実現しない無理な願望だ
と思っていたことが今晩、突然現実となったのです。万吉をこの幸運な展開がま
だ信じられない気分です。
亀裂を舐めまわしている時、何度か射精して、気が狂うような興奮が収まり、万
吉はやや冷静さを取り戻しています。その落ち着いた気持ちで改めて良子の亀裂
をしみじみと見ています。
お臍の下から渦巻く漆黒の陰毛が生えそろい、かなり奔放に天に向かって伸びて
います。漆黒の流れは良子のお尻のホールまで絶えることなく渦巻きながら続い
ています。万吉はそっと手を伸ばし、長く伸びた陰毛をそっと掻き分けて、亀裂
を探り出しています。

万吉の指で掻き分けられた先に、かなりの水分を含んだピンク色の亀裂が見えま
す。まさにそれは亀裂で、大陰唇は固く、固く、閉じられ、柔らかい肉が盛り上
がり、黄色いマシュマロのような感触です。長い間、万吉が憧れていた良子の性
器がそこに見えます、そして、それは万吉の陰茎の訪れをじっと待っています。
万吉は身じろぎもせずじっとその夢のような光景を見ています。

ようやく、万吉は肉棒を握り、亀頭をその亀裂に接触させました。そこに肉棒を
挿入する気になったのです。男はこの瞬間、この行為によって起こる全てのこと
に対して命をかけて償う覚悟を決めています。興奮で紅潮した顔に男の気概が満
ちたいい表情を万吉は浮べています。

大陰唇に接触する肉棒を感じて、良子の大腿がピックと反応しています。十分に
亀頭を良子の愛液で濡らし、万吉はゆっくりと腰を前に進めて、その先端をほん
の少し亀裂の中に割り込ませました。良子が何事か呻いています。万吉は構わず
少し体重をかけて、亀頭を前に進めました。亀頭の顎の部分がその中に入り込み
ました。良子の呻き声が高くなっています。万吉は一気に体重をかけました。ズ
ルズルと音がして、亀頭の全身が亀裂に消え、肉棒が三分の一ほど入り込みまし
た。 

亀頭が無理やり押入った時、良子は明らかな苦痛の悲鳴を上げて、万吉の身体を、
凄い力ではねのけるようにして、一メートル以上身体を上へ移動させました。体
重の重い万吉を体の上に載せて、非力な良子が畳の上を滑ったのですから、破瓜
の衝撃に耐える、苦痛に足掻く力の凄さが分ります。万吉は必死で良子の上に身
体を乗せて、振り落とされないよう、肉棒がそこから抜けないよう、良子の激し
い動きに身体を合わせています。
そして、優しい万吉は、そこで腰を止めて良子を思いやる姿勢を示しました。陰
茎は半分ほど亀裂に挿入された状態で止まっています。経験の浅い男にしては上
出来の行為です。

後で良子にも分ったことですが、万吉の肉棒は並外れたサイズで、酒場のベテラ
ン女性でさえ、それを受け入れることに最初は途惑ったほどのものです。処女で
ある良子は勿論、当の万吉でさえ万吉の肉棒が並外れたものとはその時は、思っ
ていませんでした。

「ハア、ハア・・、大丈夫、ヨシちゃん・・、痛いの・・、抜こうか・・」
「ううん・・、フゥ・・ッ・・、でも・・、
       すごく痛かったわ・・、少し待って・・・」
良子は万吉の肉棒を股間に感じながら、ゆっくりと息を整えています。先ほどの
激痛は去り、異物感とちょっとした創傷痛が残っています。

「いいわ・・、だんだん良くなったみたい・・」
良子は激痛で思わず硬く閉ざしていた両脚をゆっくり開き、あの民子を真似て、
精一杯両脚を開きました。脚を開くことで、恥かしいような、それでいて、淫ら
な快感が股間から湧きあがってきます。股間に肉棒を受け止めて脚をいっぱいに
開いて両手両脚で男に噛り付いている姿はあの民子と同じです。
人類の歴史が始まって以来、女が経験してきた破瓜の痛み、喜び、恥かしさを、
今、良子は今じっくり味わっています。

肉棒が良子の中にそれ以上入り込まないように、万吉は両手、両脚を畳につけ
て、全体重を支えています。股間に万吉の肉棒を感じ取りながら、良子は淫ら
に裸体をいっぱいに開いて、両手両脚で万吉に絡みついています。その恥かしい
姿態を良子は自分で確かめ、これで女になったと良子は満足しています。

「マンちゃん・・、有難う・・、これで終わったの・・」
本来ですと男女の絡みはここから始まるのですが、良子は激痛を感じ破瓜が完了
したことで、全てが終わったものと思ったようです。万吉に絡ませた両手両脚の
力を抜いて、良子は亀裂に挿入されている肉棒を抜き取って欲しそうな素振りを
見せています。良子はこれ以上亀裂に肉棒を入れておく意味を感じていないので
す。
亀頭が少しその中に入り込んで、処女膜を破壊しただけで、性器同士の絡みは何
もやっていないのですが、万吉はここに至るまでに、興奮で何度、何度も射精し
て、それなりに満足していて、良子がそれを希望するなら、ここで終わっても良
いと思っています。どちらかと言えば、万吉自身も終わることを密かに望んでい
ます。肉棒の挿入を続けていると、良子の膣の中に放出する可能性も有り、良子
の体にはまだまだ未練はありますが、ここは何事も起きない内に終わらせるべき
だと万吉は思い始めています

女教師、真理(17) 鶴岡次郎 投稿日:2006/03/22 (水) 00:38
「ヨシちゃん、凄く良かったよ・・、ヨシちゃんは痛かっただろう
俺・・、俺は、こんな思いがけないことになって、本当に感謝しているよ
今晩のことは一生忘れないよ・・、もちろん、何かあれば・・・」
万吉は良子を抱いたことで起こりうるどんな事にも対応する決意を良子に告げよ
うと思い、それを口に出しかけたのですが、その言葉を飲み込みました。そんな
ことを軽々しくこの場で言う必要が無いと思い直したのです。今晩の行為の責任
は、万吉の中で決めておけば良いことで、良子に伝える必用が無いと思ったので
す。

万吉は両手両脚に力を入れて、慎重に自分の身体を持ち上げました。元気なまま
の万吉の肉棒が低い音を出して、良子の亀裂から抜き取られました。そして、身
体を捻って万吉は良子の側にゆっくりと身体を横たえました。良子の初めての夜
はこうして終わりました。良子がここへ来てから、一時間ほどが経過しています。

二人の性器の交わりは、まことにあっけないもののように見えますが、初心者の
若い二人には精魂を傾けた、本当に充実した絡みだったのです。多分これ以上の
絡みを続けることは、二人のとって何の意味もないことだと思われます。
合体では快感を感じることはなかったその部分に残る痛み、むず痒さ、そして鮮
やかな鮮血、それらは二人が合体した証で、良子も万吉もこれで十分満足してい
ます。

二人は裸体を畳の上に投げ出して、互いの手を握り締めあって、言葉もなく、
じっと天井を見上げています。太い丸太がむき出しになった屋根裏が直に見える
その光景は幼い頃から馴染んだものですが、今の二人には、一生忘れることの出
来ない景色になるでしょう。

良子は処女喪失のショックで、全身が何となく力の抜けた気分になっていますが、
心は晴れやかで、今晩のことを決して後悔はしていません。初めての相手が万吉
であったことも、そうなってみると、以前からそのつもりで居たような気になっ
ていて、何の違和感も有りません。股間に残る異物感と膣内の創傷感を良子は楽
しみながら、今は、湧き上がる達成感で、すがすがしい気分です。

万吉の心の中は複雑です。良子が万吉を愛していて、身体を投げ出したとはとて
も思えないのです。何かが良子を動かし、今晩、良子が処女を捨てる決意をして、
たまたま万吉がそこに居たと考えるのが自然です。良子にとって、今晩の相手は、
万吉でなくても、誰でもよかったのだと、万吉は冷静に分析しています。
「それでも良い、ヨシちゃんの初めての男が俺だった事実は、誰も動かすことが
出来ない真実だ。俺は、このことを一生忘れないで、ヨシちゃんのために生きて
行こう、それが、ヨシちゃんが俺を選んでくれたことへのお礼だ・・・」

万吉は、良子の手を握り、煤けた天井を見上げながら、これからの人生を良子の
ために生きることを決心しています。それがどんなに大変なことか、当の万吉も
正確には判っていません。万吉はこの時点でも、良子と結婚できるとは思ってい
ません。その女と結婚しないで、その女性のために男の人生を捧げることが何を
意味するのか、筆者にも予測は勿論、想像すら不可能です。そのことを彼女に告
げるわけでもなく、誰かに知らせるわけでもなく、万吉はその困難な道を辿るこ
とを自分自身に課したのです。

「マンちゃん、ありがとう・・、嬉しかったわ・・」
万吉を見つめる良子の目からスーと一筋の涙が流れて、それが電灯の光にキラリ
と輝きました。万吉がゆっくり起き上がり、良子の全身を彼のシャツで拭き清め
ています。良子は、万吉の手に全てを委ねてうっとりしています。良子の全身を
拭き終わった万吉は、良子を抱き上げ、その場に立たせて、服を着せ始めました。

びっしょりと濡れたショーツ、ブラジャー、そしてTシャツ、最後にジィ―ンズ
のパンツを穿かせて完了です。良子は万吉に全てを任せて、童女のような表情で、
少し笑みを浮かべて、万吉の命じるまま手足を動かしています。
万吉は背中を良子に向けて、その場に腰を下ろしました。良子がその背に乗ると、
万吉はゆっくり立ち上がり、納屋を出て、畑の中にある細い農道に歩を進め、
ゆっくり歩いています。万吉の家から良子の家まではほんの5分の道のりです。

ようやく顔を出した満月が、二人の姿を煌々と照らし出しています。良子は万吉
に背負われ、彼の首に両手を絡め、彼の首筋に唇を押し当て、涙を流しています。
流れ出た涙が万吉の首から胸に流れて、彼の開襟シャツを濡らしています。その
冷たい感触を感じながら、万吉は胸の張り裂けるような喜びに浸っています。

良子の唇を首筋に感じ、彼女の官能的な香のすると息を鼻腔に感じて万吉は
ゆっくり歩いています。背中に良子の豊かな乳房を感じ、良子の股間が腰に押し
付けられ、そのあたりが妙に湿った感触がします。このまま何処までも歩き続け
たいと万吉は思っています。しかし、月光に照らされた白い道の先に良子の家が
黒々と見えてきました。

「お休み・・、ヨシちゃん・・、ありがとう・・」

女教師、真理(18) 鶴岡次郎 投稿日:2006/03/22 (水) 15:51
「お休み・・、ヨシちゃん・・、ありがとう・・、俺は・・・」
万吉は良子の家の前で、丁寧に良子を抱き下ろし、良子の眼を見つめて、今夜の
お礼を言い、今の万吉の気持ちを伝えたいのですが、良子に面と向かうと、胸が
いっぱいで言葉が出てきません。そんな万吉の様子を、笑いながら見守っていた
良子が黙って飛びつくように万吉の首に両手を掛けて、体を持ち上げ、唇を合わ
せました。万吉は良子を抱き締め、優しく良子の唇を吸っています。宙に浮いた
良子の両足が動いて、万吉の膝を軽く蹴っています。白い月光が二人の影を路上
に映し出しています。長い時間がそのまま過ぎました。良子が唇を外しほっと大
きな息を継ぎ、万吉もそれに合わせて息を継いでいます。

良子はにっこり笑って、万吉に背を向けて、月光に白く輝く庭を小走りに駈け抜
けて、玄関に向かっています。万吉はその後ろ姿をじっと見つめています。良子
が玄関口で立ち止まり、振り返り、片手を大きく振りました。万吉は右手を肩ま
で上げて、良子に応えています。良子の姿が家の中に消えても、万吉はそこに
じっと立ちつくしています。

万吉の白い開襟シャツの胸の位置に、掌大の鮮血模様がくっきりと残っています。
そこからあの妖しい良子の香が立ち上がっています。
良子が残した純潔の証です。突然、万吉は大きな唸り声を出し、その場から、凄
い勢いで、駆け出しました。

農道を獣のように唸りながら走る青年、その姿を優しく照らし出している満月の
青白い光り、思いをかけていた女を抱いた喜びを全身に表して、青年は野を駈け
ています。おそらくいつまでも、力尽きるまで青年は走り続けるでしょう。
このまま一瞬の間に千年の時間が遡っても、そこには、喜びを全身にあらわして、
今日の万吉のように、野を駈ける青年を見ることが出来るでしょう。そして、こ
れから千年の時間が経過した時も、そこに命の喜びを発散させている青年を見た
いものです。
こうして永遠に続く人の営みの一つが、今宵もまた静かに、その幕を開きました。

「万吉さんと映画を見てきたのよ、
少しエロっぽい映画で恥かしかったけれど、面白かったわ、
お食事は済ませたわ、お風呂に入るわね、
ああ・・あ、楽しかったわ・・、ふふ・・・」
その夜遅く、良子は晴れ晴れとした顔で戻ってきて、遅くなった言い訳を陽気に
真紀に伝えて、真紀の視線を背中に感じながら風呂場に直行しました。風呂場か
ら良子の歌声が聞こえます。真紀と種男が顔を見合わせて微笑んでいます。子供
の幸せな様子を見るのは親にとって一番楽しいことです。

その日を境に、母親の真紀でさえ驚くほど良子は綺麗に、そして妖しい魅力を振
り撒くようになりました。真紀は良子が男を知ったことを何となく感じ取り、そ
してそれが次第に確信に近いものに変わりました。

女教師、真理(19)  鶴岡次郎 投稿日:2006/03/23 (木) 12:39
三  順 子

慣れてくると、学校での仕事は案外単調な業務の繰り返しで、直ぐに真理は要領
を覚えました。ただ、会社の仕事に比べて、なんと人との付き合いが多いことか
と驚いています。人との付き合い、これが先生の仕事なのだと真理は何となくこ
の仕事が少し見えてきた気がしています。
担任をしている50人近い生徒との接し方、生徒の父兄との接触、町の人との付
き合い方、同僚である他の先生との付き合い、日に何十人、いえ、100人以上
の人達と接して、親しく話し合うのが先生の仕事の真髄だと真理は気がつきまし
た。毎日、人との接触の中で、定められた仕事を消化していくのが先生の仕事な
のだと理解しました。そして、真理はこの仕事が好きだと思っています。

朝8時に下宿を出て、徒歩10分で学校に着きます。9時からの授業に備えて、
簡単に準備をして時を過ごします。職員は大体8時30分ごろ全員が揃います。
職員会議は週末の午後開催されます。全職員は校長以下14名で、米田教頭、そ
して学年主任を担当するベテランの職員6名、他は平の職員6名です。学年会議
は週末職員会議の後、生徒の居なくなった教室で行います。生徒数は学年別に8
0名前後で、学年ごとに40名前後の2クラス編成になっています。学年会議は
学年会議と平職員の2名の会議ですから、実際は月一回程度しか開かれません。
真理は5年担当で、学年担当は桜井順子です。

桜井順子は40になったばかりで、身長150足らず、色白でやや太り気味です
が、しっとりしたお色気が全身に漂っている魅力的な女性です。声をかけて振向
いた時、その何げない仕草の中に、男を十分に知った姿態が蠢いて、その背中、
臀部の妖しい動きに、男なら一気に引き付けられます。
面と向かって話している時、メガネの奥で、よく光る目がいつも濡れていて、男
の目には彼女がいつも欲情しているように思えるはずです、その笑顔、吐息の香、
そして漂ってくる体臭、それら全てが順子が素晴らしいメスだと男に語りかけて
きます。

普段、順子は白いブラウスをきっちり着て、少し短めスカートを穿いていて、何
処から見ても清楚で綺麗な女教師です。しかし、しかるべき男性から見ると、そ
の清楚な姿の裏に、燃えるような欲情をいつも隠している順子を見つけることが
出来るはずです。それが、一寸した動きの中にも漂い出て、順子を妖しい女に見
せているのです。
女の真理から見る限りでは、丸顔で縁なしの丸いメガネを掛けていて、大きな瞳、
長い睫、そして真っ赤な小さな唇、いつも陽気に笑っている、美人で気のいい独
身の女性です。

真理はここ3ヶ月ほどの間、米田教頭と一緒に授業しています。いわば見習い期
間です。米田教頭は50前後の、頭髪が薄い、一見、野良仕事が似合いそうな素
朴な日に焼けた顔をしている、身長160ほどの男性です。
米田の家は代々の野菜農家で、70歳半ばの両親と彼の妻そして、同居している
長男の夫妻とその子供達、いわゆる4世帯家族です。
長男と教頭がサラリーマンをやっていて、長男の嫁と教頭の妻が農業専従で、年
老いた教頭の両親も現役の働き手です。

この学校に勤務をすることになり、最初の朝、柳井と新藤敦子の不倫の現場に遭
遇し、その夜、大家の嫁良子のこれまた不倫現場に出くわして、大変な街に来て
しまったと暗澹とした気分で居たのですが、3ヶ月が経過して、見習い期間が終
わる頃には、この町の様子も、学校の雰囲気も判り始め、真理は次第に落ち着い
てきました。
唯一つ気がかりなことは、夜遅く下宿に帰る時、誰かに見られている気がするの
です。毎回ではなく、暗くなって、道を急いでいる時、誰かに遠くから監視され
ている気配を感じるのです。気になって、振向き、その方向を見るのですが、一
度も人影を見たことはありません。
あの良子の事件直後、下宿の鍵を新しくして、内側からも三重に鍵をつけました。
大家の若嫁良子とは、あの事件以降、顔を会わせたことはありません。良子が部
屋を使った形跡を発見することもありません。次第にあの事件は真理の中では、
記憶の中から消えかかっています。

見習い期間が過ぎたお祝いを米田教頭が自宅で開催してくれることになり、学年
主任の桜井順子と連れ立って、米山の家を訪ねました。米山家はこの地方の典型
的な農家のたたずまいを見せています。
農園の真ん中にあって、防風林の木立に囲まれて、隣の家までかなり離れてポツ
ンと建っている家です。このあたりは明治維新後開発されたところで、日本の伝
統的な村の形態を取っていなくて、どちらかと言えば開拓地のように、個別農家
が孤立して点在しています。

米田夫妻と彼の両親、そして長男一家の夫妻と子供3人の9人が玄関に立って、
二人を迎えてくれました。大きな平屋の母屋と、長男一家が使用している二階建
の別棟が、防風林に囲まれて立っています。
にぎやかな一家と一緒に心尽くしの家庭料理のもてなしを受け、真理は久しぶり
に楽しい食事が出来ました。この家に招待された時はそうすることが習慣になっ
ているようで、順子も真理も勧められるままに、その夜はこの家に泊まることに
なりました。二人とも一人暮らしで、特に連絡の必用な人も待っていませんので、
その点気楽です。その上、明日は休日です。

順子と真理は母屋の奥にある12畳の客間に、布団を並べて休むことになりまし
た。昼間の疲れと、つい飲みすぎた日本酒のせいで、真理は直ぐ深い眠りに落ち
て行きました。
我慢できない尿意を感じて、真理は目覚めて、順子起こさないよう、教えられて
いるお手洗いに向かっています。古い農家のトイレは概ね母屋とは独立した別棟
になっていて、この家でも長い廊下を歩いて、屋根付きの渡り廊下を経て、やっ
と目的地にたどり着きます。

畑の中の一軒家ですから、真っ暗闇で、渡り廊下を照らす、淡い常夜灯の光だけ
を頼りに歩くのです。気候のいい頃ですから、寒さは気になりません。しかし、
ひんやりした夜の冷気と暗闇の恐怖に対する緊張で真理の眠気は一気に吹き飛ん
でしまいました。ようやく小用を済ませて、ほっとして帰りの廊下を歩いている
と、何処からか、女の切羽詰った声が聞こえます。
母屋には夫婦者が二組居るはずですから、当然その声が聞こえても異常ではあり
ません。真理は聞かなかったことにして、自分の部屋へ急ぎました。部屋に戻っ
て、闇に慣れた眼で見ると、順子の布団が空になっています。布団に触ってみる
と、冷たくなっていますから、真理より前に、この部屋の出ていたことになりま
す。真理がこの部屋を出る時、順子が居ないことに気が付かなかったのです。そ
して、真理は先ほど聞こえた女の切羽詰った声が順子のものだとようやく気が付
きました。・・・であれば、男は米山教頭の可能性が最も高いことになります。

女教師、真理(20) 鶴岡次郎 投稿日:2006/03/24 (金) 22:16
朝、目が覚めると側で順子が良く眠っています。障子に映る朝日の影から考える
と朝の6時は過ぎています。真理は順子のほうに顔を向けて、彼女の寝姿を
チェックしています。髪にも寝顔にも、特に乱れた様子はありません。昨夜の声
は、夢の中の出来事だったのかと、一瞬思ったのですが、女だけの部屋なのに、
かすかに男の香がするのです。しかもその香は新鮮な香で、決してこの部屋に染
み込んだ古い香でなく、順子の体から立ち上がっているものです。順子が昨夜誰
かと絡み合ったことは確実です。その気で眺めると、順子の全身が情事の跡を色
濃く止めているように見えます。

うっすらと寝汗の浮かんだ頬に頭髪が数本絡んで、真っ赤の唇がやや開いて白い
歯が見えます。浴衣の胸がやや開いていて、そこから見える青白い乳房の谷間に
もうっすらと寝汗が光っていて、順子の全身が濡れているように見えます。
真理は同性の寝姿を見ながら、この体が昨夜男の下で悶えて、あの声を出してい
たのだと、何やら妬ましいような、それでいて、心ときめく気持ちになっていま
す。
もしかしたら、順子は下着を一切身につけていないかも知れないと真理は想像を
巡らしています。そして、この頭の芯を直撃してくる官能的な香、これは間違い
なく精液の香だと真理は思っています。多分この香りは順子の股間から匂って来
るものだと真理は断定しました。

その時、順子が少し動きました、真理は慌てて眼を閉じ、熟睡しているふりをし
ています。順子は真理の顔を覗き込みながら、その可愛い寝姿を見て笑みを浮か
べながらゆっくり上半身を起こしました。真理は眼を閉じています。上半身を起
こした順子の身体から、強い女の匂いと、精液の香が立ち上がって、真理の敏感
な嗅覚を刺激しています。順子は真理を起こさないよう静かに布団の上に立ち上
がりました。もう、彼女は真理を見ていません。順子の浴衣の前合わせが乱れて
いて、彼女の白い脚と股間の茂みさえ見えます。

「やっぱり・・・、穿いていないわ・・・・」
真理はうす眼を開けて順子をチェックして、下着がないことを確認しています。
順子は部屋の隅に行き、そこにあるバッグからティシュを取り出し、真理に背を
向けて、そこに跪き、何やら体を拭っています。浴衣の裾が順子の行動を真理の
目から遮っていますが、その様子から見て股間を拭いていることは確かです。
「フッツ・・、これでいいわ・・、そうそう・・新しいものを持っていたわ・・」
ティシュの塊を亀裂に押し込んで、順子は低い声で呟いて、そしてバッグからピ
ンクのショーツを取り出し、その場で穿きました。

振り向いた順子の目と真理の目が合いました。
「あら・・、おはよう・・、起こしてしまったかしら・・、ごめんね・・」
順子は真理の顔を見て、屈託なく挨拶をしています。
「おはようございます・・、ああ・・、よく寝たわ・・、
もう何時ですか・・・、ああ、お腹空いた・・・」
6時半だと告げる順子の前で、真理は勢いよく床の上に起き上がりました。そん
な真理の動きを見て順子が微笑んでいます。順子の手には、まだティシュの塊が
残っています。

米山夫妻、両親、そして二人の客人が朝食の席についています。米山と、順子は
屈託無く顔を会わせ、世間話をしています。昨夜、二人に男女の関係があれば、
もっと何かを感じてもいいはずだと真理は考えています。米山夫人が味噌汁のお
替りを米山の父、朔太郎に入れていて、それを彼の側近くに座っている順子に、
お客さんを煩わして申し訳ないけれど、おじいちゃんに味噌汁を手渡してほしい
と笑顔でお願いしています。順子が愛想良く、それを受け取って、朔太郎に手渡
しています。なにげなくその様子を見ていて、真理は気がつきました。

「昨夜の男は、朔太郎だ・・」
順子と朔太郎は味噌汁を手にして、一瞬、目を会わせて、二人だけに通じる挨拶
をして、直ぐ眼を逸らせているのです。朔太郎は、180センチの長身で、農業
で鍛えたがっしりした体で、頭髪は真っ白ですが、それが日に焼けた肌にマッチ
して魅力的な風貌を作っています。確か70歳代半ばのはずですが、老人のよう
な雰囲気はその言葉と日常動作を見ている限りでは、感じません。むしろ50歳
代の米山教頭の方が、老人の雰囲気を強く持っています。

真理は温かい味噌汁を口に入れ、香ばしいその香にうっとりしながら、二人の姿
をそれとなく注意して見ています。70代の男性と40代の女性の関係、文字や
言葉でそのことを考えると多少違和感を感じますが、二人を目の前にすると、こ
の組み合わせなら十分可能性が高く、むしろお似合いの二人だと若い真理は、嫌
悪感を持たないで二人の関係を分析しています。そして、たくましい朔太郎の胸
板に顔を埋めてあえぐ順子の悶えた顔と、昨夜聞いた上ずった女の喘ぎ声を重ね
合わせて、何となく下半身が熱くなる思いです。

「先生・・、真理先生、お替りをどうぞ」
教頭夫人の花絵が、にっこり笑って、真理にお盆を出しています。真理はその人
懐こい笑顔につられて、またお替りを出してしまいました。三杯目です。
「昨夜は良く休まれましたか、少し冷えたようですが、大丈夫でしたか」
朔太郎の妻、咲枝が柔和な笑顔を浮かべて、真理に話しかけてきました。良く見
るとは花絵に良く似ています。60半ばのはずですが、肌がつやつやしていて、
丁寧に、きっちりまとめられた髪も黒々としていて、女の色気を十分漂わせてい
ます。

花江も、咲枝も娘盛りの頃はさどやと思わせる美人で、丸顔にパッチリした瞳が
なんとも愛らしく、笑顔が吸い込まれるように素敵な女性です。真理はすっかり
この二人の夫人が好きになりました。それにしても、朔太郎は咲江と一緒に寝て
いるはずですが、何処でどのようにして順子を抱いたのだろうと、真理は二人を
交互にちらちら見ながらその情景の推理に耽っていました。

「順子先生は、いかがでした、気持ちよく休まれましたか・・・」
咲枝が朔太郎を見て、そしてその視線を順子に移して、真理に向けた笑顔とは少
し異なる表情を見せて、順子に声を掛けました。

「おばあちゃんは昨夜の情事を知っている・・」
真理は咲江の表情を見てそう確信しました。

女教師、真理(21) 鶴岡次郎 投稿日:2006/03/26 (日) 01:03
「おばあちゃんは昨夜の情事を知っている・・」
真理は咲江の表情を見てそう確信しました。そして昨夜が二人にとって初めての
夜でないことも何となく感じ取りました
咲江おばあちゃんの言葉に順子が、笑顔で頷いています。浮気相手の伴侶と話し
ていても、順子の態度に何も異常なところを真理は見つけ出すことが出来ません、
そして、咲江も普通の調子で順子と話し合っています。
二人は全てを知っていて、平然と打ち解け合って、世間話をしているのです。真
理は、二人の様子を見ながら頭をフル回転させて、その関係をいろいろ推測して
みました。順子のことを咲江おばあちゃんが認めていて、昨夜も咲江の許しを得
て二人は抱き合ったと考えるのが一番自然なストリーで、そして一番刺激的なイ
メージは、三人で絡み合う姿です。

花江夫人がまたお替りを催促して、真理は慌てて手を振っています。朝から他人
の情事をあれこれ推測していて、美味しい朝ごはんが何処に収まったか判らない
思いになっていましたが、食べ終わって考えると、薫り高い自家製の味噌をふん
だんに使った味噌汁、自家製茄子のお漬物、庭で放し飼いにしている鶏の卵を使
用した厚焼き、自家製野菜の煮物、教頭が釣ってきた川魚の焼き物、そして吟味
して自家用に選び抜かれたお米を、美味しい清流の水で炊き上げたふかふかのご
飯、都会の味に慣れきった真理の舌には、どれも新鮮で、素晴らしい味でした。

「本当に美味しくて、私、三杯もお替りしました。
まだ、食べたいのですが、お腹がきつくて、
とてもこれ以上いただけそうもありません。残念ですが・・」
大げさに真理がお腹を抱えて、食べ残した野菜の煮物を恨めしそうに見つめてい
るのを見て、席の全員が大笑いしました。
野菜の煮物とお漬物を少しお土産に包んでおいてから、持って帰りなさいと花江
が真理に言って、真理がまたはしゃいで、席の笑いを誘っています。真理は、そ
の時も朔太郎と、順子が微妙な笑みを交換したのを見逃していません。

「あなた気がついていたようね・・・、
おじいちゃんと私の関係・・・、そうでしょう・・」
朝食の後、順子の車に同乗して、真理は米山家を出ました。順子が真っ直ぐ前を
向いて、運転しながら、突然切り出しました。その横顔は笑っています
「貴方に気付かれる可能性が高いと思っていたけれど、
せっかくの機会だから、おじいちゃんに抱かれたのよ・・、
やっぱり女の身体は情事を隠しきれない構造になっているのね・・」
順子は悪びれた様子も無く、笑みさえ浮かべて、昨夜の情事を告白しています。
真理は何と応えていいか判らなくて、ただ黙っています。その沈黙が順子には
真理の応えになっているようです。

「もう、何年になるかしら、おじいちゃんと私の関係・・・・、
咲江おばぁちゃん以外はこの関係を知らないはずだけれど・・・、
教頭先生の奥さんは多分知っているわね・・・、
おばあちゃんとは実の親子だものね」
順子はそこで言葉を切って、遠くを見る眼になっています。真理は、この時も
不倫をしているはずの順子に嫌悪感がわきません。そう、あの朝、宿直室で不
倫をしていた敦子に感じた感情に似た思いをこの順子にも、抱いています。

二人とも許されない不倫の行為をしているのですが、二人とも潔いというのか、
じめじめしたところがなく、ただセックスをするため他人の持ち物を一時借り
ているといった雰囲気です。真理はこんな二人に共感しているわけではないの
ですが、少なくとも理解は出来るのです。

「おばあちゃんが子宮ガンで入院したことがあるのよ、もう何年も前ね
幸い早期発見で、子宮を取り除いて、おばあちゃんは全快したわ、
教頭先生の花江奥さんが、病院に看護で出向くことが多くなって、
それに若奥さんのお産が重なったりして・・・、
一人身の私が泊り込みでお手伝いに行ったのよ、
エエ、勿論、二人ほどお手伝いの方には来ていただいていたから、
家事はその方に任せて、私はもっぱら、家事全般の取締役ね、
これでも随分感謝されたわよ・・、こう見えても、私は、元は主婦だからね・」

未婚だと思っていた順子は結婚経験があるのです。真理は息を詰めてじっと聞き
入っています。順子は真理を信じて、全てを話すつもりになっているようです。
長い付き合いでも、なかなか心を許す友は出来ないのですが、短期間の付き合い
で、順子は真理のことを心を許せる人だと思ったようです。

「ねえ・・、あそこのファミレスでお茶にしようか・・」
順子は真理の返事を確かめないで、ハンドルを左に切って、街道筋に建っている
ファミレスの駐車場に車を停めました。昼食までは間のある午前中の店の中は閑
散としていて、二人は日当たりのいい、奥まった席を占めることが出来ました。
薫り高いコーヒが、目の前に出され、眼を細めてそれに口を付けながら、順子が
車の中で途切れた話を続け始めました。

「あなた男性経験はあるでしょう・・・・、それなら話し易いわ」
順子は真理が男性経験を肯定も否定もしないのを見て、真理が十分男を知ってい
ると思ったようで、少し笑みを浮かべて、話を続けました。
「結婚したのは遅くて、30をだいぶ過ぎていたのよ、
初夜が文字通り、私の初めての夜だったのよ・・、楽しかったわ・・、
それが・・、結婚後2年で、夫は交通事故であっけなく逝ってしまったのよ・・」
順子は熱いコーヒをすすりながら、悲しいはずの思い出を淡々と真理に話してい
ます。聞いている真理の方が、息が詰まりそうで、思わず目頭を熱くしています。

「体の中にポッカリ大きな孔が開いた様で、学校にお願いして、半年の休暇をいた
だいて、世界中を旅したわ、リュックを背負って、思いついたところへ行って、
そこで次の目的地を決める、まるででたらめな旅行だったわ」

女教師、真理(22) 鶴岡次郎 投稿日:2006/03/26 (日) 23:56
順子は遠くを見つめる目で、当時を思い出しながら、淡々と話しています。順子
がこの話を他人にするのは初めてのことです。このことを考えても、年の離れた
気の合う同性の同僚、真理に順子は本当に心を許しているようです。見方を変え
れば、順子自身こうした機会が来るのをじっと待っていたのかもしれません。

「その地で、いろいろな男に抱かれたわ
最初はやけになって、自分をメチャメチャにするつもりで、
行きずりの男に誘われるままに身を任せていたのだけれど
回を重ねると、そのことが楽しみになって、最後には、最初の目的を忘れて
そのことをするため、旅を重ねている自分に気が付いたのよ・・・」
順子はこころもち頬を染めて、眩しそうに、真理を見つめて、男性遍歴を話し
ています。真理は思わない展開に、恥かしくなって、順子の眼をまともに見る
ことが出来ません。

「男達と行きずりの性交を重ねていて、大陸の貧しい町にたどり着いた時、そ
こで遂にお定まりの厄介な性病を貰って、その地で入院することになったのよ、
ベッドは勿論、患者が横になるスペースさえ十分に確保できない、貧しい入院
患者が溢れている貧民窟のような病院で、私はTヶ月以上すごしたのよ・・、
そこでいろいろな人を見たわ・・」
さすがに順子はそのことに関しては真理にほとんど語ろうとしませんが、放浪
の旅を続けながら、彼女は旅費と生活費を稼ぐため売春まがいの行為も頻繁に
やっていたのです。そうした行為の当然の結果として、性病を患い、ほとんど
旅費も底を着いていて、その地でも最下等の施療病院に入院することになりま
した。
少ないながらも入院費用を準備できた順子はようやくベッドを確保できたので
すが、ほとんどの患者は、施しを受けて治療を受けていて、重病者以外はベッ
ドの空くのをフロアーで待っている状態でした。

順子のあまりに過激な話に真理は当惑しています。絶望して、自棄になった若
い女が、一人で放浪の旅を続けていれば、どんな結果になるか、世間知らずの
真理にも容易に想像できます。十分に旅費を持たない女が、それも人生に絶望
して、自棄になった女が生活費を得るため出来ることはただ一つです。
真理自身も失恋の痛みに堪えかねて、将来のことを良く考えないで、苦労して
入社した、人のうらやむ勤め先を退職した経験が有りますが、真理に出来たの
はそこまでで、順子の破天荒な生き方は、真理の想像を超えたものです。
目の前にいる明るく、聡明で、優しそうな女性教師がそんな過激な時を過ごし
てきたとはとても信じられない気持ちです。

「入院患者を男女別に収容する余裕がなくて、男も女も雑魚寝状態なのよ、
毎晩のように、男と女が絡み合う声があちこちでしていたわ・・・」

明日をも知れない重病の50歳代の男性患者が、やせ細って、ほとんど自由が
利かなくなった手に、小額ですが、彼にとっては命の次に大切な手持ちの金を
全て握り締めて、それを差し出し、この世の思い出に、一度でいいから自分の
思いを遂げさせて欲しいと、同室の女性患者に迫っていたり、もう体中が朽ち
果て、医者もモルヒネを打つ以外治療方法がなくなったとさじを投げている女
性患者が、最後の力を振り絞って、男性患者を誘っている姿を順子は見ました。

その女性患者は30歳代半ばで、病気で衰えてはいますが、凄味を感じる超美
人で、病棟では一番人気のある女性でした。彼女の側には13歳の女児を筆頭
に乳飲み子まで、4人の幼い子どもがベッドサイドで空き腹を抱えて座ってい
るのです。

ある日いつものように男がその女の側に近づき、幾ばくかの金を差し出して、
何事か言っていますが、女は力なく首を横に振っています。もう、力が萎えて、
とても男の要求をこなせないことを女は悟っていたのです。その時です、13
になる少女が立ち上がり、手を伸ばし、その男の手から、その金を取りました。
母親に良く似た美しい、天使のような少女です。

女教師、真理(23) 鶴岡次郎 投稿日:2006/03/27 (月) 12:17
驚いた母親が泣きながら少女に何事か言っていますが、少女の決意は固いようで
す。笑みさえ浮かべ少女はゆっくりした口調で母親を説得しています。少女の様
子から見て、今日、急に思いついたことではなく、病に倒れながらも、必死で一
家を支えている母親の姿を見ていて、いつか母親に代わって、一家を支える決意
を少女は固めていたのです。そして、今日がその日だと少女は決めたのです。

最後には泣きながら、母親が少女を抱き締めていました。少女は立場が逆転した
ような様子で、優しく母親を抱き締め、その背中を摩り、そっとベッドに母親を
横たえました。母親は号泣していてなかなか泣き止みません、今彼女が出来るの
はそれだけで、ただ泣きじゃくるしか方法がないのです。
幼い三人の子供たちは母親が泣きじゃくるのを見て、もう泣き顔になっています。
その少女は母親の背中を摩りながら、幼い兄弟、一人一人の頭を撫ぜて何事か囁
いています。きっと美味しいものを買って上がるからとその少女は幼い弟達に約
束しているのでしょう、子供たちはコックリ頷いて、笑顔で姉を見つめています。

そして、少女は当惑して側に黙って立ち尽くして居る男ににっこり笑いかけて、
その手を取って、建物の陰に消えました。そこは母親がいつも商売に使っている
場所です。

「私がもし元気だったら、その少女に代わりたいとその時、思ったわ」
順子はそういって、真理を黙って見つめました。
「順子さん・・、私だって・・、それしか方法がないなら・・
その子の代わりに身体を投げ出してもいいわ・・・・、私だって・・・」
順子の話を聞き、その少女を救うためなら、真理は自分の身体を投げ出しても
いいと、口に出しそうになりました。しかし、真理はその言葉を飲み込んで、た
だ眼を赤くしています。

「真理さん・・、もしかして、
この少女を買ったその男を貴方は軽蔑したり、憎んだりしていない・・・」
真理は順子の問いかけに、ゆっくり頷いています。男の身勝手な性欲の犠牲にな
るのはいつも女だと、真理は義憤を感じていたのです。
「でも、誰も彼を責める事は出来ないと思うわ、彼も必死で生きているのよ、
私はそこに居て、そう思ったわ、この男だって哀れなのよ・・・」
順子はそこで言葉を切って、少しぬるくなったコーヒを口にして、そして右手を
上げて新しいコーヒを注文しています。

「この病院内で女を買う男も、女たちと同様、ギリギリの生活をしていて、
今日の食べ物を手に入れるため、売るものがなくなると、
犯罪行為にも平気で手を出すのよ、
それでも病院内で盗難などの犯罪が起きたことはないのよ・・・、
皆が家族に近い感情で肩を摺り寄せて生きているからだと思うわ・・」

「その少女を買った男も、血を売って得た二日分の食費を少女に手渡したのよ、
少女を抱いた後、もうその男は、もう血を売ることが出来なくなっているはずよ、
栄養欠陥で血液濃度が限界値以下になって、もう彼の血は売り物にならないのよ
彼が生きるために残された道は、唯一つ、腎臓を売ることね・・・・」

真理は目の前にある、イチゴショートをじっと見詰めています。その白と赤のコ
ントラストが鮮やかな食品を、今までは、ただ太るだけの美味しい、恨めしい食
べ物として見て来た自分を恥じています。このケーキを手に入れるため、それこ
そ命を掛ける人が世界には沢山いると真理は悟りました。

「また別の日、一人の男が少女を抱きに来て、
これが全財産だといって彼の手に固く握り締めていたお金を投げ出したのよ、
・・と言っても、女を抱く相場ギリギリのお金だったけれどね・・・・、
その男はそれから2、3日後に亡くなったと聞いたわ」
真理は順子が何を話したいのかおぼろげながら判ってきました。

「死期を覚悟した時、貴方だったら、どうするかしら・・・、
残された全財産を使うとすれば、どちらを選ぶかしら・・、
男を選ぶ・・・、それとも・・、美味しい食事を選ぶかしら、
その男は、二日は食べていけるお金を、女を抱くことにかけたのよ
私はその時、男の悲しい性を改めて知らされたわ
神様が与えた機能とはいえ、男はいつも性欲に翻弄されているのよ
だからね・・・、家族のため身を投げ出した少女も、
その少女を買う男達も、そこでは、皆、必死に生きようとしているのよ」

真理はたまらくなくなって、泣き出しています。大粒の涙が真理の頬を流れ
て、彼女の顎の先から、ポツリポツリと落ちています。順子はそんな真理を
彼女の母親のような目で見ながら、この話をする相手に真理を選んで正解だ
と思っています。

今まで一人胸に秘めて、誰かに話したいと思いながら、その相手を見つける
ことが出来なくて、今日まで順子はじっと胸の中に秘めていたのです。誰か
にこの話を聞いてもらわない限り、彷徨い続けた順子の青春は終わらない気
がしていたのです。

真理の涙を見て両肩に掛かっていた重石がスーと軽くなる思いを順子は感じ
ています。先ほどまでは昨日のことのようにいつも心に引っかかっていた心
の重みが、真理の涙で流されて、意識の中で後退して、遠い思い出の一つに
なっていくのを順子は彼女自身の心の中を感動の気持ちで見つめています。

[Res: ] Re: 女教師、真理(23) 鶴岡次郎 投稿日:2006/03/27 (月) 12:27
愛読者の皆様
2週間ほど、インターネット環境の乏しい田舎へ出かけます。
書き溜めていないので、その間は投稿できません。
ご了承ください。

4月中ごろ、再開の予定です。私がいなくても、真理、順子そ
して良子などこれまでに紹介した女性は元気で生活している
と思います。よろしくお願いします。
                  ジロー

女教師、真理(24) 鶴岡次郎 投稿日:2006/04/13 (木) 16:06
「この少女をはじめ院内の人々に、
生きることの重たさ、生きることの本当の意味を、私は教えられたわ・・・、
夫を事故で失って、自暴自棄になって体を切り売りしている私の生き方など、
子供の遊び以下だと、その時思ったわ・・・、恥かしかったわ・・・・」
順子はうっすらと涙を浮かべて当時の光景を思い出しながら話しています。
とてもここでは話し切れないもっと悲しい光景も順子は沢山見てきたのだろ
うと、思いつめた表情で真理は順子を見つめています。そんな真理の可愛い、
真剣な顔を順子は優しい笑顔を浮かべて、満足そうに見ています。

病が全快した順子はもう放浪の旅を続ける必要がなくなりました。世界で一
番不幸だと思って自暴自棄になっていた自分を客観的に批判できるように
なったのです。この病院で順子は心の病をも治癒することが出来たのです。
順子は両親に短い手紙を書いて、お金を無心しました。帰りの旅費と病院へ
の支払い、そして、順子の人生を救ってくれたあの少女へお礼がしたかった
のです。

順子の父親が迎えに来て、黙って順子を抱き締め、全て順子の希望どおりの
費用を出費してくれました。一言の文句も言わず、ただ優しい笑顔で抱き締
めてくれる父親の体温、そしてあの懐かしい匂いを嗅いで、順子は子供の頃
に戻ったようにただ泣きじゃくりました。こうして順子の放浪は終わりまし
た。
この時引き返していなければ、おそらく順子の生涯は後2年ほどで終わって
いたでしょう。その意味で、あの少女に順子は身も心も救われたのです。

ある日、あの少女が順子の担当医に連れられて順子を訪ねてきました。少女
は澄んだ目で順子を見つめ、にっこりと笑いかけてきました。
「先生から聞きました・・・。感謝します。
いただいたお金で小さな家を買って、残された子供たちを育てます。
これから、私が働くつもりです・・・・・」
一番末っ子の赤ん坊をその手に抱き、少女に良く似た5歳と7歳になる少年
が少女の側に立っていました。少女の母親は昨夜息を引き取ったと少女は涙
も見せないで語りました。

順子はその時、この町の教会にある聖母マリア像にその少女がそっくりなこ
とに気がつきました。順子はベッドから立ち上がり、少女に歩み寄り、黙っ
て少女を抱き締めました。止め処なく涙が湧き出てくるのを順子はどうして
も止めることが出来ません。少女は黙って順子に抱かれたままです。少女に
抱かれた赤ん坊が涙で濡れた順子の頬をその小さな手で触り、笑顔を浮かべ
て何事か叫んでいます。順子は泣き笑いの顔でその赤ん坊の頬にキッスをし
ました。
おそらく、いや間違いなく少女はあの商売で、弟たちを養うつもりなのです。
順子はそれを知っていて、何もすることが出来ないのです。

約束の半年が過ぎ、元の教職に復帰して、以前どおり、いえ、以前にも増し
て順子は人間味溢れる先生として生徒からも、同僚からも信頼されるように
なりました。

「それがね・・・困ったことが起きたのよ・・・、チョッと恥かしいけれど
貴方だから、全部正直に言うわね・・・
いずれ貴方も、私と同じように、理性ではどうしょうもない、
いけないことと分っていても、女だからそれに走る・・・・、
そんな時がきっと来るわ・・・」

世界放浪の旅で数知れない男に抱かれ、男の味を究極まで味わった身体が、
順子の気持ちとは別に、ことあるたびに蠢き、騒ぎ立て、とても自慰行為だ
けではその欲望を抑え切れない状態に順子は追い込まれました。排卵期を控
えた、数日は気が高ぶって、勤務に支障が出るほど興奮することが多くなり
ました。授業の合間に洗面所の個室に閉じこもり、準備してきたバイブでそ
の部分を慰め、どうにか気を散らすことが出来て、次の授業をこなす数日が
続くのです。

「ある夜、思い立って、新宿の街に出たのよ
あの懐かしい肌の色の違う男達がたむろしているのを見て
正直言って、私一気に濡れだしたわ・・・、もう夢中だったわ
気が付いたら、私は数人の男達に取り囲まれて、裸で悶えていたわ
鼻を衝くあの懐かしい香が辺りに立ち込めて、私の恥かしいところに、
あの圧倒的なパワーを持った男根を迎えているのよ・・、ああ・・」

順子は少し上気して、頬を染めて、欲情して濡れた瞳を真理に向けて、衝撃
的な体験を告白しています。真理とて、とても正常な状態でこの話を聞いて
いません。二人の女の周りに、濃い女臭が立ち込めているのですが、勿論、
二人は気がつきません。

「一度戒めを解いてしまうと、女は弱いものね・・・
月に一度、身体が燃え始めると、私の足は自然とそうした所へ向かうのよ
近辺の繁華街、基地の町、ハマへも行ったわ・・、
慎重に同じ人と会わないようにしたつもりだけれど、
そうは言っても狭い世界だから、お馴染みさんも出来て・・・・
結構私は有名人になっていたようよ・・・、ふふ・・・・」
順子は瞳をうっとりさせて、こころもち唇を開いて、悪戯っぽい笑顔を浮か
べて真理の眼を覗き込むようにして話しています。

順子がそうした衝撃的な週末を続けていた頃のことです。米田教頭の母親咲
江が入院することになり、その看護に米田の妻が掛かり切りになり、さらに
は敷地内に同居している長男の嫁の出産と重なり、男3人と、幼い孫二名が
取り残されて、米田家は主婦不在の状態となったのです。

[Res] Re: 女教師、真理(24) 鶴岡次郎 投稿日:2006/04/13 (木) 16:18
愛読者の皆さん
暫く留守にしていて失礼しました。ゴールドコースト
で一足早く、夏の休暇を楽しんできました。
今後ともよろしくお願いします。   
                     ジロー

女教師、真理(25) 鶴岡次郎 投稿日:2006/04/14 (金) 14:59
米田は順子の申し入れに随分と抵抗しましたが、最後には大家族の雰囲気を経験
したいという順子の申し出を受け入れて、順子は住み込みで米田家の切り盛りを
することになりました。もちろん家政婦を二名雇って、家事の実務は家政婦に依
存して、順子がいわば代理主婦として米田家の家事管理業務を担当することに
なったのです。
勤めから帰って来ると、家政婦に明日の食事の支度内容など家事全般を指示し、
家計簿を整理します。農作業は朔太郎おじいちゃんが一手に取り仕切り、日雇い
農夫を雇って問題なく処理しています。
長男の嫁は、月満ちて、近くの病院で無事出産を済ませた後は、順子が来てくれ
たことを幸いにして、幼い子供を二人連れて実家に戻りそこで休養しています。
こうして米田家には、朔太郎、教頭、そして長男の肇、男ばかり三人が残りま
した。

順子は忙しい米田家の切り盛りを楽しんで処理しているのですが、月一回の外人
狩りが出来なくなったことが唯一の悩みです。耐え難いあの時がやってきました。
夜が更けると、順子は自分の部屋に割り当てられた20畳敷きのただ広い客間に
布団を敷いてその上で、バイブレータを使っています。
天井灯が煌々と輝き、白いシーツの上に、朝顔模様の浴衣を着た順子が横たわり、
前あわせから豊満な乳房がこぼれており、乱れた裾からはほとんど股間が露出し
ていて、多淫な時をすごしたそこは、清楚な外観からはおよそ想像も出来ないほ
ど土色に変色していて、大陰唇が外に大きくはみだし、淫蕩この上ない女性器の
姿を見せています。

ほとんど陰毛が認められない土色の亀裂にピンク色の極太バイブレータが挿入さ
れています。順子は目を閉じ、股間の快感に浸りきり、呻き声を出して悶えてい
ます。股間からひそやかな水音とバイブレータの低いモータ音が絡まるようにし
て沸きあがり、高い天井に吸い込まれています。
隣部屋の境界となる襖の隙間から、順子の乱れた姿態をじっと見つめる視線を順
子は感じ取っています。この覗きは今日に限ったことでは有りません、昨夜もそ
の前も、この家にやってきてからほとんど毎日順子は覗かれています。

この家にやってきて直ぐに、順子はその視線を感じ取りました。最初の内は少し
警戒しましたが、この家にいる3人の男の一人であることは確かで、暫くすると
その男も特定できました。危害が加えられることが無いと判ると、順子はその視
線を心待ちにして、夜の自慰行為に耽りました。一人こっそりやるより、当然の
ことながら、何倍も興奮するのです。

順子はその視線に向けて、大きく脚を拡げて、右手に持ったバイブを一気に亀裂
に差込みました。そして浴衣の胸をいっぱいに広げています。こうして、順子の
身体を被っているのは腰紐一本となりました。順子は男の焼け付くような視線を
股間に、そして乳房に感じ、もう高い唸り声を出し、両脚を痙攣させています。
股間から驚くほどの愛液が流れ出し、シーツに敷き詰めたバスタオルに大きな染
みを作っています。

突然、順子が痙攣を起こし、両脚を延ばして、潮を吹きながら身体を仰け反らせ
て、悲鳴に似た高い喜びの声を出し、逝きました。
隣室の男も低い唸り声を出し、どうやら畳の上にわずかにもらしている模様です。
そして、ゆっくりその場を離れる動きを示しました。

「待って・・、お願いだから、待って・・・・」
順子の声にその男の動きは凍りついたように止まりました。
「朔太郎さんでしょう・・、おじいちゃんね、知っていたわ・・、
昨日も・・、その前の日も、私を見てくれているのを知っていたわ・・・」
男がゆっくりと襖を開けて、順子の部屋に入ってきました。黒っぽい浴衣の寝巻
きを着て、その前が開いて、黒い陰茎が半立ちの状態でダラリと下がっています。
よく見るとその先端から白い液が糸を引いて、畳の上に落ちています。

「嬉しかったわ、毎晩私を見てくれて・・
私、それだけで、良い気持ちになれて・・・・」
朔太郎は悪びれた様子でもなく、飄々として雰囲気で、ゆっくり順子の側に歩い
てきて、順子の頭に触れるほどに近づいて、側にあった座布団に座りました。順
子の顔から30センチのところに朔太郎の陰茎がダラリとぶら下がっています。
白毛交じりの陰毛に飾られたそれは、やや緊張を欠いていますが異様な大きさで、
外人の大きいものを十分知っている順子にとっても珍しい光景です。

「朔太郎さんと呼んでいいでしょう・・、
恥かしいけれど、毎日楽しみにしていたのよ、
貴方が見てくれていると思うと張り合いが出来て・・
ああ・・、そうじゃないのよ・・、本当は貴方に抱かれている積りだったの
これを・・、貴方のものだと思って・・、ここへ入れていたのよ・・・・」

順子は股間に挿入したバイブレーターをゆっくり引き抜きました。大陰唇がまく
れ上がり、かなりの量の愛液が中から流れ出て、シーツの上に敷き詰めたバスタ
オルの上に流れ出しています。順子はもう恥かしさを忘れて、抜き取ったバイブ
を朔太郎にかざして見せています。肌色のバイブはべっとりと愛液で濡れていて、
そこから漂う強い女臭が朔太郎の嗅覚を刺激しています。そのバイブよりはるか
に大きい朔太郎のものがゆっくりとさらに緊張の度を高めています。

女教師、真理(26)  鶴岡次郎 投稿日:2006/04/15 (土) 14:54
順子は半身を起こし、朔太郎を見つめ意味不明の笑みを彼に送り、彼の浴衣に手
を伸ばし、ゆっくりとその前を広げました。朔太郎は古典的な男性下着、いわゆ
るふんどしを愛用しています。その前が既に開放されていて、巨大な男根がその
全身を露にしています。順子はその黒い物体に手を伸ばし、それを握ろうとして
いますが、とても片手で握ることは無理で、両手でやっと握れるほどの太さです。

女はそれにほとんど密着するほど顔を寄せ、その官能的な香を深く吸い込んで眼
を閉じてうっとりしています。朔太郎は大人しく順子に股間を解放しています。
順子は美味しい食事を目の前にしたような素振りで、眼を輝かせ、舌なめずりを
しながら、男根に口を寄せました。その先端には透明な液が少し溢れています。
順子の小さな口をいっぱい開いても、それは亀頭部分でさえ全体を頬張ることが
出来ないほどの大きさです。
舌を突き出して、その先端から、根元まで、順子は猫が皿を舐めるような淫靡な
音を出しながら、肉棒をゆっくり味わっています。順子の浴衣は腰紐の位置に絡
まっていて、ほとんど全裸に近い状態で、脚を大きく開き、陰毛も、紫色の大陰
唇が大きく迫出している亀裂も朔太郎に曝しています。

朔太郎が陰茎を順子の口にあずけたまま、手を伸ばし亀裂に指を這わせ始めまし
た。農作業で鍛えた、節くれ立ったたくましい指が、器用に動いて、淫核から
ホール、大陰唇までゆっくりと刺激しています。
『ああ・・・ん、いいわ・・・、もう・・十分ね・・、
入れて、チ○ポ入れて・・、早く・・・、お願い・・」
バイブで十分刺激した後だけに、順子はちょっとした刺激にも耐えられない状態
です。順子の手に握られている朔太郎の肉棒も次第に力を盛り返してきました。

朔太郎は順子の口からゆっくり肉棒を抜き取り、順子をその場に寝かせて、順子
の両脚の間に跪き、肉棒を両手で握り、先端を亀裂にあてがい、ゆっくりとその
部分を亀頭の先端で刺激し始めました。
「ああ・・ん、いいわ・・・、もう・・、ダメ・・・
お爺ちゃん・・、入れて・・ああ・・お願い・・」
順子はそこから愛液を垂れ流しながら、大きく脚を開いて、全身をゆらせて、そ
れを欲しがっています。朔太郎はそれでも、亀頭を亀裂に押し付けながらそこを
優しく摩擦することを止めません。

ゆっくり、ゆっくり、淫核から亀裂の端まで移動して、またその道を逆に戻り、
時々、ホールに亀頭を少し挿入するのですが、直ぐ取り出しています。順子は焦
れて、焦れて、全身を震わせて、両手両脚を宙に泳がせて、凄まじい大声を出し
ています。
「ああ・・・ん、入れて・・・、もう・・、入れて欲しい・・・
ああ・・、チ○ポ入れて、チ○ポほしい・・、むむ・・・」
広い屋敷内にその声は響いているはずですが、誰もその声に反応するものはいま
せん。

そう言えば、今日、教頭の米田は地区の寄合で外出しているし、長男の肇は離れ
に一人住まいで、広い屋敷内は、朔太郎と順子二人きりです。順子がいくら叫ん
でも、喜悦の悲鳴を上げても、誰もそれをとがめる者は居ません。そのことを
知ってか、朔太郎は悠々と順子の亀裂を攻めています。ついに、順子は断末魔に
近い悲鳴を上げて、両手両脚を宙で痙攣させて、そのままバッタリと気を失って
しまいました。朔太郎の亀頭で局部を執拗に刺激されことで順子は逝ってしまっ
たのです。

長々と裸体を投げ出し、両脚をいっぱいに開いて、ヒクついている亀裂をいっぱ
いに曝しています。土色のビラビラを掻き分けるように中身が食み出し、サーモ
ンピンクがはっきり見えます。そこから、少し白濁した液がコンコンを湧き出て
います。その液がシーツの上に敷き詰めたバスタオルの上を流れて、その上に
どっかりと腰をすえている朔太郎の肉棒まで染みの広がりが届いています。朔太
郎のそれは、十分な緊張を保ち、いつでも攻撃に移れる状態です。

「お爺ちゃん・・、凄いわ・・、私、私・・、どうしたの」
ようやく眼を覚ました順子が、順子の大きく開いた両脚の間に座っている朔太郎
を見て、恥ずかしそうな笑みを浮かべて、問いかけています。

「順子先生、いいのかの・・、本当に俺で良いのかな・・
これを順子先生のここにいれてもいいのかの・・・」
「いいのよ・・、お爺ちゃん・・、おじいちゃんのそれが欲しいの
お願い・・、ねえ・・、嫌でなかったら・・、抱いて・・」
順子は半身を起こし、朔太郎の首に両手を絡めて、唇を合わせました。順子は両
脚を広げて朔太郎の膝の上に乗り、その上に腰を落とそうとしています。朔太郎
の肉棒が順子の臀部で押し付けられています。順子はその肉棒を握り、その先端
を亀裂にあてがい、その上にゆっくりと腰を落とし始めました。

「順子先生、俺のもの、大きいから・・、それは少し無理だよ・・」
「大丈夫よ・・、私大きいものが好きよ・・・・
ああ・・大きいわね・・、ううう・・もう、少し・・・・」
黒い肉棒が順子の亀裂にゆっくりと入り込んでいます。亀頭が入りきったところ
で順子は腰を止めて、一息入れて、次の作業に移ろうとしています。

女教師、真理(27) 鶴岡次郎 投稿日:2006/04/16 (日) 22:25
膣を思い切り押し広げるこの大きさのものを順子は何度か受け入れたことが有り
ます。一度入ってしまうと後は楽になることも良く知っています。恐怖感は有り
ません。順子は一息ついて、腰に反動をつけて、一気に腰を落としました。
「アッツツ・・、ムム・・・」
激痛を感じ、悲鳴を上げたのは朔太郎でした。順子は膣いっぱいに挿入されたき
つい感触を感じ取っていますが、それほどの苦痛は有りません。柔軟な筋肉が
しっかり対応しているようです。
順子はゆっくり腰を動かし始めました。膣の内部が引きずり出されて、その部分
がはぎ取られるような緊迫した感触がして、愛液がゴボゴボと湧き出ています。
順子はこの異常な緊迫感が大好きです。

朔太郎は久しぶりに女性器に挿入できたことの喜びよりも驚きでいっぱいです。
「この女は凄い・・、一発で俺のものを飲み込んだ、
愛液が・・、愛液が腹に飛び散っている、すごい量の噴出だ
それにどうだ、この凄い感触、まさに三段締めだ・・」
朔太郎は、順子の腰を掴み、彼女を支えていますが、内心は異常な驚きと感動で
いっぱいです。朔太郎の陰茎をこのように一気に膣に収めた女性を今まで彼は体
験したことが有りません。時間をかけて、女性器を十分馴染ませて、それでも半
分まで挿入するのが精一杯な場合が多いのです。ベテランのプロを相手にしても
いつも慎重に、傷をつけないよう、労わりながら挿入するのが朔太郎の習慣に
なっていました。

朔太郎は順子の腰に手を回し、ゆっくりとそれを上下し始めました。一度その中
に入り込むと、順子の亀裂は朔太郎のものに馴染んで、もう易々と肉棒を飲み込
み、吐き出しています。
二人は布団の上に倒れこみ、朔太郎が順子の両脚を持ち上げて、肩に担いで、
ゆっくりと腰を使い始めました。
「お爺ちゃん、奥に当るわ・・、良い・・、ああ・・ん、もっと・・」
朔太郎のペースは歩くようにゆるやかですが、それでも力強く、確実に順子の子
宮口を亀頭でこじ開けています。その痛さと、異常な感触が、順子を次第に極限
まで高めています。ゆるやかに、本当にゆるやかに、単調に肉棒が前後に動くだ
けの攻撃ですから、順子はじりじり焦れていましたが、だんだんに高み引き上げ
られ、最後には、もう堪忍して、限界だと叫んでいます。それでも朔太郎の肉棒
は衰えを知らず、ゆっくりと次の攻撃を仕掛けてくるのです。

「ああ・・ん、来た・・、来た・・、ああ・・ん、もうダメ・・、死ぬわ・・
ヒェ・・エ、ダメ・・、また来る・・、ああ・・ん、死ぬわ・・、むむ・・」
何度も、何度も、単調に攻められて、順子は白眼を剥いて、完全に気をやり、た
だその部分だけが、果敢に肉棒に反応している状態になっています。
一時間近く、単調な攻撃に耐えた順子にその限界が遂にやってきました。
「むむ・・・む、ああ・・・・、ダメ・・・・、落ちる、落ちる・・・」
順子は全身を痙攣させ、両手両脚で朔太郎にしがみ付き、ガックンと逝きました。
その直後、ものすごい締め付けが朔太郎の肉棒を襲いました。さすがに朔太郎は
悲鳴を上げないで、その苦痛に耐えています。朔太郎も限界で精液を吐き出した
いのですが、順子の凄い締め付けを押しのけて、吐き出すだけの力は今の朔太郎
には有りません。

圧倒されるような締め付けにじっと耐えているだけが、朔太郎が今出来る精一杯
のことです。締め付けが強くて射精できない肉棒は緊張した姿をそのまま維持す
るため、順子が逝ってしまって、気を失った後も膣は蠢き続け、朔太郎は凄い締
め付けの中で、その微妙な膣壁の律動を感じて、さらに肉棒を緊張させています。
朔太郎は混濁した意識の中で、順子の律動を肉棒で感じています。二人の肉体は
既に正気を失っているのに、性器だけが蠢いている異常な状態になっています。

朔太郎は順子が完全に意識を失っているのを確かめて、自分も終わるため、肉棒
を順子の中から抜き出すことにしました。亀裂と肉棒の間に無理やり指を一本入
れて、指に力を入れて膣壁を外へ広げました。肉棒と膣壁の間に隙間を作ろうと
しているのです。
ゴボゴボと音がして、空気が逆流して膣内に入り込み、肉棒の締め付けが一瞬緩
みました。その瞬間を逃さないで、朔太郎は一気に腰を引きました。淫靡な音が
響いて肉棒がゴボゴボと出てきました。その瞬間、朔太郎は低く呻いて、堪えて
いた、射精を一気にやり遂げました。それほど多くない、透明に近い液が順子の
大腿部に飛び散っています。朔太郎が女性の体に放出するのは何年振りでしょう、
その前の射精は忘れるほど昔です。朔太郎は放心した様子で、眠りこけているよ
うに見える順子を見下ろしています。

順子は両脚をやや開いて、両手をダラリと広げて、白いシーツの上で眼を閉じて
います。ピンク色の中身がはみ出た順子の女性器が時々奇妙な音を立てて蠢いて
います。朔太郎は順子の放心した姿を見下ろし、巨大な朔太郎の陰茎を一気に飲
み込んだ女の性器をいまさらのようにじっと見詰めています。この女性器だから
こそ、あれほどのことをやってのけることが出来たのだと、やっと納得した気分
になっています。

土気色をしたビラビラは、あくまでもぶ厚く、うずたかく盛り上り、あたりを圧
倒するようにせり出しています。奇妙なラッパ音を出すその部分からコンコンと
不透明な愛液が湧き出ています。

女教師、真理(28) 鶴岡次郎 投稿日:2006/04/17 (月) 23:40
四  山の温泉宿

真理がこの町に来てから、半年が過ぎました。町にも学校にも慣れ、平凡ですが
充実した日々が過ぎています。同僚の順子から意外な告白を聞かされて以来、真
理は女の生き方、性について今までの考え方があまりに幼かったことに気がつい
ています。もっと真剣に、真正面から女の性に向き合い、真剣にそれを考えるべ
きだと思い始めています。

以前はただ恥かしく、煩わしく、無理やり押さえ込んでいた定期的にやって来る
自身の体の疼きにもある程度の理解を示す余裕が出来てきました。そうした気持
ちで同僚の敦子や、大家の若嫁、良子の不倫を見直してみると、倫理に反する行
為だと一方的に責めることが出来ないと思い始めています。
多感な女だからこそ、許されないまでも、理解はすべきだと思うようになってい
ます。ただ、このように真理の考え方に変化があっても、彼女の身の上には何も
変化はなく、悶々として自身を慰める日々が続いていることは変わりません。

新学期を迎えたある週末、新学期恒例の慰安宴会が開かれることになり、会場は
これも恒例で山の温泉宿が選ばれました。
山の温泉場はこの町から50キロほど離れた所に有り、私鉄を乗り継いで行くと
2時間以上かかりますが、最近開通した高速道を利用すると一時間足らずで行く
ことが出来ます。そこは、深い森に囲まれ、清流が激しい音を立てて流れている
深い谷川に沿って100軒余の旅館が並んでいる500年以上の歴史を誇る湯治
場です。

真理は授業が終わった後、順子の車に敦子と一緒に同乗して温泉場に向かいまし
た。
「毎年この宴会は乱れるのよ・・、ほんとうよ・・・、覚悟しておくといいわ、
真理先生は初めてだからきっとびっくりするわよ、すこし教えてあげようか・・
あのね、・・・・」
助手席に座った敦子がニヤニヤ笑いながら、後部座席に一人座っている真理に振
向いて話しかけています。その時、車を運転しながら順子が敦子の話に割り込ん
できました。
「敦子さん・・、よしなさい、変なこと教えちゃダメよ
真理先生、心配しなくてもいいわよ、何も起きないから・・・」

順子も敦子と同じ様に奇妙な笑みを浮かべています。真理は二人の先輩の意味あ
りげな、やや卑猥な様子を警戒して、話を聞きたいと思いながら、なぜか自分か
らそれ以上の質問をすることが恥かしくて気のない素振りをしています。
「あら、順子先生、真理先生はもう十分大人よ、教えてたってかまないわよ
ねえ、真理先生、先生はもうとっくに男性を経験済みよね、
確かそう言っていたわよね・・」
敦子が助手席の背に両手を乗せて、真理に身体を向けて、からかうような調子で
真理に問いかけています。

「知りません、そんなこと・・、先生に話した覚えが有りません・・」
「ホホ・・・、ごめんなさい、怒った・・・、ごめん、ごめん・・」
これ以上からかうと真理が敦子の秘密をしゃべりだす可能性が高いと思ったよう
で、敦子は正面に向き直り、ラジオのスイッチを入れました。それでこの話題は
自然に消えました。真理は本気で怒り出したわけでないのですが、何となく気に
なる敦子の発言を確かめる機会を失ってしまいました。
「乱れるって・・、どんなことだろう・・、まさか・・・」
真理は自分の中にある知識を総動員して、敦子の話を想像していますが、当然の
ことながら決定的なものは浮かび上がってきません。
真理の気持ちとは別に、三人の話題は教育論に移り、真理は現地に着くまで、敦
子の奇妙で、何となく猥雑な匂いのする話題を確かめることができませんでした。

お風呂に入り、浴衣に着替えて、全員が大広間に勢ぞろいしました。正面に佐藤
校長、米田教頭、そして6年学年主任の武田松子が座り、コの字状に教員11人
二列に別れて座りました。
男性教員が5人、9人が女性です。校長と教頭を除くと、男性教員は敦子の不倫
相手である柳井と、4年の学年主任をしている桜井、そして二年担当の町田の3
人です。桜井は40代後半の平凡な男性で、色白で、中背やや痩せた体躯の持ち
主です。度の強いメガネを掛けた気弱そうな男で、いつも下を向いて辺りをそっ
と覗っている感じで、お世辞にも男性的魅力があるとはいえない男です。
町田は3年前教職に着いた独身男性で、なかなかの好男子で、PTAのお母さん
達に評判が高い先生です。

順子、敦子、そして真理が独身で、この三人が女教師の中での若手グループで他
の女性教員は家庭を持っていて、ほとんど50代ないしはそれに近い年齢です。
ただ、50歳と言っても、いずれの女性もそれなりに個性的で、さらに社会で活
躍して自分で生活を支えてきた自負が彼女たちを存在感あるものにしていて、重
ねてきた年輪がそのまま女の魅力を作り出しています。
普段学校にいる時と違って、風呂上りの洗い髪を無造作に後に束ねて、薄化粧を
して、ざっくりと着た浴衣の前合わせや、少し乱れた裾からチラチラと素肌が見
えて、若い真理などとても敵わない女の色気を発散させています。若い町田など、
もう完全に彼女たち、熟女の虜になっていて、同年代の真理には見向きもしませ
ん。

女教師、真理(29) 鶴岡次郎 投稿日:2006/04/18 (火) 17:58
真理は席を見渡して、車の中で敦子が見せた卑猥な笑みを改めて思い浮かべてい
ます。このメンバーで、女性がかなり多いこの席で、どのように乱れるのか、真
理にはまだ想像も出来ません。真理達三人は末席にいますが、前のほうにいる女
性教師たちは、日頃と違ってなぜかはしゃいでいて、ちょっとしたことにも大げ
さに反応して、側に居る男性教師の体にやたらと触っています。この様子を見て
何かが起こりそうなそんな淫靡な予感を真理は感じ取っています。
お定まりの校長の挨拶が終わり、酒が入り、次第に席が乱れてくると、校長と教
頭が席を立ち、疲れたから先に失礼すると言って、自室に引き下がりました。
残った男性はわずかに3人です。これでは益々、乱れようがないと、真理は心の
中で苦笑しています。

「柳井先生・・、お願い・・、いつものショウをお願いします・・」
女性教員のリーダ格である武田松子が張りのある高い声を出しました。それにつ
れられて、周りの女性が手を叩き始め、「柳井、柳井」と連呼し始めました。
柳井がゆっくりと立ち上がり、上座に設置された舞台に立ちました。すかさず女
性教員たちが立ち上がり、舞台の前に集まります。その内の一人が立ち上がり、
部屋の照明を落し、舞台を照らすダウンライトだけを残しました。
ダウンライトに照らし出された柳井は、芝居化たっぷりに観客に一礼して、浴衣
の裾に手を入れてショーツを脱ぎ取りました。それを女性客めがけて投げつけて
います。

「キャーッ、汚い・・・・」
嬌声が上がり、場内は一気に盛り上りました。そうだ、主役は女性なのだと、
真理はようやく気がつきました。誰かがスイッチを入れたのでしょう、咽ぶよう
なサックスのムード音楽が響いてきました。

柳井はかなり真剣な顔で音楽に合わせて体をくねらせています。浴衣を肩から
ずらし、上半身を露にして、浴衣を腰の辺りでひらひらさせながら、身体をく
ねらせています。柳井の踊は相当熟練しているように見えます、それもそのは
ずで体育会系の彼は学生時代このストリップショウをチームの合宿で毎年実演
して評判をとり、同性の友が真剣に彼のファンなったほどの技量の持ち主なの
です。

微妙なバイブレーション、顔の表情、浴衣に包まれた下半身の危なげな様子な
ど、柳井の演技は女性客を大いにひきつけていて、彼女達は嬌声を上げること
も忘れてじっと見詰めています。曲が終わりに近づくと、柳井は舞台から降り
て女性客の間に入ってきました。そして腰を被っている浴衣を拡げて、女性客
の頭を広げた浴衣の中に抱え込みます、その女性客だけが特別に柳井の陰茎が
拝めるのです。
「キャーツ、大きい・・、立っているわ・・、おいしそう・・・」
「先生・・、こちらへも早く・・・ウ」
もう、場内は騒然としています。

柳井は何人目かの女性客の頭を強く引き寄せました、どうやら陰茎を口に押し
付け始めたようです。心得たもので、女性客はそれをあんぐりと含んでいます。
それからは、おしゃぶりが当然になり、柳井は腰を被っていた浴衣を取り外し
全裸で、女性客の間を回り始めました。次から次へと陰茎に手が伸びて、それ
を引っ張り込み、貪欲にそれを頬張っています。皆が見ているのですが、陰茎
を握っている女性客と柳井はその瞬間は二人だけの世界に入って、快楽を貪っ
ていて、周囲の者がそれを見て、やんやと囃したてるのです。

柳井は頃合を見て準備をしていた練乳入りのチューブを取り出し、直立してい
る陰茎にそれをたっぷり垂らしこみました。大きな黒いパンにミルクが掛けら
れたように食欲をそそる光景です。
「さあ・・、美味しいチ○ポケーキだよ」
周りの女性たちが大笑いして、一人がその棒にさっそくしゃぶりついています。
顔中にミルクをつけてそれでもおいしそうに陰茎をしゃぶっています。女二人
が同時に舌を突き出し、黒い棒をしゃぶり始めました。そして三人目が・・、
もう、そこは戦場です。女達は既にショーツを脱ぎ、浴衣の胸をはだけて、ほ
とんど全裸に近い状態で、柳井の陰茎に絡み付いています。

少し離れた所にいる真理、順子そして敦子は、その騒ぎをじっと見詰めていま
す。その輪の中に入るタイミングを三人は完全に失っているのです。
「凄いわね・・・、みんな・・・夢中だわ・・いいわね・・
柳井先生・・、格好いいわ・・・・、いいわ・・・・うらやましい」
真理が思わず本音を発して、慌てて口を押さえて、そっと敦子を盗みしていま
す。敦子は薄笑いを浮べて、浮気相手の狂態を平然と見ています。

部屋の入口に数人の仲居さん達が立ち止まり、笑みを浮かべて、この光景を見
ています。どうやら、柳井のストリップショウが始まった時からそこに立って、
この光景を見ていたようです。
遂に柳井が畳の上にダウンしました。陰茎がその身体から垂直立ち上がってい
るのが見えます。

周りの女性客がじゃんけんを始めました。じゃんけんに勝った一人の女が両手
を突きあげて喜び、既にショーツを取り去っている股間を開いて、柳井の上に
載り、一気にそれを体内に収めました。露出した乳房を自分で揉み砕き、あた
りを憚らないうめき声を上げ、女は激しく腰を上下して、意外にあっけなく柳
井の上に倒れこみました。
次の女も同じ様に柳井の上に載り、絡み、女が一人で逝き、そして柳井は遂に
三人目の攻撃で、我慢できなくなったようで、何事か体の上にいる女に聞いて
います。

「いいわ、いいわよ、中に出して・・、いっぱい出して・・、ああ・・」
三人目の女の体内に発射して良いとの了解を得て、柳井は女を抱き上げ、起き
上がり、女を畳の上に寝かして、いっぱいに両脚を開いて、その脚を肩に担ぎ
上げ、一気に肉棒を突き入れました。激しいラッパ音と、女の絶叫が大広間に
こだましています。

女教師、真理(30) 鶴岡次郎 投稿日:2006/04/19 (水) 23:18
柳井の腰が激しく動き始めました。柳井に組み敷かれている女が両手両脚で
男に絡みつき、大きな声を上げて、腰を柳井に打ち付けています。二人の周
りには数人の仲間が居るのですが、二人の念頭からそのことは消えています。
いえ、見られているから余計に燃え上がっているともいえます。もう、二人
の身体の間から大量の愛液が流れ、畳に大きな染みを作っています。

大広間の照明は落ちているものの、舞台を照らすダウンライトの光がそこま
で届いて、二人の絡み合う姿を影絵のように浮かび上がらせて居ます。柳井
の肌が汗で光り、二人の愛液が飛び散って、灯りにキラキラ輝いているのが
良く見えます。廊下からこの部屋を覗いて柳井のストリップを楽しんでいた
仲居さん達の姿はいつの間にか消えています。絡み合うようになったお客達
に遠慮したのでしょう。

腰を激しく振り、唸り声を上げて、痙攣して男と女は同時に果てました。あ
たりに奇妙な静寂が戻り、強い愛液のにおいが室内に充満しています。
室内にいる男も女も、じっと二人を見ながら、自分の性器に手を添えてそこ
を刺激していて、二人が果てた瞬間、ほとんど全員が同時にほっと大きな吐
息をして軽く気をやりました。

少し離れた所に座っている真理も順子も、そして敦子も、激しい柳井たちの
声に興奮を抑えきれなくなって、照明の落ちた暗闇を幸いにして、浴衣の前
を割って、その部分を大胆に露出して、直に指を挿入して、低いうめき声を
上げながら激しくその部分をこすっていました。そして、柳井達二人が逝っ
た瞬間、三人の女は体を仰け反らせて、亀裂に挿入した指を強くその中に押
し入れ、愛液を迸らせて、十分に気をやりました。

若い真理は完全に逝ったようで、股間に指を二本入れたまま、畳の上に頭を
つけて気を失ったように伏せています。
誰も真理のそんな姿をとがめるものはいません。ようやく気を取り戻した真
理は恥かしそうに周囲を見回して、そっと股間から指を抜いて、その指を浴
衣の裾で拭っています。

「フ・・ッ、凄いわね・・、私こんなの初めてだわ・・・
恥かしいけれど、興奮して気を失っていたわ・・・」
「だから言ったでしょう・・、真理先生には刺激が強すぎたわね・・・、
それにしてもよくやるわね、あのおばさん達・・、いつもこうなのよ・・、
柳井先生も言いなりになって、だらしがないわね・・・」
敦子は股間に指を入れたまま、少し腹立たしげに呟いています。浮気相手が
複数の女に弄ばれているのを見て、面白くない気持ちになっている敦子の気
持ちは真理には良く分ります。

「敦子さん・・、いいの・・、柳井先生ずいぶん頑張ったようね
後で、あなたを抱く元気が残っているかしら・・・」
順子がさらりと言ってのけました。敦子と、真理が驚いた顔で同時に順子の
顔をまじまじと見ました。

「あら・・、私が知らないと思っていたの・・・、
一度あの部屋の外で、貴方と柳井先生のあの時の声を聞いたことがあるのよ
でも、心配しないで、知っているのは私だけよ・・、
あなた、大きな声出していたのよ・・、あれでは誰だって・・、フフ・・
そうそう・・、真理さんはどうして知っているの」
順子が笑みを浮かべ、敦子の秘密を掴んだ経緯を説明しています。敦子を
非難している様子でもなく、淡々と事実だけを伝えている様子で、順子の
様子を見る限り、何も敦子に含む所がないように見えます。

そんな順子の様子を察知して、敦子はあっさり不倫の事実を認めました。
そして、真理にもその現場を見られたことを付け加えました。
「そう・・、でも、学校でやるのはよした方がいいわよ・・、
私にも、真理さんにも感づかれたのだから・・いずれ誰かに知れるわよ」
「ハイ・・・、判りました、これからはしません。
ところで、順子先生・・、どうして朝早くあの部屋にやって来たのですか・・
もしかして、私と同じ目的だったのでは・・・」

「エッ・・・、仕方がないわね・・、勘の良い子は嫌いよ・・、
そうですよ・・・、私も貴方と同じ目的であの部屋に行ったのよ
ところが、既にあなたがその中にいて、大声を出していたのよ
驚いたわ・・、急いで、あの部屋は使いたくないと、
まだ学校の外にいる男に電話したのよ、
おかげでその日は、せっかくのご馳走がオアズケよ、ふふ・・・」
順子はこの二人になら、全てを話しても良いという気になっているようです。

「男の名前・・・、聞かないの・・、興味ないの・・・」
順子は真理と敦子を見て、からかうような笑みを浮かべています。
「米田教頭ですね、先生のお相手は・・」
敦子が勘の良い発言をしました。順子は黙って頷いています。真理はやっぱ
りそうだったのだと納得しています。ファミレスで朔太郎との関係を順子か
ら聞かされた時、もしかして、いや間違いなく順子は米田教頭とも関係があ
ると思ったのです。
そう推察したのは特別理由があったわけでなく、強いて言えば真理の勘です。
そして、女盛りの順子が語る「理性では制御できない女の性」が何となく分
り始めていた真理は、順子が70歳代の朔太郎一人で満足するはずがなく、
当然手近に居る男に手を伸ばすだろうと想像したのです。

三人がそんな会話を交換している一方では、大騒ぎをした広間の男女は、柳
井が昇天したことで、大広間での宴会を打ち切ることにしたようで、引き上
げる準備をしています。男性教員の桜井と町田の周りを取り囲み、5人の女
性が一塊になって、絡まるように部屋を出て行きました。これからどこかの
部屋に集まり、先ほどの続きを始めるようです。心なしか男二人の顔は緊張
で青ざめているようです。

女教師、真理(31) 鶴岡次郎 投稿日:2006/04/21 (金) 11:43
畳の上に柳井が、大の字になって寝ています。気持ち良さそうに、笑を浮かべて
寝ています。かなり酒を飲みその酔いの勢いで、ストリップを演じ、さらに3人
の熟女を相手に奮闘したのです。通常の40男には出来ない芸当です。さすが体
育会系で、鍛えた身体は底力が有ります。股間に浴衣が掛けられていて、さすが
にその股間は少しこんもりしているばかりです。

なぜか一人残って、柳井の側に座っていた松田武子が、ゆっくり立ち上がり、柳
井をそっと覗き込み、彼がまだ眠っているのを笑顔で確かめて、順子たちの方を
見て、柳井の面倒を見てくれるよう合図して、その場で軽く会釈して、部屋を出
て行きました。順子達三人が笑顔を浮かべて、武子を見送っています。さすがに
万事に気配りの出来る武子です。
柳井を残してみんなと一緒に部屋に戻り、淫らな遊びを続けることが出来たのに、
恥かしい姿のままで眠っている柳井が目覚めるのをその場に残りじっと待ってい
たのです。順子達は武子のその思いやりを感じ取って、欲望に押し流されないで、
それだけのことがきっちり出来る武子をさすがだとその後ろ姿を見送っています。

武子は、50歳を越えているはずですが、匂うような女らしさが全身から漂い、
丸顔で、パッチリした目が印象的で、少し太目で、肌理の細かい白い肌の持ち主
で、裸になれば尚一層、その魅力が増すだろうと思われる女性です。女性教師の
間では勿論、教員室でも、父兄の間でも、綺麗で、清楚で、それでいてしっかり
した先生だと評判の女教師です。次期校長候補者の一人です。

その上品な武子が、柳井のストリップでは真っ先に歓声を上げていました。さす
がに柳井のものは挿入しませんでしたが、口では十分楽しみました。潔癖なよう
で、こうした好色な一面も持ち合わせていることが、彼女の人格を幅広いものに
しています。

その武子がある部屋の前に立ち、密やかにドアーをノックしました。待つ間もな
くドアーが内側から開けられて、にこやかな佐藤校長の顔がドアーの陰から現れ
ました。
武子はチョッと笑みを浮かべて、黙って、部屋に入り込みました。佐藤は少し驚
いた様子で、それでも、武子の侵入をとがめる素振りは見せません。武子の身体
から、先ほどの騒ぎで興奮したのでしょうか強い女臭が立ち上がり、佐藤の鼻腔
を刺激しています。佐藤は股間に緊張を感じ始めています。

「先生、お休みでしたか・・・、そうですか、チョッとお邪魔します・・、
私、今まで柳井先生のストリップを楽しんでいました。
彼のおちんちんをしゃぶらせていただき、すっかり興奮しました
先生・・・、お願いします、このままでは眠れそうも有りません」
武子の良く光る目が濡れて、妖しい光を放っています。胸をゆったりと開いてい
て、青白い胸の谷間がほとんど露になっています。よく見ると、裾も開いて、大
腿部が半分は露出していて、陰毛がかすかに見えます。この部屋に入る時、武子
は胸を広げ、脚を少し出すようにしたのです。

佐藤は突然の武子の訪問を喜びながら、どうして良いか分らない様子で、じっと
その場に立って、武子を見つめています。町会議員でもある武子の夫、弥三郎を
佐藤は良く知っていて、彼女の自宅へ何度も行ったことが有ります。一方、佐藤
の妻、和代はもう、10年以上病床に在ります。時々、武子が和代を見舞ってく
れています。いわば佐藤と武子は家族ぐるみの付き合いの仲です。
美しい人妻で能力のある教師だと武子を認めていて、今まで性の対象と考えたこ
とは有りません、それが妖しい姿で突然現れたのです。佐藤は正直戸惑っていま
す。

「先生、ご心配は要らないのよ・・、詳しいことは今話せませんけれど
安心して私を抱いてください・・・・、
私、私、先生に今夜抱いてもらうつもりで、この温泉場にやって来ました」
武子の口ぶりでは思いつきでこの部屋にやってきたのではなく、前々から今日の
ことを準備してきたようです。
武子は佐藤に一歩、歩み寄り、そこで立ち止まり、浴衣から肩を思い切って抜き
出し、上半身を露出しました。佐藤は驚きの眼をいっぱい開いて、武子の豊かな
乳房を見つめています。女は十分の時間を取って、男に乳房を曝し、その後、
そっと彼に寄り添い、男の胸に頭をつけました。

佐藤は決心しました。男は女の背中に手を回し、素肌の感触をゆっくりと味わっ
ています。そして武子の顎を持ち上げ、男はゆっくり女の唇を自らの唇で塞ぎま
した。武子は男の舌を迎え入れながら浴衣の腰紐を器用に解き、浴衣を床に落と
しました。自慢の白い肌が全て露になりました。
しばらくして、武子の密やかな喘ぎ声が聞こえ始めました。その夜、武子は自分
の部屋には戻りませんでした。校長、教頭、武子は個室を宛がわれ、他の教師は
二人部屋か3人部屋になっています。

校長の部屋に隣接した米田の部屋を順子が訪れたのは、武子が校長の部屋に入っ
て後、暫くしてからのことです。米田は待ちかねていたように急いで扉を開け、
そこに淫蕩な笑顔を浮べて立っている順子を黙って抱き締めました。順子は先ほ
どからの刺激で異常に興奮していて、乳房を押しつぶす男の強い抱擁と、胸いっ
ぱいに男の体臭を吸い込んで、それだけで呻き声を上げ、顔を上に仰け反らせて、
恍惚の表情を浮べて、全身を米田に預けています。女の股間から、密やかなラッ
パ音が響いています、順子はそれを恥じることなく、両脚を男に絡めて、唸り声
を出し、男の唇にかじり付きました。もう、順子はいつでも男を亀裂に迎える準
備が出来ています。

米田が意外に力強く、順子を横抱きに抱え上げて、ベッドに運びました。大広間
にいる間、いろいろの刺激を受けて亀裂から流れ出した愛液が、浴衣を濡らし、
そして乾き、また濡れて、順子の身体から、くらくらするような強い女臭が立ち
上がっています。冷静な米田もその異常に強い香りに耐え切れずに一気に高まり
ました。

順子は全身の力を抜いて、米田の次の動作を持っています。順子は女の本性で、
胸を開いて、脚を拡げて、男に裸体を曝すことを忘れていません。豊かな乳房が
二つとも露になり、乳首がもう、大きく立っています。ためらいがちに拡げた脚
は、それでも狙い通りに浴衣の裾を押し拡げていて、ここに来るまでにショーツ
を取り去っている股間がわずかに顔を出しています。
漆黒の陰毛が愛液で濡れて、キラキラ光っていて、米田の好きな土色の大陰唇が
その中にせり上がり、やや開いた膣孔からサーモンピンクの内壁が顔を出してい
るのがよく見えます。米田は狂ったようにその土色の大陰唇にかじりつきました。

女教師、真理(32) 鶴岡次郎 投稿日:2006/04/23 (日) 21:06
いつも冷静な米田ですが、今日に限って米田は完全に最初から狂っています。
米田の手で浴衣の前が乱暴に大きく開かれて、順子の股間は米田の目の前に余
すところなく曝されています。順子はさらに脚を拡げて、腰を持ち上げるよう
にしています。米田は唸りながら、順子の濡れに濡れた大陰唇に歯を立ててか
じり付き、音を立てて貪り始めました。米田の顔がみるみる濡れてゆきます。
ビラビラを噛まれて、痛みと快感で悲鳴を上げながら、身体をそらせて、米田
の頭を順子が両脚で締め付けています。絶え間なく響く、女性器の収縮音と愛
液の噴出音が狭い部屋にこだましています。

「痛い・・・、ムム・・・、ダメ・・、がまんできない・・、
先生・・、一度・・、一度・・
逝かせて・・ェェ・・、お願い・・、チ○ポ。チ○ポをちょうだい・・・」
順子は宴会場で刺激され、手淫で慰めたそこを米田の口で責められて、その疼
きにもう、堪えられなくて、絶叫して米田の男根を求めています。

米田はそれでも順子の股間を攻めることを止めません。順子は泣き出し、呻き
ながら、何やら悲鳴とも、絶叫とも分らない大声を上げて、全身を痙攣させて
悶絶しました。米田に攻められている女性器から、大量の潮が噴出して米田の
上半身を濡らしています。男は潮を大量に吸い込んで激しく咳き込みながら、
女性器からようやく口を外しました。

痙攣を続けて、意識が半分以上消えかかっている順子の脚を米田は大きく開き、
それを肩に担いで、狙い定めて一気に肉棒を順子の女性器に突っ込みました。
「ギャ・・・、ああ・・・、むむ・・・、
ああ・・、良い・・、奥に当る、奥に当る・・、ああ・・ん」
順子は眼を剥いて、米田に噛り付いて、叫んでいます。米田の肉棒が凄まじい
締め付けを受けています。米田は果敢に腰を上下し始めました。米田の激しい
唸り声と、順子の絶叫が廊下に響いています。

40分以上二人の激しい絡みは続き、順子はその間4度も逝きました。そのつ
ど米田の肉棒の攻撃に揺り起こされて、最後には米田の熱い樹液を子宮に振り
かけられて、そのまま気を失いました。
順子の中に放出した米田は、バッタリと順子の身体の上からベッドに倒れ落ち、
その姿勢のまま、深い眠りに陥りました。二人の股間は濡れに濡れ、順子の亀
裂から白濁液がシーツに流れ落ちています。朔太郎譲りの米田の陰茎は戦い終
わった時点でも十分に大きいその姿を曝していて、シーツに長々と横たわって
います。

順子が二人にウインクして、これから教頭先生を襲ってくると宣言して、そこ
から立ち去った後、真理と敦子は大広間にダウンしていた柳井に肩を貸して、
自分達の部屋に担ぎこみました。
敦子がかいがいしく柳井に浴衣を着せたり、水を飲ませたりしています。酔い
が回って動けない、少し休ませて欲しいと柳井は言って、順子に甘えています。

「そうでしょうとも・・、三人も相手にすれば
腰だって、あそこだって立たなくなるわよ・・、しょうがないわね・・」
順子が口では怒りながら、笑みを浮かべて柳井のぐったりした陰茎を邪険に
握って、それをかなりの力で引っ張っています。柳井が痛がって、敦子に謝っ
ています。それでも柳井は睡魔に勝てないようで、敦子に陰茎を握られたまま、
もう、眼を閉じて、眠りに入る体制です。

真理はそんな二人の様子を陶然と見ています。敦子がわざとそうしているので
しょうか、柳井は浴衣を着せられているのですが彼の股間はいつまでも露出さ
れていて、だらりと陰茎が垂れているのが真理からも良く見えます。真理は遠
慮なくそれを見つめています。こんなにしげしげと男根を近くで見たのは初め
てです。真理は自分が男根好きであると、その時改めて悟りました。

眼を逸らそうとしてもついそちらに目が行ってしまうのです。出来ればそれに
直に触りたい、そしてただ一度経験したそれを口に含むことも、もう一度やっ
てみたい、きっと自分はオーラルが上手だと真理は自分のことをそう思ってい
ます。
飽きずにそれを見ていると、恥かしい部分から大量に愛液が湧き出て、立って
られないほど、そこが疼くのです。既に手淫で逝った恥かしい姿を敦子には見
せているので、真理は敦子のことは気にしないでその場に横座りになり、踵を
陰部に宛がいました。
ジーンとそこから快感が全身に広がります。もう、真理は夢中です。身体を
ゆっくりゆすって、踵で亀裂を満遍なく刺激し始めました。止め処なく流れ出
す愛液が浴衣を濡らし、踵を濡らし、畳にまで滴り落ちています。

柳井が水が欲しいと言い出し、敦子が口移しで水を飲ませ始めました。何度も
何度も、水を含んでは柳井の口に敦子は唇を押し付けて居ます。どうしたわけ
か、二人の浴衣の胸が大きく開いて、敦子の乳房が柳井の胸を押し付けていま
す。敦子はいつの間にかショーツを取り外していて、柳井の体に乗っかり口付
けをする一方で、脚を柳井の脚に絡ませています。真理の位置から、柳井の露
出した陰茎も、敦子の濡れた亀裂もよく見えます。

真理はドキドキしながら、二つの性器がドッキングする瞬間を心待ちにして、
じっとそこを見ています。
柳井の陰茎は少し緊張をし始めていますが、そこまでで、それ以上は無理のよ
うで、敦子の脚に押しつぶされたように、弱弱しくしなだれています。敦子か
ら甘い水をたっぷり貰った柳井は、そのままダウンして、直ぐに高い鼾を出し
始めました。これでは当面使い物になりません。

敦子が真理を手招きしました。

女教師、真理(33) 鶴岡次郎 投稿日:2006/04/25 (火) 15:41
敦子が真理を手招きしました。股間の刺激にほとんど気をやるほど感じていた真
理は焦点の合わない眼をして、敦子を見て、ようやく敦子が側に来いと言ってい
るのを理解しました。いままで亀裂を押しつぶし、快感を与えてくれていた踵を
そこから外し、潤んだ体を滑らせて、敦子の側に物憂げに這って行きました。
真理の浴衣の後が恥かしいほど濡れて、大きな染みを作っています。それでも真
理はそれを恥じる様子は有りません。

性器も乳房もほとんど露出してほとんど全裸に近い敦子の前では何も恥じること
は有りません。二人の女はもう、ほとんど理性を吹き飛ばして、性本能に忠実に
行動することだけを考えているようです。
敦子が露出している柳井の前をさらに大きく開いて、柳井の股間を真理に良く見
えるようにして、いやらしい笑顔を浮かべて真理を見ながら、それに指を絡めて
弄くり始めました。

「ねえ・・、こんなになってしまって、これでは何の役にも立たないわね・・
でも、可愛いいでしょう・・・、私、これを弄くるのが大好きよ・・」
そして、突然真理の手を取って、強引に真理の手を陰茎に押し付けました。真理
はグニャとした感触を感じて、反射的にその手を引っ込めました。手を引いた後
でも、その感触は真理の手にまざまざと残っています。
「ホホ・・・、ゴメン、ごめんなさいね・・・、驚いた・・・
あなたも触ってみたら・・、そう・・、触りたくないの・・・、気持ち良いよ・・
遠慮はいらないのよ、減るものではないし・・」
真理は首を振り、手を後に隠して、少し赤くなって、敦子の誘いを断っています。

敦子は真理の当惑した様子を笑いながら、それ以上無理強いはしないで、自分の
作業に戻りました。
敦子は柳井の陰茎を愛情こめた眼差しで見つめながら、両手で優しく触っています。
そして、ゆっくり頭を下げて、舌先を亀頭に絡めています。そして満遍なく陰茎を
舌で嘗め回し始めました。
女達の愛液と精液で汚れた肉棒を掃除しているようにも見えます。敦子の顔に粘液
が付着して、テラテラと光っていますが、それを気にする様子でも有りません。
時々側にいる真理を上目使いに見て、微笑を送っています。陰茎から舐め取った愛
液の残渣が敦子の口から糸を引いてシーツの上に落ちています。

真理は目の前で繰り広げられる淫靡な風景に見とれて、声も出ません。強い性臭に
は直ぐ慣れて、真理は自分が陰茎を舐めている錯覚に陥り、思わず指を口に運び、
それを舐め、吸い付き始めました。真理の亀裂から、愛液が滴り落ち、ショーツを
濡らし、もう、大腿部まで愛液が流れ出しています。

敦子は、側に居る真理のことは、もう、忘れて唸り声を出しながら激しく肉棒を攻
めています。柳井は夢うつつながら、おぼろげに目覚めているようで、股間から湧
きあがる快感に、次第に元気を取り戻し、その兆候が陰茎に現れ始めました。
「ムム・・・、あなた・・・、元気になってきたわ・・、うれしい・・・」
敦子は口から陰茎を外し、その偉容を目で確かめ、好色な笑顔を浮かべて両手でそ
れをしごき始めました。ヌチャヌチャと淫靡な音が真理に良く聞こえます。

真理は元気になり始めた肉棒から眼を逸らすことが出来ません。それは、先端から
淡い愛液を少し吐き出し、テラテラと肉色の亀頭がセリ上がり、大きくエラが張り
出した亀頭を支える黒い支柱に青黒い静脈が猛々しく浮かび上がり、全身から女の
頭を狂わせる香が立ち上がり、漆黒の陰毛の中に雄々しく直立しています。
真理は思わず両脚を開き、ショーツの前を乱暴に掻き分け、指を亀裂に挿入しまし
た。もう、真理のそこは順子からも、柳井からも良く見えます。真理はそれを知っ
ていて、そこをさらに広げて、指を深く、深く挿入しています。

敦子は乱れ始めた真理をチラッと見て、凄い笑みを浮かべて、ゆっくりと浴衣を脱
ぎ全裸の脚を大きく開いて、彼に背を向けて跨りました。敦子の亀裂が大きな口を
広げてサーモンピンクの内壁を見せています。
真理はそこを動くことも出来ず、ただ敦子の破廉恥な行動をじっと見ています。真
理の指は彼女の亀裂に埋められたままです。敦子が片手に陰茎を握り、亀裂に宛が
い、ゆっくり腰を落とし始めました。

「真理さん・・、よく見て・・、チ○ポが私の中に・・・ああ・・」
ラッパ音が断続的にして、柳井の陰茎が敦子の中に徐々に吸い込まれて行きます。
大きく両脚を開いて、後ろに仰け反るようにしている敦子の股間に、黒い肉棒が深々
収まっているのが、真理の目の前に見えます。敦子の淡い陰毛に飾られた亀裂は
真っ赤な大口を開けて、黒い柳井の陰茎を飲み込み、淫核が大きく迫出し、それが
柳井の陰茎と接触しています。二人の身体の動きに合わせて、性器の合体部分から、
泡だった白い愛液が流れ出し、柳井の陰毛を濡らしているのさえ真理には良く見え
ます。

敦子が両足を布団に突っ張って、腰を上下に動かし始めました。白い愛液にまみれた
陰茎が敦子の亀裂に突っ込み、また抜き出されています。敦子の愛液の分泌が激しく
なり、グチュグチュと淫靡な音をだしながら、柳井の毛深い股間を伝わってシーツに
流れ落ちています。

真理は畳の上に両脚を大きく開いて、座り込んでいます。

女教師、真理(34) 鶴岡次郎 投稿日:2006/04/26 (水) 23:43
真理は畳の上に両脚を大きく開いて、座り込んでいます。真理の目の前で繰り広
げられている、陰茎と女性器の激しい挿入合戦と、淫靡な愛液の香が、真理を一
気に追い込み、彼女からすべての羞恥心を奪い取り、ただ高まる情欲に身を任せ
ることだけを真理は考えています。

狂うような高ぶりが真理の全身を駆け巡り、もう、真理の目には敦子の狂態も、
濡れた女性器も見えません。柳井の黒い男根だけが真理の心を捉えています。敦
子の女性器にくわえ込まれている男根を真理は見つめながら、敦子に負けない唸
り声を上げ、激しく指を使い始めました。
浴衣の裾を大きく拡げて、ショーツを脱ぎ取り、淡い陰毛に飾られたピンク色の
亀裂を思い切り露出して、その中に指を二本入れて、後ろに片手を突いて、激し
く指を動かしています。もう、真理は自分の世界に入り込んで、ひたすら女性器
を擦りたてることに夢中です。

二人の女は互いに見つめあい、女性器をいっぱいに開いて、それを誇示しあって、
互いに刺激しあって、指と陰茎で亀裂をこれでもか、これでもかと、責めていま
す。二人はあたりに憚らない呻き声を出し、頂点が近いことを二人の絶叫が示し
ています。
「ああ・・ん、真理さん見て・・、チ○ポ見える・・、見て欲しい。いい・・」  
「敦子さん・・・、見えるわ・・、いっぱい濡れている・・、ああ
チ○ポ、ああ、チ○ポがよく見える・・、私・・、ダメ・・・ェェ・・」
真理は男性器の隠語を始めて人前で叫んで、それだけで一気に高まりました。二
人に最初の頂点がやってきました。同時に二人は悲鳴を上げ、一人は柳井の脚の
上に、一人は畳の上に、それぞれに頭を落として逝きました。二人の肩が激しく
動いて、切ない吐息が切れ切れに湧き上がっています。

どれほどの時間が経過したでしょうか、二人は同時に起き上がり、互いに顔を見
合わせて、にっこり微笑みました。乱れた頭髪が額に張り付き、汗と愛液のしぶ
きで顔がテラテラと光り、ルージュも飛んで、メイクで飾った、取り澄ました表
情はどこかに消え去っていますが、股間から広がる甘美な喜びに身をゆだね、思
い切り淫蕩な遊びに耽った満足感で、滴るような妖艶な女の素顔が二人に現れて
います。この瞬間、女は最高に美しいと筆者はいつも思います。

真理は黙って立ち上がり、脱ぎ捨てていたショーツを手に持って、浴衣の着付け
を直して、敦子に目で挨拶をして、敦子に背を向けて部屋を後にしました。敦子
は亀裂に柳井の陰茎を収めたまま、真理を笑顔で見送っています。
柳井はもう、十分目覚めていて、敦子の激しい攻撃にも耐えて、彼の肉棒は硬度
を維持しています。敦子は真理を見送り、ゆっくりと身体を持ち上げました。淫
靡な音と共に、柳井の肉棒が敦子の股間からその全身を現しました。全身をぬら
ぬらと光らせ、静脈がくっきりと浮かび上がっていて、亀頭は敦子の攻撃で真っ
赤に色付き、何やら物欲しげによだれを垂れています。

「先生、よかったわ・・、もう一度ゆっくり抱いて・・、
今夜は、はなさないわよ・・・、ああ・・ん、むむ・・・・」
敦子は柳井の上に載り上がり、彼の唇にかじりつきました。柳井は女を抱き締め、
女の片脚を持ち、いっぱいに開いて、体を回転して、男が上になり、一気に挿入
しました。女が呻いて、男に両手両脚で絡んでいます。二人の長く、激しい夜が
始まりました。

柳井と敦子の部屋を出た真理は寝る場所を探す必用が有ります。隣の二部屋が女
性の部屋になっているはずです。先ず隣の3人部屋を訪ね、扉の前に立ち、それ
を軽くノックしました、内側から弾んだ女性の声を聞いて、真理はゆっくり扉を
開きました。

その隣の部屋では若い町田が3人の女に囲まれて、裸にされ、弄ばれていました。
そして真理が敦子の部屋を出る頃、3人の女たちは町田の男根をその亀裂で一巡
して味わい終わったようで、しばしの休憩でお茶を飲みながら、チラチラと男を
見て、野卑な言葉を掛けながら休んでいました。女性も町田も勿論丸裸です。
哀れなのは町田で後手に両手を縛られて、布団の上に転がされています。よく見
ると町田の男根は根元がゴムひもで縛れていて、熟女達の性器で散々に翻弄され
たにもかかわらずまだ直立の姿勢を保っています。

その場に真理が顔を出しました。扉を開けると裸の三人が真理を見て、こちらに
いらっしゃいと手を振っています。眼を転じると、布団の上に町田が縛られて、
股間を真理に向けて転がっています。その黒い男根が真理の目に飛び込んできま
した。真理は慌てて、夢中で頭を下げて、急いでその部屋から出て、扉を閉めま
した。背中で3人の高い笑い声が聞こえました。

真理は大きく息を継いで、次の部屋の前に立っています。この部屋は二人部屋で
す。同じ様な光景がその中にあるはずだと真理は確信しています。真理はゆっく
りドアーをノックしました。暫くして、太い男の声が返ってきました。桜井の声
です。
この部屋で、桜井が二人の女性を相手に奮闘しているはずで、痩せて、度の強い
近眼メガネをかけたひ弱な桜井はどうなっているのでしょう。体中の体液を吸い
取られて、ゼイゼイ言っているに違い有りません。真理はその様子を見たいと思
いました。

そっと部屋を覗くと、これぞ男性器と呼ぶにふさわしいものを腰に直立させて、
桜井が誇らしげに立っています。あの気弱な桜井はどこかに行ってしまったよう
です。そして奥を覗き見ると、布団の上にほとんど正気を失った女が二人、だら
しなく四肢を広げて横たわっています。

女教師、真理(35) 鶴岡次郎 投稿日:2006/04/27 (木) 23:26
既に二人の女は何度も逝かされて、全身を愛液で濡らし、頭髪は乱れて、額に
べったりと張り付き、両手、両脚をだらしなく開いて、布団の上に長々と伸び
ています。
股間の陰毛は愛液が泡立って、海苔のように固まって、彼女たちの土色の亀裂
が浮き上がっています。桜井の肉棒で散々に突かれたのでしょう、土色の大
陰唇がだらしなく緩んで、ポッカリと口をあけていて、その中からサーモのピ
ンクの内壁が顔を出していて、白濁液がたれ流れて、シーツに大きな染みを
作っています。

「先生・・、もうたくさん・・、堪忍して・・、ここが痺れて・・ダメ・・」
女性の一人が桜井を見上げて懇願しています。もう一人の女性は完全に気を失っ
ていて、四肢を開き、布団にうつ伏せになって倒れています。
桜井は腕かと疑うほどの男根を腰の位置で直立させて仁王立ちになって、笑み
を浮かべて女たちを見下ろしています。
その時、真理がドアーをノックしました。桜井の声に応えて真理がドアーの開
くとそこに桜井が立っていて、彼の男根が真理に向かって突きつけられていた
のです。

裸の男と女が部屋に居ると予想していたとはいえ、目の前に裸の男が現れ、そ
の身体から強い精液の香りを発散させながら、巨大な男根を突きつけられたの
です。真理は完全に言葉を失い、ただ、桜井の男根に魅せられたように、視線
を釘付けにしています。そのおいしそうな亀頭がテラテラ光り、真理の股間に
向かって、ピクピクと動いています。

「あの・・、私、寝る場所を探しているのですが・・」
何か言わなくてはと、真理はあせって、間の抜けた挨拶をしてしまいました。
この場が真理の寝室になるとはとても思えません、慌てた真理はそんな挨拶を
してしまったのです。自分でもそれに気がついて、真っ赤になって、また頭を
下げて、そのまま背を向けて部屋を出て行こうとしています。

「アッ・・、真理先生、チョッと待って、隣の部屋が空いているはずです。
僕も、町田君もごらんのような状態で、こちらの部屋で休むことになりますので、
心配しないでゆっくり休んでください・・、
念のため、鍵はしっかり閉めてくださいね・・」
桜井はそれだけ言うと、真理のことはもう、忘れたように、真理に背を向けて
二人の女にまた向き合いました。真理は扉の所に立って、桜井の背中を見てい
ます。

「桜井先生は、私には興味がないのだ・・、あの二人に夢中になっている・・」
真理はあまりにそっけない桜井の対応に、内心がっかりしています。そして、
その時になって、背中に隠されて見えないはずの桜井の男根が改めて目の前に
浮かんできて、それが無性に欲しくなりました。
この時の真理の気持ちをもっと正確に表現すると、真理はストレートに男根を
求めているわけではなく、真理の内側から得体の知れない熱いものが湧き上
がってきて、身体が急に熱くなってきたのです。そして同時にその場を離れた
くない気持ちが強く働いてきたのです。もっと桜井の男根を見たい、出来れば
それに触れたい、敦子のように口にも含んでみたいと思ったのです。

そして、そして・・、出来れば、濡れた亀裂にあの男根を迎えたいと、真理
は今、はっきりとそう感じています。真理の股間からはっきりそれと分るほ
どの滴りが、大腿を伝って流れ落ちています。
真理は5度ほど元恋人の男根をそこに迎えたことが有り、挿入時の快感も多
少経験しています。しかし男根を見た時、それを女性器に迎えたいとスト
レートに強く思うほどその味を知っているわけではないのです。それでも、
亀裂に男根の挿入を求めるのは、おそらくメスの本能が働いているのです。

「桜井先生・・、先生・・・・」
真理は浴衣の胸元を押し広げて、半分以上乳房を露出し、片脚をほとんど露
に出して、股間の茂みが少し顔を出すまでに浴衣の前裾を開きました。
そして真理は思い切って桜井の背中に声を掛けました。期待したとおり、
あの肉棒が真理に向かってまた、突き出されました。

桜井が不審な顔をして真理を振り返っています。真理はまたドギマギしてい
ます。この男根に見つめられると、真理は身動きも出来ないし、思うことも
言えなくなってしまいます。カッーと顔面が紅潮するのが真理自身にも判り
ました。それでも露出した真理の乳房と陰毛は確実に桜井の視線を掴んでい
ます。

「いえ・・、有難うございます・・・、おやすみなさい・・」
桜井にそれ以上自分の思いを告げることが出来ないで、真理は頭をゆっくり
下げました。
頭を上げると、桜井の身体が身近に迫っていて、あの男根が真理の体に触れ
るばかりの所に来ています。桜井の身体から、男と女の強い性臭が立ち上が
り、敏感な真理の鼻腔を刺激します。

桜井は真理の肩に手を掛けて、女を黙って抱き締めました。大柄な真理は桜
井とほぼ同じ身長で、抱き締められると桜井の緊張した男根が容赦なく真理
の股間を突きます。
真理はもう、夢中になって、桜井にしがみ付き、桜井の首に唇を押し付けて、
身を震わせています。そして、それが女の本性でしょうか、誰に教わったわ
けでもないのに、そっと脚を開き、浴衣の前を巧みに開いて、直に男根を大
腿部で受け止めています。ショーツは先ほどの敦子の部屋で脱ぎとって、そ
のまま浴衣の胸の位置に収めています。

男根が真理にも分るほどはっきりと膨張して、その先端が力強く大腿を割り、
ぐりぐりと亀頭が亀裂まで届いて、力強く真理の大腿を押し広げています。
「ああ・・ん、桜井先生・・・、ああ・・ん、熱い・・、熱いわ・・」
焼け付くようなその感触と、自分の愛液のぬめりとは明らかに違う、男の粘
液を感じ取って、そのあたりの肌が泡立ち、そこから夢見るような快感が真
理の全身に広がっています。

真理は思わず大腿を締め付けました。亀裂からドーと愛液が溢れて、確実に
男根に熱い愛液を降りかけています。強く大腿を締め付けたことで真理は
いっそう鮮明に男根の全身像をそこで感じとっています。亀裂に男根を迎え
入れたような快感が湧きあがり、真理は全身の力が抜けて、そこに立ってい
られないほど感じて、思わずうめき声を上げて、ぐったりと桜井に全身を預
けました。

女教師、真理(36) 鶴岡次郎 投稿日:2006/04/30 (日) 22:48
真理がこの部屋の扉を開けた時、その幼い仕草を見て、その新鮮な女体に目が眩
み、桜井は真理に飛び掛り、強く抱き締めたい衝動を感じました。ことさら真理
にそっけなくしたのもそうした感情が高じるのをじっと押さえ込んだ結果だった
のです。真理が男根にかなり興味を持ち、幼いながら、それを亀裂に迎えたいと
悶えている様子を桜井は十分感じ取っていました。そして真理にさりげなく股間
を誇示しながら、桜井は真理を抱き締めるチャンスを覗っていたのです。

狙い通り真理を抱き締め、男根を彼女の大腿に割り込ませた時、真理が恍惚で呻
きながら、愛液を男根に降り掛けて、身体の力を抜いたのを知って、桜井の男根
は頂点にまで膨張しました。
その時、桜井の中に、40男の理性と打算がゆっくりと沸きあがり、燃え上がる
彼の情熱に水をかけ始めました。二つの女体を十分堪能した直後であったことが
桜井の体に余裕を生み、理性が欲望を抑制して、肉棒を真理の中に挿入するギリ
ギリの所で思い止めることができました。

幼くて、心と身体を分離させて情事を楽しむ術を知らない真理を危ない女と、桜
井は考えたのです。ここで抱けば真理は桜井に心を傾斜させてくる可能性が高く、
桜井の妻を巻き込んで抜き差しならない泥沼の三角関係に陥る危険があると、桜
井は考えました。
真理ほどの女が目の前で崩れ落ちているのを見ながら、冷静に欲望を押さえ込ん
だ桜井を臆病な男と見るのは間違いで、それまでに二人の同僚を自由に抱いてい
ながら、若い真理の気持ちを考えて、思い止まった彼こそ、出来る男と言えます。
女性が心を許して抱かれることが出来る男です。

桜井はそっと真理の体を自分の身体から離しました。女性器から抜け出すような
感触がして、いっぱいに膨張した陰茎が真理の大腿部から開放されました。真理
の浴衣の前は胸も股間もすっかり露出していて、濡れた亀裂はピンク色の内壁を
押し出して、すっかりその気になっています。桜井は乱れた真理の姿を少しの時
間楽しんで、そしてその浴衣の前をそっと整えて、もう一度しっかり真理を抱き
締め、女の額に軽くキッスをしました。

「良くおやすみ・・、しっかり鍵を掛けるのだよ・・・良い子だからね・・・
君はとってもいい女だよ・・・、抱きたいけれど、今は、まだ早いよ・・・」
真理の体を反転させて、その背中をそっと押して、真理を部屋の外へ出しました。
真理は桜井にされるままに動きながら、背中をいやいやと振って、自分の意志を
桜井に伝えようとしています。桜井は真理を送り出し、ゆっくりとドアーを締め
ました。

真理は暫くそのドアーに背を付けて、じっと立っていました。ドアーが開いて桜
井が後ろから抱き締めてくれるのを待っているのです。その時、部屋の中から、
女性のあの時の悲鳴が聞こえました。真理はゆっくりその扉から離れました。
真理は隣の部屋に入りました。桜井に言われたように、内錠を掛けて、チェーン
もしっかり付けました。大腿部には桜井の男根の感触が鮮明に残っています。勿
論桜井の優しい思いやりを真理は十分理解しています。あれでよかったのだと思
う一方、思い切りここに男根を入れて欲しかったと、男の優しすぎる思いやりを
一寸恨めしく思う真理です。

男物の衣類が壁に掛かっていて、部屋の中は男の強い匂いが漂っています。真理
はその香りを胸いっぱいに吸い込みました。体の隅々まで、血流が届くような、
とってもいい気持ちに真理はなっています。布団は二組並んで敷かれて居ます。
誰もその布団を使った形跡は有りません。真理は布団の上にドタッと倒れこみ、
手脚を思い切り伸ばしました。
思えば異常な経験の連続でした。体中がもみくちゃにされ、真理の性器は絶え間
なく刺激を受けて、痺れ、驚くほどの体液を吐き出しました。それでも、真理は
男根をその中に迎えるチャンスを目の前で逃がしました。

真理は指を亀裂に入れて、そこをゆっくり擦り始めました。快感が体中に広がり
ます。四肢を痙攣させて、真理は逝きました。そして、真理はそのまま深い眠り
に落ちて行きました。二本の指が亀裂に挿入されたままの不自由な姿勢で真理は
眠っています。時々、顔をしかめて快感に耐えている表情を見せています。桜井
の男根をその中に迎えている夢を見ているのかも知れません。

この町に来て、半年、真理はいろいろの経験を積み、様々な女の人生を送る先輩
を見てきました。女の欲望をもっと表に出しても良いと真理は思い始めています。
これからの真理の生き方が楽しみです。豊満な肉体と、輝くような若さと美貌、
そして豊かな知性と素直な性格に恵まれた真理が女の情欲により従順になった時
が楽しみです。

どこかで甲高い、女の叫び声が響いて、その後、静寂が山の宿を包み込んでいま
す。清流の水音が一段と高く響くようになり、山の宿は眠りにつきました。
                 
                     女教師真理、第一話、おわり


掲示板に戻る / 戻る
女教師真理、第一話 (2006年2月〜2006年4月作品)