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フォレスト・サイド・ハウスの住人たち(その2)

[1] スレッドオーナー: 鶴岡次郎 :2013/03/27 (水) 17:27 ID:bwYNTT/A No.2335
突然自宅から失踪した幸恵、その夫佐原靖男と由美子は公園で偶然出合って以来、親しく付き合う
ようになりました。最愛の妻に逃げられすっかり気落ちしているイケ面佐原を何とか慰めたいと
思って、由美子は親友の愛を誘って、幸恵のいない佐原家をたびたび訪問するようになっている
のです。

由美子は佐原がその気になれば拒否しない覚悟です。そんな女の気持ちは十分に佐原に通じてい
るはずですが、佐原は何も仕掛けないのです。由美子ほどの女が誘いかけているのに、佐原が手
を出さないです。こんな男の態度を見て由美子は『・・私が嫌いなわけではない・・、何かある
と・・』と考えるようになっています。

この先、由美子と佐原の関係はどのように発展するのでしょうか、そして失踪した幸恵のその後
はどうなるのでしょうか。相変わらず、街の噂話と艶話を集めたような話が続きます。ご支援く
ださい。

毎度申し上げて恐縮ですが、読者の皆様のご意見、ご感想は『自由にレスして下さい(その
11)』の読者専用スレにご投稿ださい。多数のご意見を待っています。    

また、文中登場する人物、団体は全てフイクションで実在のものでないことをお断りしておきま
す。

発表した内容の筋を壊さない程度に、後になって文章に手を加えることがあります。勿論、誤字
余脱字も気がつけば修正しています。記事の文頭と、文末に下記のように修正記号を入れるよう
にします。修正記号にお気づきの時は、もう一度修正した記事を読み直していただけると幸
いです。

  ・ 文末に修正記号がなければ、無修正です。
  ・ 文末に(2)とあれば、その記事に二回手を加えたことを示します。
  ・ 『記事番号1779に修正を加えました(2)』、文頭にこの記事があれば、記事番号1779に
    二回修正を加えたことを示します。ご面倒でも読み直していただければ幸いです。                                      
                                      ジロー


[24] フォレスト・サイド・ハウスの住人たち(その2)(41)  鶴岡次郎 :2013/05/08 (水) 14:18 ID:sDsRc2UY No.2361
二人だけの秘密だと信じ込み、背徳感と、罪悪感に苛まれながら、それでも静香への思いを断ち
切ることが出来ないで、遂には二人で地獄に落ちようと覚悟を決めて禁断の木の実を食べ続けた
栄二だったのです。その覚悟はある意味で栄二の命をかけたものだったのです。

一方、静香は、二人きりの時、その行動は大胆で、経験の浅い栄二は常にリードされていました。
栄二はそんな静香の様子を見て、「開き直った女は凄いと・・」といつも感心していたのです。
それが、静香は夫から許可を得て、栄二との浮気を続けていたと判ったのです。

「金治さんが聞けばきっと怒り出すと思いますが、許されることはないと思いながら、私はいつ
しか静香さんを愛するようになっていました。もし、金治さんに知られるようなことになれば、
その時は潔く裁きを受け、金治さんが望むなら、私の命を差し出してもかまわないと思うように
なっていました・・・」

思いつめた様子で栄二が一気に話し始めました。笑みを浮かべて聞いていた金治の表情がだんだ
んに引き締まり、表情から笑みが消えていました。

「お叱りを受けるのを覚悟して言います・・。
私は本気で静香さんと結婚したいと考えておりました。
勿論、静香さんが金さんと離婚してくれることが条件ですが、多分最後になれば、静香さんは金
さんより僕を選ぶだろうと自惚れていました・・。

それが、静香さんにとって僕は・・・、
夫の許可を得て遊ぶ若い男でしかなかったことが判りました・・・。
当然といえば、当然ですよね・・・、
静香さんとの結婚生活を夢を見た私が愚かだったんだと思います・・・。

静香さんに愛されていると思った私が愚かでした・・・・」

金治夫妻に弄ばれていたことがようやく判ったようで、二人への怒りを通り越して、栄二は少し
自棄になっていました。それでも、悪びれた様子はなく、どこかさばさばした表情で栄二は語って
います。そんな栄二を見て、少し慌てながら金治が口を開きました。

「いや・・、そうでもない・・・、
静香は栄ちゃんを本気で愛していたし、
今でも彼女にとって一番の男は、栄ちゃんだと、俺は思っている・・」

ここまで余裕のあった金治ですが、栄二の切々とした告白を聞かされて、かなり慌てています。
それを言ってしまっては、あまりにも自分が哀れになると思って言わないつもりでいた静香の本
心をここで栄二に説明する気になったのです。

「静香は中学校を出ると直ぐに花柳界に入り、夢多い思春期をその中で過ごしたのだ。そして、
多分、普通の女性なら経験するはずの恋愛経験もないままプロの世界に入ったと思う。

私と結婚した時、彼女は売れっ子の芸者で、勿論、男女の仲のことには良く通じていて、それな
りの大人の女性だった。栄ちゃんに静香が出会ったのはそんな時だった。10年前のことだから、
確か・・、栄ちゃんが大学4年、静香が25歳の時だった。

多分、栄ちゃんは静香の知らない種類の男だったはずだ、彼女自身でもどうすることが出来ない
感情に捕らわれて、彼女から誘って栄ちゃんに抱かれたのだ・・。
多分、それが彼女にとって、初めての恋だったと思う・・」

若い栄二に言い聞かせるように金治は話していました。一時の興奮状態から冷めたようで、栄二
はようやく持ち直し、静かに金治の話を聞いています。


[25] フォレスト・サイド・ハウスの住人たち(その2)(42)  鶴岡次郎 :2013/05/10 (金) 11:43 ID:hz2swN3Q No.2363
「静香は栄ちゃんが好きでたまらなくなり、気がついたら自分から誘いかけ抱かれたと泣いてい
た。黙っていれば判らない浮気を、俺に告白したのも、一度きりと決めていた栄ちゃんとの関係
をいい思い出として残したいと思ったからだった。勿論、離婚も覚悟していたようだ。

告白を聞いた俺は、静香との離婚だけは絶対避けたいと思った。静香が栄ちゃんに惹かれている
のが良く判った。そして、今は盛りと咲き誇っている静香と接して、栄ちゃんがどんな気持ちに
なっているか、俺には良く判った。男同士だからな・・・」

栄二はまともに金治の顔を見ることが出来ないで、下を向き、ただひたすらに恐縮していました。
金治の言う通りなのです。生まれて初めて接した女性、静香の香り、夢の中にいるような優しい
肌、そして、初めて経験した膣、全てが栄二を狂わせたのです。静香のためなら、この場で命を
絶たれても悔いはないと思ったのです。

そんな栄二の様子を見て、金治の表情に笑みが戻っていました。先ほど、栄二の純粋な気持ちを
まともに受け止め、金治は少し当惑し、どう事態を収集するか慌てていたのです。栄二が落ち着
き、彼自身の罪を自覚して恥じ入っている様子を見せ始めたことを知り、これなら、何とか収集
できそうだと安堵していたのです。

「たった一度の過ちを犯した後、若い二人が罪悪感に震えながら、互いに、惹かれあい、悶え、
悩んでいるのが俺には容易に想像出来た。しかし、静香は絶対に誰にも譲れないと思った。例え
わが子のように可愛い栄チャンであっても譲れないと思った。しかし、冷静になって考えると、
残念だけれど、20代でイケ面の大学生に対して、風采の上がらない40男の俺に勝ち目はない
と思った。

それで、俺は栄ちゃんとの仲を認めることにした。いわば、静香を引き止めるため、栄ちゃんを
利用したのだ。悪いのは俺で、静香には何の罪も無い。今でも静香は栄ちゃんを心から愛してい
ると思う・・、俺がこんなことを言うのは妙な話だが、栄ちゃんを愛する静香の気持だけは信じ
て欲しい・・・・」

ここで言葉を切り、金治は栄二の反応を探っていました。金治の説明を都合のいい戯言だと受け
取られるのを恐れていたのです。静香の純愛だけは正確に栄二に伝えたいと金治は思い始めてい
たのです。

栄二は静かな表情で金治の話を聞き、その内容を正確に理解している様子でした。栄二の様子を
見る限り、先ほど見せていた、激しい怒りの感情や、救いようのない絶望感の影は消えています。
この様子なら、大丈夫だと金治は考えたようです。

「最愛の静香を俺の所に引き止めるためとはいえ、栄ちゃんと静香の仲を知っていながら、何も
しないで捨て置いたのは、今考えると、俺のミスだったと後悔している。分別盛りの俺が、若い
二人が道ならぬ道、救いようのない結末しか存在しない道を、ただひた走るのを黙って捨て置い
たのは、確かに俺が悪かった・・。

このとおりだ、許して欲しい・・・」

目の前で頭を下げる金治を見て、栄二ははっきりと我に帰り、自身の罪深い立場を再自覚していま
した。金治は何も悪いことをしたわけでなく、罪深い行為をしたのは自分であることに改めて気が
ついたのです。

50歳になり働き盛りを迎えている脂ぎった金治の顔を真っ直ぐ見つめながら、若い栄二は今にも
泣き出しそうな表情を浮かべていました。


[26] フォレスト・サイド・ハウスの住人たち(その2)(43)  鶴岡次郎 :2013/05/16 (木) 10:02 ID:VSxUdQN6 No.2367
ここまで一気に話した栄二は、さすがに喉が乾いたようで、テーブルの上からコップを取り上げ、
半分ほど残っていた琥珀色の液体を一気に飲み干しました。部屋の奥では、八百屋の健介と金物屋
の篤が悠里の体に絡みついています。健介の男根が深々と悠里の股間に沈み、篤が悠里の乳房に噛
り付いています。悠里は両手両脚を激しく動かしてわけの判らない呻き声を発しながら、悶え苦し
んでいます。その側で、ソファーに深々と身体を埋め、金治が穏やかな表情を見せて午睡を楽しん
でいます。

栄二と加奈はそんな騒ぎとは別次元の世界に居るような様子で、栄二の話す恋物語の世界に入り込
んでいるのです。

「加奈さん・・、
あの時の僕はなんてバカだったんだろうと・・、
今でもその時のことを思い出すと、居ても立ってもいられない気持ちになる・・。

本来なら、その場で罵倒され、殴り倒されて当然なのに、金さんは僕の気持ちを労わるように、
言い聞かせるように、優しく、丁寧に説明してくれた。僕はたまらなくなって・・。
恥ずかしいけれど、泣いていた・・・」

加奈を見つめて話している栄二の瞳が濡れていました。加奈の瞳もまた潤んでいました。

「静香さんを愛していると言いながら、僕は自分のことしか考えていなかった。
それに比べて、金さんは・・・・、
金さんは本当に静香さんを愛していた・・。
その気持ちを抑えて、静香さんを僕に託してくれた。

静香さんの幸せのためなら、金さんは自身の気持ちを殺すことだって出来たのだ。
僕にはとてもそこまで出来ないと思った・・。

金さんの大きな愛情に僕は打ちのめされていた。
静香さんを愛することでも、とても金さんにはかなわないと思った・・・。
これ以上、静香さんの問題で金さんを悩ませることは出来ないと思った。
本当に辛いのは金さんだと思った・・。

それで金さんにそのことを伝えた。金さんはすごく喜んでくれた・・・」

栄二は加奈の瞳の奥を見つめながら語っています。栄二の瞳にも、加奈の瞳に涙が溢れていまし
た。

「これが最後だと前置きして、金さんは真面目な表情を作って、
僕に話しかけてきた・・・」

栄二を喫茶店へ呼び出した本題をいよいよ金治が切り出すつもりだと、緊張した表情を浮かべ栄二
は金治を見つめました。僅かに残っていたコーヒーを啜りこむように飲み干して、金治は笑みを栄
二に投げかけてゆっくり話し始めました。

「ここへ来る前、長い時間をかけて静香と話し合ってきた・・・。
最後に、栄ちゃんのことは忘れる努力をすると静香は約束してくれた。
それでも、きれいな思い出として心の奥に残して置くことだけは許して欲しいと・・・、
静香は泣きながら言った・・・。

勿論、俺も全てを忘れて・・、何も無かったことにして、
これからもこれまでどおり、栄ちゃんと付き合うつもりだ。

栄ちゃん・・、明日迎える奥さんを悲しませないよう、
これからは奥さんだけを愛して欲しい・・・、
これは俺と静香からのお願いだ・・・」

そう言って、金治は栄二の手を両手で握り締め、二、三度振りました。栄二は頭を下げ、金治の手
に額を押し付けていました。栄二の涙が金治の両手を濡らしていました。やがて、握り締めていた
栄二の手をゆっくりと解き、金治は立ち上がり、右手で栄二の頭を撫ぜ、背を向けて、店を出て行
きました。栄二はその場に立ち上がり、金治の後ろ姿に深々と頭を下げていました。


「それ以来、金さんとも、勿論、静香さんとも普通の付き合いだよ・・」

「いいお話ね・・・
金さんて・・、勿論、栄二さんもすばらしい人・・・
ヤバイ・・・、私・・、二人の虜になりそう・・・」

泣き笑いの表情を浮かべる加奈の瞳から涙が溢れ、頬を伝って、彼女の白い顎から水滴が滴り落
ち、白くて豊かな大腿部に落ちていました。


[27] フォレスト・サイド・ハウスの住人たち(その2)(44)  鶴岡次郎 :2013/05/16 (木) 11:23 ID:VSxUdQN6 No.2368
何を思いついたのか加奈が少し悪戯っぽい表情を浮かべ栄二を見つめ口を開きました。

「ネェ・・、
静香さんのこと・・、本当に忘れることが出来たの・・」

「・・・・・・・・」

栄二が困った表情を浮かべています。最初の女性で、すばらしい美人で、花柳界で鍛え上げたお
色気も、性技も凄いはずです。10年近くその体に取り込まれていた栄二が忘れることが出来な
いはずだと確信しているような加奈の口ぶりです。

「静香さんに出会ったことで、僕の人生は変わりました。
女性のすばらしさを教えられ、男にとって、どんな時でも女性は掛け替えのない人生のパートナー
であることを教えられました。

静香さんのことを忘れたと言えば、嘘になります。しかし、もう決して、静香さんとは男と女の
関係を持つことはないと言い切れます。
僕にとって、静香さんは女神そのものなんです・・・」

栄二は宙に視線を移し、恍惚とした表情を浮かべていました。そんな栄二を加奈がじっと見つめ
ていました。

突然、加奈が栄二に抱きつきました。そして、激しく唇を吸っています。バスタオルが落ちて加
奈の全裸があらわになっています。

〈私が・・・、静香さんを忘れさせてあげる・・・
静香さんにはかなわないかもしれないけれど・・、
私だって・・、私だって・・〉

言葉には出せない叫びを上げながら、加奈は栄二に抱きついたのです。加奈の中に静香への嫉妬
心・・、いや・・、対抗心が一気に芽生えているのです。女子力の強さでは誰と比較してもそん
なに遅れはとらないと自負している加奈です。静香を女神だとまで言い切って、まるで魂を抜か
れたようにしている栄二を見ると、メラメラと対抗心が燃え始めたのです。静香の身体で快楽を
教え込まれ、大きく育てられた栄二の男根を、加奈は自分色に染めるつもりのようです。

女の攻撃に押されていた栄二の右手が加奈の股間に延びています。加奈が両脚を一杯に開いて、
それを迎え入れています。そして、加奈の右手が、トランクスの中に伸び、男根をしっかり握り
締めています。もう・・、それはしっかり臨戦態勢を整えているのです。

加奈が自ら動いて床に横たわりました、栄二がトランクスを脱ぎ捨て、加奈の股間に身体を入れ、
一気に挿入しています。加奈の身体が弓なりに反っています。快感に耐え切れない加奈が悲鳴を
上げています。

ここからが勝負です、静香が仕込んだ閨の技が加奈をだんだんに高みに上げていきました。加奈
は獣のような声を出して、身体を海老のように曲げて痙攣を始めました。栄二には余裕が残って
います。女が乱れるのを見下ろしながら余裕で腰を動かしているのです。女を抱く時、それが妻
であっても、栄二は目の前の女の中に、いつも静香を描き出しているのです。それが習慣にまで
なっている栄二なのです。

加奈が臀部を絞って栄二の男根を強く締めました。加奈が得意にしている技です。この攻撃を受
けると加奈の夫は即発します。過去に加奈に接した男達もこの攻撃を受けると30秒と耐えるこ
とが出来ませんでした。この攻撃で栄二の夢が破れました。静香の面影が消え、苦痛の表情を浮
かべ、湧き上がる快感と必死で戦っている艶やかな加奈の顔が現われました。

優に180センチを越える栄二の体に対抗出来る豊かで大きな加奈の肢体にようやく栄二は気が
ついています。静香も、彼の妻も160センチに満たない女性なのです。170センチを超える
女性を抱いたのは加奈が初めてなのです。長い加奈の脚、妖しく男の身体を探る加奈の長い手、
全身を柔らかい女性の肌で包まれる喜びを栄二を感じ取っていました。全ての感触が静香とも、
妻とも異なるのです。それまでに感じなかった部分を刺激され、栄二はまったく新たな快感を加
奈から与えられていたのです。

栄二は加奈の体に没頭し始めました。その変化に加奈も気がついたようで、股間に男根を受け入
れたまま栄二の唇に噛り付きました。男根を膣に咥えられたまま、唇を奪われる経験を初めて栄
二は味わっています。その新鮮な感覚が一気に栄二を持ち上げました。頭が真っ白になり、痙攣
しながら、栄二は加奈の中で果てました。加奈も栄二に噛り付いたまま、悶絶しました。

部屋の一方の角では、悠里が篤と八百屋の健介に両方のホールを攻められて、大きな声を出し、
激しくうごめいていました。金治はと見ると、こんな淫靡な雰囲気の中で、あい変わらず一人午
睡を楽しんでいるのです。その様子を見る限り、今も語り継がれている「6人切りの大マラ男、
金治」の面影はありません。人の良い老いた魚屋の親父そのものです。


[28] フォレスト・サイド・ハウスの住人たち(その2)(45)  鶴岡次郎 :2013/05/17 (金) 12:59 ID:kNqTpeNs No.2369
栄二との一戦を終えた加奈は彼の精液を膣に入れたまま、のろのろと立ち上がりました。そして
部屋の隅へ向かって歩み始めました。それまで騒いでいた悠里と二人の男、健介と篤はさすがに
疲れたのでしょう、三人とも重なるように横になっています。床に横たわっている三人の男女の
間を加奈は注意しながら歩いています。はだしの足に三人が床に撒き散らした愛液がこびり付い
ていますが、加奈は気にも止めていません。そして凄い性臭があたりに立ち込めているのですが、
それも加奈には気にならない様子です。そして、金治の側へ行き彼の足元に跪きました。

金治はぐっすり眠っています。加奈は彼の男根に手を伸ばしました。当然のことながらそれは主
同様のんびりと休んでいます。それでも並の男が勃起した状態に近いボリュームがあるのです。
少し湿り気の多いそれを大事そうに持ち上げ、加奈は迷いなく口に含みました。金治への尊敬の
念と、それに連動した愛情を込めて加奈は男根を丁寧にしゃぶり続けました。やがて、それは
徐々に目覚め、加奈の口では咥えきれないほどになりました。金治もようやく眠りから覚めた様
子です。

「ああ・・・、加奈さん・・・
これは、これは・・・とんだことを・・・、
女に・・、いや・・、
女性にこんなことをさせて・・、失礼しました・・」

「フフ・・・、
良く寝ていらしたようだけれど・・、
金さんが欲しくなって・・・・
立派なコレが欲しくなったの・・・・、
フフ・・・・・・・・・」

男根を咥えたまま上目遣いで金治を見つめて加奈が微笑を浮かべています。寝ている間に男根を
弄られたことを金治は酷く恥じている様子を見せています。本来であれば、自慢の肉棒を振るって
果敢に女を攻め落とし、並み居る女を全て気絶させるのが金治のやり方なのです。それが、あろう
ことか、性交に疲れて眠りに落ち、男根を弄られても気がつかない醜態をさらけ出していたので
す。

「なんだか夢を見ていたようで・・・、
久しぶりに、前の女房が夢に出てきました。
もう・・、20年以上も前のことです・・・・」

素直な恥じらいを浮かべて金治が加奈に言い訳を言っています。

「前の奥様を思い出し、その夢をみていたのですか・・・」

「うん・・・、
彼女に優しくチ○ポをしゃぶられている夢を見ていました・・・
そして、気がついたら・・、加奈さんにやってもらっていた・・・
いい気持ちです・・・、未だ夢の中にいるようです・・・」

加奈のフェラに感じているのでしょう、金治は恍惚とした表情を浮かべているのです。金治の妻、
静香に対抗心を燃やして栄二を落とした加奈に男根をしゃぶられながら、金治は前妻にやってもら
っている夢を見ていたのです。加奈に前妻を重ね合わせていたのです。加奈からフェラを受けなが
ら、金治は夢の中で前妻と戯れていたのです。加奈はその話を偶然とは思いませんでした。

人が本能に忠実に行動すると、目に見えない糸が奇妙に絡まり合うことがあると、どこかで聞いた
ことがあり、加奈はそれが今、現実となって目の前に現われたのだと漠然と感じていました。前妻
の魂が久しぶりに加奈の中に蘇ったと加奈は思ったのです。そう思うと、より一層、金治が愛しく
思えてきたのです。金治もまた久しく忘れていた前妻を思い出し、目の前にいる加奈の中にはっき
りと前妻の面影を描き出していました。その思いは、「6人切りの金治」と呼ばれた金治自身を蘇
らせる効果もあったようです。加奈の口中にある男根が一段と大きくなり、女をひきつけて止まな
い、咽るような性臭を加奈に浴びせかけていました。加奈は一気に高まりました。


[29] フォレスト・サイド・ハウスの住人たち(その2)(46)  鶴岡次郎 :2013/05/21 (火) 10:37 ID:tTqIMMjQ No.2370
女の口から男根を抜き出し、金治が立ち上がりました。粘液が女の唇と男根の間に糸を引いてい
ます。久しぶりに、実に久しぶりに全身に漲る精気を金治は感じ取っていました。それはいきり
立ち、垂直に立ち、少し出っ張っている金治の腹にその先端部が張り付いていました。
うっとりした表情を浮かべ女が金治の表情とその分身に交互に視線を走らせています。強烈な性
臭を浴びせられ、味の濃い精液の走りを味わい、女も床に愛液を垂れ流すほどになっています。

金治は腰を屈め、跪いている加奈の顎に手を添え、彼女の唇に吸い付きました。そして、加奈の
口中に舌を押し込んだまま、ゆっくりと床に寝かせました。長い脚を開き、身体を入れ込み、一
気に男根を押し込みました。大きな男根が淫靡な湿った破裂音を発しながら、加奈の陰唇を掻き
分け進入しています。加奈の悲鳴が部屋中に響き、部屋にいる全員が何事かと二人の絡みを見て
います。

全盛期の金治をほうふつとさせる攻めでした。貫かれ、四肢を男の体に絡め、女はただ絶叫し続
け、最後には声がかれて、呻き声だけを発していました。最高に膨張した男根は加奈の陰部を破
壊し尽くしました。そして、最後に金治が声を絞り、全身を震わせて精を吐き出すと、女は怪鳥
のような悲鳴を一声発し、痙攣しながら絶命しました。まさに絶命したかと思わせる様子です。

金治が加奈の身体から離れ、ゆっくり立ち上がりました。股間の業物がダラリと垂れ、先端から
糸を引いて愛液が垂れ、加奈の股間と繋がっています。長い四肢を投げ出し、加奈は完全に気絶
しています。これ以上は開かないと思えるほど大きく開かれた両脚の間に、男根が抜け出た股間
はポッカリと口を開き、そこだけが別の生き物の様に収縮を繰り返し、粘液を吐き出しているの
です。

部屋の中から期せずして拍手が湧きあがりました。伝説の男、金治の勇姿が蘇った瞬間をそこに
いる全員が見届けていたのです。

首をうな垂れ、軽く手を上げて拍手に応えた金治は、よろよろと歩きソファーにたどり着き、く
ずれるように身を投げ出しました。そして、眼を閉じ、動かなくなりました。全力を出して戦い
抜いた戦士は肩で大きく息をしながら座っています。もう・・、何をする気力も体力も残ってい
ない様子です。

加奈が四肢を開いたまま、汗にまみれた豊かな身体を床に投げ出しています。時々、四肢を痙攣
させ、快感の余韻なのでしょうか、男根で突き上げられた子宮が元の位置に戻る痛みになので
しょうか、時々低い呻き声を出しています。それでも加奈の股間は男根を招き寄せるようにうご
めいていますし、四肢は男の身体を捜すように揺れ動いているのです。彼女の様子を見る限り、
もう一人や二人を相手に戦うことが出来そうに思えます。


夕暮れが近づいた頃、二人の女と四人の男はカラオケ店の前に立っていました。六人とも気だる
い、それでいて壮快な気分に浸っていました。先ほどまでの激しい性交の疼きが、あの感触が、
各人の性器にまざまざと残っているのです。別れを惜しむ6人はなかなかその場を離れようとし
ません。笑みを浮かべて立ち話を続けているのです。二人の女はこの店の近くに在るFSハウス
の住人であることを白状しました。彼らなら住所を知られても問題ないと判断したのです。

「それなら直ぐ近くだね・・・、
俺達の商店街へもぜひ来てください、サービスしますよ・・」

「ハイ・・、必ず行きます・・」

「アッ・・、その時、今日のことは女房には内緒に・・、
お願いします。これでも上さんが恐いのですよ・・・」

「さあ・・・、どうしょうかな・・・、言っちゃうかも・・、
皆さんのアレがとっても、すばらしかったと奥さんに言うかもしれないよ」

「それだけは勘弁してください・・、このとおりです・・」

男達が慌てて、かなり本気になって頭を下げています。

「嘘よ・・、嘘・・、
大丈夫だから、あなた方も、私達のことは忘れてちょうだいね・・、
街で会えば、お店のお客と店主の関係だからね・・」

「それはもう・・・、
加奈さんのヒラヒラの陰に小さな黒子があるとか・・、
悠里さんのアソコの毛が綺麗に刈り揃えてあったことなど・・、
決して、言いませんから・・、アハハ・・・・」

「嫌だ・・、スケベ!・・
では・・、もうここで会うことないと思います。
さようなら・・・、本当に楽しかった・・・」

男達と女達は名残を惜しみながら、夕暮れが迫ってきた街へ、それぞれに消えて行きました。


[30] 新しいスレへ移ります  鶴岡次郎 :2013/05/21 (火) 10:44 ID:tTqIMMjQ No.2371
新たに章を立て、新スレを立ち上げます。  ジロー

[31] Re: フォレスト・サイド・ハウスの住人たち(その2)  たけし :2017/04/13 (木) 03:52 ID:1tgNE5RM No.2986
男女の素晴らしさが浮かんでいます。

[32] Re: フォレスト・サイド・ハウスの住人たち(その2)  にせ医者 :2017/04/14 (金) 16:34 ID:jz1kypKQ No.2987
この話は以前読んでいて面白かったです。
続くのですね。
楽しみです。


[33] Re: フォレスト・サイド・ハウスの住人たち(その2)  たけし :2017/05/03 (水) 13:08 ID:sWB1eP72 No.2997
全てに、さすがです


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